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スレ一覧
┗濁血の媾合(1-10/70)

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10 :ユースタス・“キャプテン”キッド(ONE PIECE)
2012/02/21(火) 21:04





標的を騙し、周囲を騙し、自分を騙し。

三つ揃える迄、嘸苦労したろう――…で。己に枷を嵌めて手に入れた自由は、本当に自由と呼べる代物だったか?

逃げる事すら忘れた憐れな人間、御前が涎を垂らして羨望しようと誰も自由は与えて遣れねェんだ。



>可哀想に。
御前は一生気付かなかったに違いない。

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9 :トラファルガー・ロー(ONE PIECE)
2012/02/21(火) 21:03

どうやら"普通"に振る舞うことを望まれているらしい。
あいつが言う普通は、与えられる愛情を曲解しないで受け止めて、おれの心が感じる儘に素直にあいつを愛せ…要約するとこうなる訳だが、どこから突っ込めば良いのか考えるだけで頭が痛い。

ああ面倒臭ェ…。我が強いのが嫌ならペットでも飼えって話だろうよ。
あとそれと。おれがあいつを愛してると微塵の疑いも無く思われてるのが堪らなく不愉快なんだが。

………淫乱ピンクの癖に余計なところで鋭くて困る。

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8 :トラファルガー・ロー(ONE PIECE)
2012/02/21(火) 21:03





釣った魚は旨かったか。其れは結構――喰われた身としては光栄至極…とでも言えば満足か?

次は毒肝を喰い散らせ。毒に溺れて土に沈め。手前の腹ン中、半分位溶けた眸で手前が朽ちる様子を見て居て遣るよ。
グズグズに腐り切ったら何時か、ひとつの花に成ろう。手前の憎悪も絶望も、消化された此の躯で良いなら全部受け止めて遣る。花は―…冗談みてェな白が良い。新緑の葉に茎。根は如何にもな朱だ。

風に揺られて雨を歓び、昼は陽を浴びて夜は大地の息吹を感じよう。平和に厭きたらもう一度死ぬんだ。今度は間違い無く一緒に逝けるから屹度怖くねェ。…保証は無いが俺が居る。

>俺を有り触れた栄養何かに使わねェで、腹の中で大事に飼うと良い。毒が回る其の瞬間迄。

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7 :ポートガス・D・エース(ONE PIECE)
2012/02/16(木) 18:45





行く手を塞ぐ理性を越え、暴れる血を以て舵を取る。便所同然の柩に詰め込まれた事を忘れた日は無かった。
上下左右御構い無しに揺れに揺れる床を蹴飛ばした。奇妙に冷えた憤怒を腹に宿し、見据える先に在るのは幾千の歪んだ笑顔。鞘に刺さったナイフは兇刃に化けて、脂肪だらけの肉鞘に刃を納める。千も万も繰返す。


ナイフが駄目になると、パイプで、花瓶で、石で殴り殺した。
鋏、硝子、オイル、マッチ、拳銃、落ちてる物は全て使った。


――…嗚呼、"俺"は生きている!


>そんな夢を見た。小さいおれが狂ってた。
>暖かい掌に濡れてないはずの頬を拭われ、意味はねェのにそれが心地よかった。


―――ああ。おれは生きている。

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6 :トラファルガー・ロー(ONE PIECE)
2012/02/16(木) 18:45





>骨が軋んで痛んだ頃
躯の成長――或は老化――に付いて行けなく成ったガキの自分を、メスで抉り出して狭い部屋に仕舞い込んだ。アレは膿で、癌で、幼い癖に老廃物だった。
餌も与えず、見えない場所で頑なに放置を続け、其れでも死太く藻掻く気配を何処かで感じ……俺は安心して居たのかも知れない。居るのが当たり前だと安心し乍何時しかガキの存在を忘れ、心の底で何時でも呼び出せると想い込んでいたに違いねェ。今考えれば、呼び寄せる日は来ないとも想っていたような気がする。

>ガキは死んだ。否、消滅していた。
軈て怯えていた日が来てしまった。有り勝ちな話で、大事なものを失った。磨り減った心を癒すのに必要な物が出来た。
其れはガキが持っている筈だと思い出し、部屋を覗いたら蛻の殻。伽藍堂の中立ち尽くし何の感情も抱けない儘確信だけが浮かんだ。俺はもう二度と__ないのだ、と。


ガキを呼んでも返事は無い。
ガキは死んだ。俺が殺した。


>あの時切り取ったのは、膿で、癌で、老廃物で…――血肉の一部だった。

死んだ事を知るのと同時に、俺は人間に成ったと自覚した。磨り減った心に、抉った古傷が酷く染みた。滴の代わりに漏れ出るのは渇いた笑いだけだった。

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5 :モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)
2012/02/16(木) 18:44

バカみてェに同じところで何回もぶつかって、ケガして、泣いてるおめェ見てると何でか知らねェけど腹が立つんだ。

もう良いからそのまま座ってろ。おめェが壊せねェなら、おれがその壁ぶっ飛ばしてやるからよ。手伝いとかいらねェし黙って見てろって、足手まといだ。


その代わり!帰ったら死ぬ程食うから覚悟しとけよ!!んで、メシ食ったらまた一緒に冒険しよう!
――嫌なんか言わせねェ、シシシッ!

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4 :ユースタス・“キャプテン”キッド(ONE PIECE)
2012/02/13(月) 02:57





雲の上に住人が増える毎に、雲の上は蒼天、地の上は曇天――…太陽が懐かしいと地で嘆く輩も又次の憐れな罪人なら、おっ勃てた中指を神様気取ったクズに突き上げりゃァ、弔には充分だろうよ。


>命と宝の奪略だけが唯一最期にしてやれる求愛だった。
>甘言代わりの悲鳴、酒と花と指輪代わりの血、屍、金銀財宝エトセトラ。


髑髏の下に歪んだ鬼の面を隠し腥い赤を頭から浴びて、想う事は一つ……目指すは王の座――其れだけだ。

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3 :ユースタス・“キャプテン”キッド(ONE PIECE)
2012/02/13(月) 02:56





何百年も絶対と信じられてきた常識が疾うに形骸化してるのは明白な癖に、誰も彼も見て見ぬ振りときた。

"端から決め付けられた正義と悪、貴族と下賤…其等の境界を越えては為らない"――…馬鹿が、違うだろうが!

>手前の頭で善し悪し判断出来ねェなら、信じる行為は只の惰性だ。

食って寝る為だけに生きる糞野郎は死ねば良い。一概には言えねェが、私腹を肥やす豚共の方が余程"信念"を辨えてるぜ。

>命の価値は魂次第…安い生に何の意味が在る、

殺し甲斐の無ェ木偶め、手前に云ってんだ。

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2 :ポートガス・D・エース(ONE PIECE)
2012/02/13(月) 02:56





>――…女譲りの斑点隠し、
睨んだ鏡の向こうに見付けた面影は連鎖の憎悪を掻き立てるには充分過ぎた。

滓に成る迄焦がしてェのに、生憎"炎"は燃やせやしねェ。渋々諦めた死の代わりに此の世で一番下らねェ由来を持つ生に縋れと叫ぶ声は彼方か此方か。

遂に耐えれず目障りな鏡を破った――ら、広がった世界は眩しくて、何処ぞに浸った眼にゃ一寸辛い。
意志に反し落ちる雫は気が付きゃ大降り、染み渡る雨に胴乱流れて酔狂も仕舞い。結果は誰もが歓ぶバットエンド。

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1 :海馬瀬人(遊戯王)
2012/02/13(月) 02:55




>18禁
>暴言、微グロ、同性愛、等々少々

>>58,00 (ファンコール)

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