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┗451.【非募集】深い森のその奥で8(962-971/1000)

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962 :アグマ
2024/06/05(水) 21:48:04


……、……なるほど
ディラの血に生かされたのか、私は

(フロストに言われて改めて思い返してみるとディラの異常な治癒能力、食事を取って寝ればすぐに治ると豪語し次の日にはケロッとした様子で言った通り完治してみせる姿を思い出し顔を顰めて。初めは人間離れした能力に驚いていたがいつしか気にすることもなくなっており、しかし今回ディラの血を飲んで怪我の治りが早まり知らないうちに命を救われていたらしいと聞くとそばで獣人を撫で回す姿を横目で見つめて。続けてフロストの推察やディラの過去について触れられると興味津々にフロストの肩を力強く抱き。)

ほう?
ディラの過去とは興味深い……落ち着いたら聞いてみるか

ギー「んん、……話、わから、ない
ディラの、話?」

(アグマの力強い腕に引き寄せられて顔が近づき、同時にフロストとアグマの会話の内容に首を傾げて。)

レーヴェン「くぅん………、んびゃうッ!?ぅ、ぐうぅ……!」

(フロストに向けて前足を伸ばし気を引こうとした瞬間突然身体を抱き寄せられ目を丸くして。抵抗する間もなく毛並みをわしゃわしゃと撫で回されては前足で人間の胸を押し、しかし爪を立てたらまた人間を怖がらせてしまう、それにフロストとギーを悲しませてしまうと肉球を胸に押し付けるだけになってしまい。)

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963 :フロスト
2024/06/05(水) 23:23:00

痛い!わ、私は付き合いが長いからたまたま聞いて、それをなんとなく覚えていただけだ。貴様だってどうせなら本人から聞いた方がいいだろう!?
(まぁディラが今でもあの話を覚えているかは疑問なので、自分が過去の記憶を元に補足してやる必要はあるかもしれないが。強すぎる狼男の手の力に悲鳴をあげ、もう嫌だと愛しい番にしがみつき)

ディラ「なんだよ、フロストじゃなきゃヤなのか?俺の方が強いしお前とも遊べるぞ?」
(黒い獣は遠慮がちな動きしかしなかったがそれでもなんとなく嫌がられているのはわかり、自分ならそんな手加減せずとも全力で攻撃してきても遊んでやるのに、何が不満なんだと不貞腐れて獣の顔を覗き込み)

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964 :アグマ
2024/06/06(木) 00:17:37


む?
別にお前からでも構わんが
……だがまぁ、そうだな
ディラのことだ
過去のことなど忘れているか、私には話したがらないかもしれないな

(まだ渓谷までは長い、それに敵が潜んでいる可能性もあるため過去の話は落ち着いてから聞こう、と結論づけ会話を区切ろうとしたが、フロストの言葉で考え直し。ディラから話を聞くつもりでいたが考えてみればディラが自分に昔話を披露するだろうか、そもそも過去のことを覚えているのか、と疑問を覚え、それならばフロストから聞いた方が早いのではと期待を込めて見つめ。)

ギー「がぅ、……アグマ、フロスト、離す……!
れ、レーヴェン…!」

(何故だかアグマが期待を込めた視線をフロストに送ればむ、と唇を尖らせて不満を顕にし。しかし逃げるようにしがみつくフロストにすぐさま人型になってフロストを守るように抱きしめ返すとこれ以上触るなと威嚇して。同時に背後から聞こえるレーヴェンの鳴き声に目を丸くして振り返り、ディラに抱きしめられ撫で回される姿を見ながら困り顔でレーヴェンの名前を呼び。)

レーヴェン「あゔぅ……、……?
………んびゃうー……」

(むにむにと胸元を押して腕の中から逃げ出そうとするもののこちらを見つめる人間の表情が何となく不満気なことが分かり。つられて首を傾げながらおずおずと人間の膝に座ると、人間の肩や手など血が固まってかさついた傷口に鼻先を寄せて。)

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965 :フロスト
2024/06/06(木) 22:49:01

私だって若い頃に一度聞いただけなのだから、うろ覚えだぞ?........昔、まだ私と出会う前、ディラは食べ物を探して森に出て、一人の旅人に出会ったらしい。焚き火の前に座ったその人は、一匹の死んだ兎を抱いていた。街より危険な森に出るくらいだから、当時のディラはかなり空腹だったのだろうな。旅人はディラに腹が減っているのかと問い、ディラは勿論頷いた。旅人は「最後に誰かの助けになれたなら、きっと彼女も喜ぶ。彼女は人助けが好きだったから」というようなことを言っていたらしい。そして兎を焼いて貰って、食べた
(この話は、そしてこの推測は、獣人である彼らにとってあまり愉快な話ではないだろう。当時は気のいい旅人もいたもんだとしか思わなかったが、今となっては全く違う意味に思える内容に少し声のトーンを落とし)
当時まだ子供だったディラは兎一匹で満足したが、旅人が「明日もここに来てくれ。食べ物を用意しておくから、君に、是非食べて欲しい」と言うので、次の日も同じ場所に行った。しかしそこに旅人はおらず、黒い兎の死体が焚き火の側に落ちていた。ディラはそれも焼いて食べた........。ここからは私の推測に過ぎないが、恐らくその兎も旅人も獣人で、彼らは番だったのでは?番の後を追ったのか、それとも単に寿命だったのか、細かいことはわからないが.......そうして、血の数滴でも効果のある生き物を二匹も食べたらどうなるかという結果が、これなのではないか......と、私は考えている

ディラ「んー?もう痛くねーし問題ねーよ」
(三人が何やらこそこそ話している内容は聞こうと思えば聞こえるが大して興味もなく、今はそんなことより目の前の珍しい生き物だと、流石に完治はしていないがすっかり血の止まった掌の傷を見せて笑い)

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966 :アグマ
2024/06/06(木) 23:42:15


(暑苦しくギーにくっついたまま話し始めるフロストの声に聞き入り、併せてフロストの推察を聞けばなるほど、と小さく頷きながらちらりとディラの様子を窺い声を潜め。)

………恐らく、お前の推察通りだ
獣人の肉を二体分食った人間など聞いたことがない
身体にどんな影響があるか想像もつかん
……治癒能力に加えて、身体能力や危機察知能力も人間離れしているのも関係しているかもな

(わざわざ人間に食わせる辺り自分の血の力を知らなかった可能性もあるが仮に知っていたとしたら質の悪い草食獣だと顔を顰め。獣人二体分の血肉を短期間で取り込んだディラの身体に人間離れした力が宿っている、そのおかげで自分は命拾いした、という可能性に顔を顰めたままフロストを見やれば漸く肩を抱く腕を解いて再び獣姿になり。)

レーヴェン「……」

(差し出された掌の傷に鼻先を寄せて匂いを嗅ぐとほんの少しだけ美味しそうな匂いがして首を傾げて。そこでふと、人間は食べられるのだろうか?という素朴な疑問が頭を過ぎれば瞳を大きく開き、恐る恐る掌をぺろりと舐めてみて。)

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967 :フロスト
2024/06/08(土) 10:09:03

良くも悪くも気にしない奴で幸いだったな。
.......本人には言わなくていいだろう。これ以上無茶をするようになっても困るし.......あいつは化け物みたいではあるが、「人間」だ
(果たして旅人は、死してなお番と共にいたかっただけなのか、それとも受け継いで欲しかったのか、或いは何かしらの悪意があったのか。思いはともかくとして、結果的にその行為は1人の子供を化け物へと変えた。普通の人間なら人生が崩壊してもおかしくないのだが、幸い本人は悩むどころか全く気付いてもおらず、結局それが1番平和なのだから、そのままでいいのだろう。ディラは嫌いだがその血を利用するつもりも、わざわざ教えて人生に波風を立ててやるつもりも、今はもうなく。話は終わりとばかりに愛しい番の毛並みを抱き寄せ)
まぁ言ったところで、馬鹿だから大して気にしないだろうし、そもそもこの話自体、ほとんど覚えていないだろうけどな。たまたま私が覚えていた、嘘か本当かもわからない話。それだけだ

ディラ「腹減ったのか?人間の味覚えたらろくな事になんねぇから、強くなるまではやめとけよー?」
(下手に人間を襲うようになれば狙われてしまうが、それすら跳ね除けられるほど強くなれば関係ないのだから、少なくとも今はやめておけとしか言わず。やや嫌がってはいるものの大して怯えていないこの獣も気に入り、存分に撫で回して毛並みを堪能し)

カイン「..........」
(そろそろ陽も傾いてきた中、フロスト達は難しい話をしているようだし、今日はこれ以上進まないかもしれない。枝を集め静かに焚き火の準備をしながら、もう長く会っていないような気さえし始めた馬を思い、自分達が進む先の暗い森を見つめ)

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968 :アグマ
2024/06/08(土) 11:51:52


…………あぁ

(どうやらフロストはこのことをディラに伝えるつもりはないらしい、というよりディラの性格からして伝えたところで何が変わるわけでもないだろうと同意するよう頷いて。もう会話は終わったとばかりにギーに抱きつくフロストを見れば身体を起こして辺りを見回し、そろそろ狩りに行かなければ食いっぱぐれてしまうとギーを振り返り。)

いい話を聞けた、満足だ
さぁギー、狩りに行くぞ………あいつは来るのか?

ギー「んん、……!
ん、狩り、行く
レーヴェン、来ない、狩り、苦手」

(難しい話も一段落ついたのかぎゅう、と抱きついてくるフロストに額を擦りつけ甘え、同時にアグマに狩りへ行くよう声をかけられるとフロストの頬をぺろりと舐め上げてから立ち上がり。レーヴェンについて問われると正直に狩りが苦手だから来ないと伝え、しかし今のところディラに構われているため心配はなさそうだと尻尾を揺らして。)

レーヴェン「………、……びゃう………ぅるる…」

(掌についた血を舐めてみると狩猟本能なのか瞳孔を開いてじっと掌に見入り。しかしそれを遮るようにわしゃわしゃと毛並みを撫で回され穏やかな声色で話しかけられればはっと我にかえり、この人間も自分のことを襲わないし好奇の目も向けない、次第に身体に触れる手の感触に目を細めながら喉を鳴らして逞しく胸元に額を押しつけて。)

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969 :フロスト
2024/06/08(土) 22:34:57

いってらっしゃい、ギー。あまり無茶はしないようにな?
(鼻先を触れ合わせて最後に頬を寄せてから身体を離し、自分はこの辺りで使えそうな物を探すことにし。といっても森の中はもうそれなりに薄暗いので無茶をするつもりはなく、相手にも無茶をしないように念押ししてから一先ずディラの方に移動し)
お前は、本当に獣人に好かれるな。街の犬猫には蛇蝎の如く嫌われてたのに

ディラ「るせぇあいつらが弱過ぎるだけだろ。こいつも弱ぇけど.......そのうち強くなりそうだな。と、お前はそれ以上行くな。明日の朝乗ってった方がぜってー早い」
(先程自分の血に興味を示していたのには気付いていて、そのうちもっと凶暴になるだろうと笑い。今日の狩りは獣人達に任せることにし、黒い獣を撫で回しながら振り向きもせずに使用人に釘を刺し)

カイン「!?ぁ、は、はい........」
(出来れば休むなどせずに、このまま進みたい。駄目なら自分だけでも走って行きたい。その思いを口に出したわけでも一歩踏み出したわけでもないのに主人に声をかけられ、ビクッと大袈裟なまでに身体が跳ねてしまい)

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970 :レーヴェン
2024/06/08(土) 22:59:10


ぅるるる………!んみゃぅ、がぅ……、……?

(逞しい胸元に額を押しつけてされるがままになっていたものの遠ざかっていく足音と近づいて来る足音とを聞いて顔を上げて。狩りに行ったのかいなくなってしまったギーと大きな獣人、代わりにフロストがそばにやって来ればぱあっと表情を明るくして立ち上がり、フロストの腹部や胸元にぐいぐいと顔をすり寄せて甘え。しかし同時に背後で何かしていたらしい人間が視界に入るとそちらをじっと見つめ、先程怯えさせてしまったことを思い出すと人型になってフロストの背後に隠れて。)

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971 :ディラ
2024/06/08(土) 23:37:19

お前の方が好かれてんなやっぱり。っつーかなんでマッパ?
(フロストが来ればすぐそちらに行ってしまった黒い獣に不満げな顔をするも、あっという間に子供の姿になった事、というよりその姿が裸だった事に多少驚き)

フロスト「むしろ服を着た状態で姿を変えているギー達の方が不思議だろう。レーヴェン、どうかしたのか?」
(もうすっかり慣れてしまったので深く考えていなかったが、どちらかといえば彼らの方が不思議だと今更に思いながら突然隠れてしまったレーヴェンを宥め、少しでも身体を隠そうと緩く抱き締め)

カイン「!?ぁ、あの.......そのままでは寒いでしょうし、もしよろしければ......」
(自分も主人と同じく突然裸の子供が現れた事には驚いたが、そんな姿では寒いだろうと、自分の服を脱いでフロストの方に差し出し。身長差があるので上の服だけで大事なところまでは最低限隠れるだろうし、自分もこの気温なら上半身は肌着だけでも大丈夫そうだと判断し)

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