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┗Lost Time(1-10/14)
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10 :
ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
2016/03/16(水) 02:36
……ちくしょう、以前見たのより具合の悪い夢だった。内容は、書き残したくもないな。なんの影響であんな夢を見るんだか…。
…夢占いの本。確かモニカが持っていた…はずだ。ああいうのを信じるわけじゃないが、自分の中身を把握する切っ掛け程度にはなるとは思っている。あんな具合の悪い夢、いつまでも見続けていたら寝覚めが悪いってものじゃない。
> ─━─━─━─━─━─ <
作業机に置いた時計が、狂っていた。おいおい嘘だろう。
はぁ……俺のものを直したって金にはならないんだぞ、分かっているのかお前。
> ─━─━─━─━─━─ <
たいして味に拘りなんざ持っちゃいないし、酔えればそれでいい。粗末な酒だろうが余程じゃなきゃあ構いやしない。もちろん外に行きゃ美味い酒は飲めるだろうが。
…あー…、うまいなぁ。
肴にしようと色々買い込んだってのに手が伸びない。んー…別にいいか。
……ははッ…、なにしてんだろうなぁ?…俺は。
>___page.10
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9 :
ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
2016/03/16(水) 02:36
ここ最近冷え込むかと思えば今日の温さは一体なんだ…?季節の節目とはいえ寒暖の差に身体がどうにかなりそうだ。
今日も変わらずあいつの採取に同行したわけだが行く先々晴天続き、微かに目眩がした。成果は上々だったようで何よりだが何せ疲れた。「お疲れ様」と手渡されたドロップは甘いんだかしょっぱいんだか判別付きづらい味がした。……なぁソフィー、この味付けは故意なのか?
…ああ、疲れた。今夜は何の夢も見ずに眠り続けたい。
>___page.9
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8 :
ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
2016/03/16(水) 02:35
>……?
(本棚って言うのは、すぐ取り出せるようにしたいもんだが。此処じゃ索引のような扱われ方が主流なのか…?)
…余所の本を読むのは、まぁ嫌いじゃない。俺には書けそうにもない、それが惹かれる理由だろうな。
縁もゆかりもない誰かの文字に感銘を受けたりもする。読み終わると途端に虚しくなったりもする。本ってやつは、受動的なくせに何かを与える事には積極的だ。…ああ、ソフィーのとこの本は別だ。あれほど積極性を押し出した本を俺は他に知らない。
…今日もどうせ店は暇だ。
エリーゼの店で適当な本でも見繕ってくるか。
>___page.8
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7 :
ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
2016/03/14(月) 08:57
季節毎の催しに固執しなくなったのは此処数年の話だ。ホワイトデー…?ああ、あったなぁ、そんな行事も…。生憎俺はチョコレートなんてもらって…
>……あのしょっぱい焼き菓子の見返りを渡せって言うのか。
……錬金術ってのが、どういう手順で菓子を作るのか俺は知らんが、あいつが作るより美味く焼ける自信はある。作ってやりはしないが。
>___page.7
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6 :
ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
2016/03/14(月) 08:56
容姿の整った男だった。
仕事を持ち込んで来るでもなく足繁く店を訪れては大した持て成しもしない俺の話し相手をして帰る。稀に…俺が作業をして居る所に出会すと日を改めて出直して来る律儀な男だった。再三再四訪れる客の顔だ。さすがの俺でも憶えるし、愛着も湧くもんだ。昔飼って居たペットに似ているだとかそんな理由で、…いや、それが全てで無いにしろ、男は店に顔を出し続けた。
…見た目こそ端正に取り繕った男だったが、あれは形から入るタイプなんだろう。お世辞にも落ち着きがあるとは言えない男だった。ただ懐は広く、人に好かれる雰囲気を持って居た。こんな寂れた店に通わず、向かいのカフェにでも顔を出せば一躍持て囃されただろうに、と俺は常々口にした。良い返事はされなかった。
偶然立ち寄ったカフェで、マスターから噂話を買った。
どうやら今は、大事にしたい相手が出来たらしい。
あれから男が店に訪れたことはない。
>「…ああ、よかったな。」
何時だか男が言った通り、俺は口にした。誰かのために祈りなんて捧げやしないんだが、常連の誼だ。
幸せになれよ。
>___pape.6
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5 :
ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
2016/03/14(月) 08:56
…さて、下準備はこれくらいか。手控えを持つのは相当久しいから、何をどう綴ったものか。俺は特別文章を練ることが得意なわけでもないからな。これを始めるにあたり閲覧できる手記を適当に見て回ったが…よくもまぁ、皆々様はあれだけ見好い文章を残せるもんだ。
これは雑記だ。
>ああ、要するに暇つぶしだ。
誰かに届けたい大層な想いがあるわけでもない。当然、残したいと思う時間を過ごしているわけでもない。無駄に過ぎた時間の、落書き、走り書きだ。
…続くとは思えん。まぁ、俺の暇潰しだからな。俺が筆を置けばそれまでって話だ。誰かに迷惑をかけるもんでもない。
精々良い暇が潰せるように期待するさ。
>___page.5
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4 :
ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
2016/03/14(月) 08:09
それは大人しそうで素朴な娘だった。外はまだ白んで薄暗い。営業時間外に人のことを叩き起こしてまで一体何の大仕事を持ち込んで来たのかと思えば、それはなんてことのない時計の調整だった。
問題なく動き始めた時計に満足したらしい娘は礼を言い上機嫌で帰って行ったが、俺は労力以上の疲労感を覚えていた。もう一眠りするには明るい外に頭を痛めながら、俺は作業机に伏せて仮眠を摂った。
暫くもしないで、店の入口からひっきりなしに音が鳴り始めた。叩く音は次第に遠慮も容赦もなく強く大きく響き出し、見ればそこに立つ人影はさっきの娘のようだが。
>どうしてどうしてどうしてすぐに開けてくれないのさっきは助けてくれたのにどうして見捨てるの
…ああくそ、目覚めの悪い夢を見た。
>___page.4
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3 :
ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
2016/03/14(月) 01:09
>___page.3
(?)
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2 :
ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
2016/03/14(月) 00:01
//___Preface.
1PL雑記
半完虚構混在
>※閲覧自己責任
交流可
> 乱入可(表記必須)
(pass:0000)
> ─━─━─━─━─━─ <
//___main.
>ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
//___sub.
(?)
> ─━─━─━─━─━─ <
>>3 本棚予定
>___page.2
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1 :
ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
2016/03/13(日) 09:12
//___Preface >>2
//here___>>>1416
>___page.1
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2 :
ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
2016/03/14(月) 00:01
//___Preface.
1PL雑記
半完虚構混在
>※閲覧自己責任
交流可
> 乱入可(表記必須)
(pass:0000)
> ─━─━─━─━─━─ <
//___main.
>ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
//___sub.
(?)
> ─━─━─━─━─━─ <
>>3 本棚予定
>___page.2
3 :
ハロル・ジーメンス(ソフィーのアトリエ)
2016/03/14(月) 01:09
>___page.3
(?)