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┗付箋と栞だらけのネタ帳(121-130/234)

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130 :沖/田/総/司(薄桜鬼)
2012/10/23(火) 23:56

この日……前の日、でもあるのかな?
少し手空きの時間潰しに、部屋に居た時に会った風間に向けて。
多分見てないだろうけど、この日はどうも有難う。とても充実した一時を過ごせたよ。話の中身はそんなに面白おかしい空気でもなかったのは……まぁ、僕とあんたの組み合わせなんだから仕方無いよね。あの後は、ちゃんと夜道に気を付けて帰っていけた?まさか迷子に、なんて。
時間が時間だったし、そういう気分でもなかったけど、また縁があるかもしれないその時は御茶や菓子じゃなくて僕達らしく刃で出迎えてあげるよ。だから精々、後ろから誰かに刺されないように気を付けなよ。
#(改めて、感謝を此処に)

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129 :島/田/魁(薄桜鬼)
2012/10/19(金) 21:58

>(黎明録土方ルート準拠、捏造有りの為閲覧注意)

(回避)>>128




北上の小休憩中、ふと懐かしく見覚えがある姿を見付けた。

何故此処に、と思ったのは一瞬。直ぐに理解する。
鳥/羽伏/見の戦で――船上で命を落とした「彼」の為、だ。
二人は仲が良かった。初めの頃は諍いもあったが、いつしか無二の友のようになっていた。

何時、また二人で話す機会があったのかは分からない。しかし、二人の中で掛け替えの無い約束が交わされたのであろう事は分かる。

副長――いや、今は副長ではなかった。土方さんは、彼の存在に気付いているのだろうか。そう考えて、直ぐに気付いているだろう、と思い直す。

>「京に居た時は下っ端の奴等なんざ碌に覚えちゃいなかったが……今は、誰一人欠けずに覚えておきてぇ」

何処でだったか、不意に俺にあの方はそう話してくれた。穏やかな、けれども何処か覚悟し切ったような顔で。
京に屯所を構えていた時も、平隊士の名前を全て覚えていらっしゃった程だから碌に覚えていなかったというのはただの謙遜だと思うが、後半の言葉は確かな本心なのだろう。

声を掛ける事は無い。彼の方も俺の事は避けるだろうし、彼の「傷」に触れる事は良くない。
ただ、それでも嬉しく思った。
嘗ての新/選/組を知り、此処まで来た者はあまりにも少な過ぎた。誰も彼もが組を離れ、その命を散らしていった。そして、局長でさえも。

彼が抱える思いは、俺達とは違う。けれども、向かう先は同じだろう。
この「誠」の旗の、行く末へ――。




(回避)>>128

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128 :バルド・ジ・アラン・アルヴァトロス(ブレイクブレイド)
2012/10/16(火) 23:56

王都を去り行く彼の顔付きが、初めて出会った時の表情に少し重なったように思えたのは、やはり私の思い違いだったのだろうか。彼の背を見ながら呟く陛下の御言葉に、我に戻る。

デルフィングの解体と共に決まった彼の除隊。
去り際に交わした握手と共に告げられた脆い「約束」の言葉に、私はこう返した。

――これで良かった。

口に出した言葉は彼を慰めるものとしてではなく、私自身に対する言い訳として響く。
多分、本来無関係である筈の彼が苦しむ事や戦争から離れる事よりも、「また」失う事が無くなる事への安堵からだったのだろう。そうしてまた、彼とあいつとを重ねてしまっている事に気付く。

敵を救うのは酷く難しく、その為に味方を救おうとした数以上に失う事になる。
まだデルフィングに乗って日が浅く、戦闘も重ねていない彼に私が言った言葉が思い出される。
あの言葉は嘘ではない。私も若い頃に、仲間や部下を何人も失って来た。だからこそ、敵に情を掛ける事など今はしないようにしている。それを抜きにしても味方を、部下を失う事もあるのは戦争の条理のようなものだ。
……だが、分かっていても、いや、分かっていた上で――私はそれ以上の誤ちをして、本当なら何より大切にしなくてはならないものを失った。それは戦場で、と彼に教えた、そういった生温い甘さですらない。

何も戻りはしない。充分過ぎる程、分かり過ぎて、そして遅い。
本当は、これで良い筈が無い。だが、別れ際の彼が出会った時に戻ったように見えたのが私自身の願望からだったとしても。
そう在って欲しいと願うのは、偽りではないと思っている。

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127 :“武蔵”&酒/井・忠/次(境界線上のホライゾン)
2012/10/12(金) 23:32

……おや、今日も歌われているんだねぇ。

>「武蔵歌、ですか。――以上」

そうそう。しかも、ちゃんと原版だ。珍しいね。

>「それぞれの艦、地区で歌詞を改良したパターンもあるようですが。――以上」

歩く場所によって、違うから面白いもんだよ。原版はあんまり聞かないけどさ。
“村山”や“青梅”、“鷹尾”なんかは随分と気に入ってるとか聞いた事があるよ。
“浅草”と“奥多摩”は少し気にしてるみたいだけれどねぇ。

最後の一節が歌われて、繰り返される。
複数の艦が繋がって、一つの艦として出来ている。それらを全てを統括し、人々に纏めて呼ばれる名称は。
……“武蔵”さん、何かちょっと得意気になってない?

>「気の所為だと判断します。ところで酒井様、御茶のお代わりはいかがですか。――以上」

うん、それじゃもう一杯貰おうか。
学び舎がある“奥多摩”は今日も晴れ、勿論、この“武蔵”もだ。

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126 :那/須/与/一(DRIFTERS)
2012/10/09(火) 23:49

染み付いた癖は消えない。それが本質だと、気付かされる。

耳の奥底から、身の内から響くあの人の声。
嘲笑い、思い知らされる言葉。「此処」に来て尚、聞こえた幻聴ではないものに逃れられない宿業だと知らされる。
それ程までに消えないあの人の影が付き纏う中で、突き進む中で不意に言われた言葉に目を見開く。

……ああ。
四百年も先の御仁である筈なのに、源平の世ですらも古臭い真っ直ぐさ。
こうはなれない。今からなれる訳もないけど――あの人とも、信とも違う。
私が甘いというのなら、この人はもっと甘い。寧ろ、やっぱり馬鹿なのだろうか。

もう、「やらされる」事は無い。それでも「やる」事には変わりない。
今は、と見える所ではやらない事を示しながら、「やろう」と諦めにも悟りも、それとも違う何かを携えて思った。それは、誰に言われる訳でもなく自らが思った事で。

赤い背を見て滲んだ相貌に、前だけしか見ない貴方はきっと分からない。

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125 :井吹龍之介(薄桜鬼黎明録)
2012/10/06(土) 23:53

(絵巻(アニメ)最終話設定につき、注意)
(回避)>>124



何かあるかもしれない、ただそれだけの考え無しに目指した京で出会ったものは形あるものじゃなかったが、この記憶や心に焼き付くには充分過ぎるものだった。

運良く、なのか運悪く、なのか助かった後、俺はまた江戸に戻って来た。
長くも短い、その上に濃く忘れられない京の半年を過ごした後での江戸は、随分と久し振りに感じる。
ただ足の方は歩き慣れている江戸の街並みの中を歩いていると、今しがた家を出たばかりの奴と擦れ違った。
別段盗み聞きした訳じゃないが、聞こえて来た会話から察するに今から京に行く心算らしい。京からまた江戸に戻って来た俺とは反対だ。

浪/士/組の、いや、今は新/選/組か。あいつらは今、どうしているのだろうか。伸びた髪をすっぱり切って随分と涼しくなった首許に風を感じながら、青空を仰ぐ。
あいつらの噂は、まだ江戸には入って来ない。入って来ているかもしれないが、少なくとも俺の耳には届いていない。
だからあいつらがどうしているのかなんて分からないが、あいつらはあいつらの――そう、信念や志に向かって進んでいるのだろう。

さっき擦れ違った奴も、京に着いたらあいつらの噂を聞いたり巡察中のあいつらを見掛けたりする事があるのだろうか。
その時はあの鮮やかな浅葱色が、変わらず色褪せずに在ったら良い。
そしてまた何処かであいつらの事を知ったり、もしも出会ったりした時には、あんた達の想いが少しでも理解出来ているように……俺にも譲れない何かが出来ているように居よう。
多分それが、あの人が――芹沢さんが俺に「生きろ」と言った意味にもなると思うから。



(回避)>>124

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124 :藤/堂/平/助(薄桜鬼)
2012/10/04(木) 23:53

巡察が終わって廊下を歩いてると、千鶴が何かでけえ樽持って厨に向かってるのが見える。

#「あ、平助君」

よたよたと危なげに歩いてる千鶴がオレに気付いて声を掛けて来るけど、そこで転んじまいそうになってたからオレは慌てて千鶴に駆け寄って代わりに樽を持つ。
樽でかかったし、結構重そう……っつーか確かに重たかった。これじゃあ千鶴じゃ辛ぇよな……あいつ、腕細いし。いや、別に他に何も考えてない。持ってやった時に嬉しそうな顔が可愛いとか思っちまった事とか、礼言われて嬉しいとか!

酒樽じゃねえみたいだし、厨に運ぶ途中にどうしたのかと訊いてみたら、八木さんに御裾分けして貰ったらしい。曰く、時期外れだけど沢山あるから隊士の皆で、っつう事で、だとか。
千鶴の飯、すっげー美味ぇもんなー。そう思うと、つい腹が鳴って……って、新八っつぁんじゃねーんだから我慢しろってオレ!

だけど、時期外れって何だろうな?野菜取れ過ぎちまったとか……千鶴も中身はまだ見てねえって言うし。
そうして厨に着いて、中見を確認しようと蓋を開けてみると――

>(樽一杯の生きている泥鰌)

……。
#「……」
え……これって、っつーか、うわっ!?千鶴、大丈夫かよ!?

ちなみにその後は一君と源さんが調理してくれた。
……うん、美味かった。

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123 :ザンス(ブレイクブレイド)
2012/09/28(金) 23:48

緊張が無かったといえば嘘になるでしょう。
ただ、この国の為にすべき事への選択に迷いはありませんでした。

騎士のようにゴゥレムに乗って戦う事は出来ませんが、この国を思う心は同じ。クリシュナの為ならばこの命、惜しくはありません。

私には、妻も子供も居ません。親しい友人すらも。
この身ひとつが散った所で泣く者は居ませんが、然ればこそ、この身ひとつが国の為となる事を嬉しく思うのです。

人柱と、犠牲などと、思わないで下さい。私は、命を賭けてクリシュナを守るという名誉を賜ったのですから。
陛下。この国を、暮らしを営む民を、守る為に戦う者達を、決してアテネスなどに渡してはなりません。

この国を、住む民達を、たゆみない平和を、どうか――。

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122 :馬鹿ども(ちるらん)
2012/09/22(土) 23:27

>>(某登場時突っ込み)

……オイ、ハジメ。お前、いつから見てたんだよ。

#「歳さんが女連れて走ってる辺りからか。何か面白そうな事やってんなーってな」

ぶっ!ちょっ、お前マジ何やってんだよ!っつーか、そこで気付いてんなら早く助けやがれ!

#「おーおーおー、それが助けて貰った態度か?」

助けろなんざ言ってねぇ!寧ろテメェ、わざわざ屋根昇るなんざバカじゃねーか!?

#「は?そんなヤツに助けられたバカが何言ってんだ?」



>(あいつらは一体何をやっているんだ……)

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121 :沖/田/総/司(薄桜鬼)
2012/09/17(月) 23:44

伏龍の帰還。様から筒を貰ったから回答するね。遅れて御免。
……記帳、消えちゃったみたいで御愁傷様。折角書いて来たっていうのに、消えちゃうのは寂しいよね。新しい方の記帳も楽しみにしてるし、これからも宜しくね。
あぁ、そういえば回答は気分、らしくて僕がする事になったよ。

#。*:゜☆セリフバトン☆゜:。*。
>シチュエーションに合わせて決めセリフをご自由にどうぞ!
#朝、遅刻しました。その場で一言!
土方さんが朝から離してくれなくて。(堂々)
>全員「!!?」
>土方「馬鹿言ってねえで今直ぐ顔洗って来い。お前等も本気にするんじゃねえ(半眼)」

#好きな人に告白します。最高の決めセリフは?
――好きだよ。他には何も要らない。

#戦いに勝ちました。勝利の雄たけびを!
当然でしょ、負ける訳が無いじゃない。

#秘密や嘘がばれてしまった!咄嗟の一言!
ばれるなんて、思わなかったんだけどな。……御免なさい。

#フラれてしまいました。その時の一言!
……そっか。それじゃ、仕方無いね。

#嫌いな食べ物が目の前に…。
(さり気無く土方の味噌汁の中に入れ)
え?僕が何やったって言うんですか。そうやって直ぐに人を疑う所、嫌だなぁ。

#上司に褒められてしまった!その時の一言!
>→近藤
有難う御座います。僕、近藤さんの役に立てるようにもっともっと頑張りますから!
>→土方
……何か、土方さんに褒められるって気持ち悪いです。変な物食べたか、何か企んでません?

#恋人が不良に絡まれてる!助けて!
この人に汚い手で触らないでくれる?斬られたいのかな。

#自分の属性に一言!
版元はどえす、らしいよ。
他は……何だろうね?

#自分を紹介して決めてください!
どうしてもやらなきゃいけない?……仕方無いなぁ。
新/選/組/一/番/組/組/長、沖/田/総/司。あんまりおかしな事してると、斬っちゃうよ?

#気になる人(次にバトンを回す人)にかっこいい一言を!
本当は回したい人が居たのだけど……回答が遅れたし、僕が最終、という事にさせて貰うよ。
格好良い台詞はあの人の為に取っておこうかな。

#おつかれさまでした!
回答が遅れて御免ね。筒、有難う。
また機会が合ったら話したいな。

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124 :藤/堂/平/助(薄桜鬼)
2012/10/04(木) 23:53

巡察が終わって廊下を歩いてると、千鶴が何かでけえ樽持って厨に向かってるのが見える。

#「あ、平助君」

よたよたと危なげに歩いてる千鶴がオレに気付いて声を掛けて来るけど、そこで転んじまいそうになってたからオレは慌てて千鶴に駆け寄って代わりに樽を持つ。
樽でかかったし、結構重そう……っつーか確かに重たかった。これじゃあ千鶴じゃ辛ぇよな……あいつ、腕細いし。いや、別に他に何も考えてない。持ってやった時に嬉しそうな顔が可愛いとか思っちまった事とか、礼言われて嬉しいとか!

酒樽じゃねえみたいだし、厨に運ぶ途中にどうしたのかと訊いてみたら、八木さんに御裾分けして貰ったらしい。曰く、時期外れだけど沢山あるから隊士の皆で、っつう事で、だとか。
千鶴の飯、すっげー美味ぇもんなー。そう思うと、つい腹が鳴って……って、新八っつぁんじゃねーんだから我慢しろってオレ!

だけど、時期外れって何だろうな?野菜取れ過ぎちまったとか……千鶴も中身はまだ見てねえって言うし。
そうして厨に着いて、中見を確認しようと蓋を開けてみると――

>(樽一杯の生きている泥鰌)

……。
#「……」
え……これって、っつーか、うわっ!?千鶴、大丈夫かよ!?

ちなみにその後は一君と源さんが調理してくれた。
……うん、美味かった。

128 :バルド・ジ・アラン・アルヴァトロス(ブレイクブレイド)
2012/10/16(火) 23:56

王都を去り行く彼の顔付きが、初めて出会った時の表情に少し重なったように思えたのは、やはり私の思い違いだったのだろうか。彼の背を見ながら呟く陛下の御言葉に、我に戻る。

デルフィングの解体と共に決まった彼の除隊。
去り際に交わした握手と共に告げられた脆い「約束」の言葉に、私はこう返した。

――これで良かった。

口に出した言葉は彼を慰めるものとしてではなく、私自身に対する言い訳として響く。
多分、本来無関係である筈の彼が苦しむ事や戦争から離れる事よりも、「また」失う事が無くなる事への安堵からだったのだろう。そうしてまた、彼とあいつとを重ねてしまっている事に気付く。

敵を救うのは酷く難しく、その為に味方を救おうとした数以上に失う事になる。
まだデルフィングに乗って日が浅く、戦闘も重ねていない彼に私が言った言葉が思い出される。
あの言葉は嘘ではない。私も若い頃に、仲間や部下を何人も失って来た。だからこそ、敵に情を掛ける事など今はしないようにしている。それを抜きにしても味方を、部下を失う事もあるのは戦争の条理のようなものだ。
……だが、分かっていても、いや、分かっていた上で――私はそれ以上の誤ちをして、本当なら何より大切にしなくてはならないものを失った。それは戦場で、と彼に教えた、そういった生温い甘さですらない。

何も戻りはしない。充分過ぎる程、分かり過ぎて、そして遅い。
本当は、これで良い筈が無い。だが、別れ際の彼が出会った時に戻ったように見えたのが私自身の願望からだったとしても。
そう在って欲しいと願うのは、偽りではないと思っている。