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15 :
遠坂凛(Fate/staynight)
2015/05/11(月) 20:36
>本性を晒す話。(R18)
魔術師に肝要な魔力を供給するのは難しい事ではない。
魔力供給に情が伴わないのも当然だ。
――其れは喩え、体を重ねた場合でも。
綺礼も私も魔術師である以上、
魔術師の常識として「魔力供給でしかない」との認識であった。と、思う。
少なくとも綺礼はそういう男だ。
……私はそうじゃなかったな。今思えば、だけれど。
魔術師の女にとって魔力の源にすら等しい解いた髪に触れることを赦した時点で、
或いはもう溺れていたのかもしれない。
愛とよく似たそれを勘違いだと言い聞かせていた頃は、
まだ頬を差すほどの冷気が体を蝕む季節だったな。
#なんてことを綺礼と話してた。
懐かしいね、なんて。
私だけが貴方を想っているものだと思い込んでいたのよ、と笑っていたら、
彼は頻りに顎を擦りながらこういらえた。
#「……私は迷っていたんだ。何を何処まで晒して良いものか、とな」
綺礼の歪んだ愉悦とやらは知っている。
その、綺礼との夜は、まぁ、……多少そういう面があるから。
恐らくそれは片鱗で、彼の裡には未だ知らない昏い悦びがあるんだろうな。
低く掠れた声が耳底を擽る。
彼の汚泥を飲み干すために器を与えられたとしたら、悔いなく皿まで喰らうのに。
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14 :
遠坂凛(Fate/staynight)
2015/05/11(月) 20:36
>妹の話。
桜。私のたったひとりの妹。
あの子が今日、ロンドンへと旅立ってしまった。
#「短い間でしたが指導有難う御座いました」
#「ロンドンでも頑張りますね。……そんな顔、しないでください」
#「綺礼さんと喧嘩したらダメですよ」
#「姉さん」
#「――行ってきます」
間桐桜。魔術師の娘。桜の体を流れている魔術師の血。
帰ってくるって解っているのにね。
ねえ桜、部屋に戻ったら綺麗な桜色のラッピングがあったの。
まだ、あれを空ける勇気が出ないよ。空けたらほんとに行っちゃったって自覚しそう。
帰ってくるって解っているのに。桜が遠いところへ行ってしまった。
気立てが良くて、かわいくて、料理が上手な可愛い桜。
……ほんとう、私が教わる事の方が多かったと思う。
桜、桜。あなたの声がしない家は伽藍堂で広い。
>喧嘩の話。
ごめんなさい、綺礼。ごめんなさい。どうかしてた。ごめんなさい。
いっつも許してくれるわね。綺礼、ごめんなさい。
……桜がいなくなっちゃった。ごめんなさい。
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13 :
遠坂凛(Fate/staynight)
2015/05/11(月) 20:36
>ジューンブライドの話。
落ち着いて、落ち着くのよ。遠坂たるもの、常に余裕を持って優雅たれ。優雅であれ、優雅、
……。
あああ!もう!ばかっ、ずるい、肝心な時だけ外さないなんてずるいのよ……。
うれしい、うれしい。ああもう。どうしよう。どうしよう、ずるい、ほんとずるいっ……!
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12 :
爾乃美家累(ガッチャマンクラウズ)
2015/05/11(月) 20:35
>メタ、半なりの話。
閲覧注意。
>1PL?CPの話
僕とカッツェはPL/CPに対する文化が異なる。
基本的に1PL多CPの世界なんだよね。
カッツェとこの辺りについて真面目に話をしたことがないので推測しか出来ないが、あれはどっちなんだろうな。
僕自身は1PL1CPという文化で育ってきたし、
これから多CPに対応しろといわれると些か難しい。
まぁ、カッツェに1CP制になれと押し付ける気もないが、或いは僕が1CP制を選んでいるのを気味悪がれる可能性もあるな。
どっちなのかは気になるところだが。
訊くべきか、放っておくべきか。
他者に公言するあたり(僕の知らないところでカッツェの連れ合い見学ツアーが開かれる程度には)、まぁ1CP、なの、か?
さて、どーするべきかな......。
>1PL1CPに落ち着いた話。
落ち込んでいると思われたのか、宥め賺されながらそのままで良い、という旨。
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11 :
遠坂凛(Fate/staynight)
2015/05/11(月) 20:35
>心の贅肉の話。
贅沢。余分な財貨がある状態、の事。
さて、この場合の余分な財貨とは。
最近冬木に新しい魔術師が来たせいで、なかなか静かに休む時間が取れなかった。
時間に追われて私も綺礼も出ずっ張り。
お互い睡眠不足も重ねているし、簡単な業務連絡のみで夜を終えていた。
先に寝るぞ、と言われた時胸に去来する寂しさ。
けれど察するに余りある彼の疲労に、おやすみなさいと返すだけの私。
子供の期間を終えたので、年齢差があれ相手の忙しさを察せないほど愚かではない。
早期の老成を求められる魔術師の私が、幼さで彼に面倒を掛ける訳にはいかない。
ああ、でも、……寂しいな。
もう少し、二三言葉を交わしたいと思うのは、やはり心の贅肉なのかな。
況してや夜を埋めるのに抱いて欲しい、なんて浅ましいにも程がある。
早く眠ってしまおう。朝になって朝陽を浴びれば、すべて忘れてしまっている筈。
>喧嘩の話。
結局綺礼の良いところは余すことなく私自身理解しているから、
信用より不安が勝る、んだと、思う。……そうなのかな。
別に信用してないなんて、そんなことがあれば夜を共にしないと思うし。
情に絆されるタイプでもないと自覚しているし。
これは自信のなさからくる不信、なのかな。遠坂たるもの、情けないなぁ。
ねえ綺礼。……私でいいの、かしら。
>後日談の話。
特に喧嘩には発展しなかったし、訥々と現状を話したらバッチリ安心しろと言われた。
バッチリ安心しろって。あなた、そんなこと口にするひとだったかしら。
なんだか似合わなくて、ちょっと笑っちゃった。
ありがとう。
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10 :
音無小鳥(THE IDOLM@STER)
2015/05/02(土) 14:44
>プロデューサーさんがオフィスでラブしてた話。
私ももうアラサー。そろそろ落ち着くべきだと……穏やかに、生きていくべきだと。そう思っていたんです。
でも。
でも、そんな、プロデューサーさん。
#旧知の男性と話す時の貴方がそんなにやんちゃだなんて知りませんでしたっ……!
もしかしたら、普段は意図的に穏やかな語り口を選んでくれているんでしょうか。
雑な口調で、粗野な語調で、もともとかなり長身な貴方より背の高い男性と……ッ!
睦まじげに並んで会話をしているなんて……ッ!
私は、私は、この高鳴りを昂りを誰に申し伝えれば……ッ!
ああ、プロデューサーさん。私は貴方のことを知った気でいました。傲慢でした。
何かと女の子に囲まれる事が多い貴方です。
きっと怖がらせないために、優しい語り口を選んでいたのでしょう。
そのギャップ!
生来の気質を抑える、隠し切れない優しさ!
それを暴く見知らぬ高身長のイケメン男性!
わかりますか!?
目の当たりにした私の胸の高鳴りが、貴方にわかりますか!
勿論わかられても困りますが!
プロデューサーさん……。
なんて罪な人なの。またこうして私のことを夢中にさせるんですね……ッ!
#バレました。
#「ねーよ……」って言われました。すみませんでした。
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9 :
遠坂凛(Fate/staynight)
2015/05/02(土) 14:44
>動物に喩える話。
#「本当に猫のようだな。……いや、しかし犬か?」
と突然言われた。足元に擦り寄ってくるのが猫のようで、
しかしじっと座って待ってるのが忠犬のようでもある、らしい。
……まさか動物に喩えられると思ってなかったので、その話をしたことが意外だった。
犬に見えるとか猫に見えるとかそれこそ相対的な評価なので、
クオリア的で割りと無為な感想に思えるし、私はあまり考えたことも無かったけど。
ああ、でも綺礼がそういう感想を持つのは凄く可愛いな。
彼の職務中、傍で待っていたのをそう捉えていたのかしら。可愛い。
その発想がとても可愛いな……。
綺礼にそういう喩えを思ったことがない、と伝えたら、
#「私はチベット砂狐くらいでよいだろう」
と返された。後で調べたらこう……そうね。そうね。
チベットスナキツネ。
>奇妙な性癖の猫の話。
ところで綺礼の飼っている猫には、確か脚で腹を踏まれると悦ぶという謎の性癖があった筈、だけど。
……まさかそれを含めて猫と称した訳ではないわよね?
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8 :
島村卯月(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
2015/05/02(土) 14:44
>距離感の話。
実のところ、つい最近までプロデューサーさんに好かれている事を知りませんでした。
それどころか、以前はすれ違いも絶えなくて……屹度好かれていないんだろうな、と、ずっと思っていました。
最近はよく一緒に居ます。
プロデューサーさんは私に直接言ったことはありませんが、私が同席している時でも、
私を連れ合いであると名言するようになりました。
或いは私も自信を持って、そうであると言えるようになりました。
ふふ。お互いなんとなく、早とちりしがちですね。
咄嗟の好意を見誤って受け取る事が多いです。
それでも最近は、大分齟齬なく受け取れるようになってきたんじゃないかな、って思います。
乾いて、あたたかいてのひら。
何度もオーディションに失敗して、失意の底で這いずり回っていた私を拾ってくれた人。
前髪が乱れるくらい雑に撫で回す大きな掌が、その無骨さが、優しさが、
ずっと私を励ましてくれました。
いつも有難う御座います、プロデューサーさん。
島村卯月、アイドル目指して頑張ります!
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7 :
衛宮士郎(Fate/staynight)
2015/05/02(土) 14:44
>外面の良い仏頂面の話。
遠坂が所用で不在にしていたので、今日の資料配達係は俺担当。
言峰に逢いに行くと、それはもう――大層不愉快そうな顔で出迎えてくれた。
不機嫌に不愉快を重ねても、彼処まで眉間の皺は深くならないだろう。
昼寝していた猫を突然湯船に放り込んだら、恐らくああいう顔になるのかもしれない。
挙句の果てに、態と嘆息してみせてこうきたもんだ。
#「生憎だが、私は男を貫く趣味がなくてね」
……なんでさ! そもそも誰もそんな話してないだろ!
ああもう本当……本当、ほんっとう……酷い一日だったよ。
>外面の良い話。
ちなみに言峰は俺にそんな憎まれ口を叩く一方、
付き添ってくれた慎二には、「今更凛のことを放っておけますまい」等々、
世にも珍しいデレを覗かせていたので本当にもうなんなんだよ!!
そういうのは遠坂に言えよ!!
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6 :
ガユス・レヴィナ・ソレル(されど罪人は竜と踊る)
2015/05/02(土) 14:44
>汚泥を煮詰めた様な憎悪の話。
……の類は、ジヴに見せないと決めている。
ジヴの前で見せるその手の感情は、飽く迄掌握できる範囲のものとしている。
態と拗ねたり、態と怒ってみせたり、其れらの悪感情は児戯に等しい。
本来俺の本質は、汚泥の様な憎悪を何年も募らせている。
何度も夢に見る。
……なんで忘れられないんだろうな。なあ、ジヴ。ジヴが隣に居る時間、俺は確かに幸甚だ。幸せを噛み締めている。
これ以上欲しいものがあるわけではない。今を愛している。
……でも、忘れられないんだ。なあジヴ、何度も夢に見るんだよ。
クエロ、アレシエル。愛憎入り混じった殺意が繰り返し俺の夜を苛む。
なあジヴーニャ、俺は君に愛されたいんだよ。
其の為なら、この胸の汚泥を一匙残らず飲み干せる。
何度飲み干しても無尽蔵に湧き出る憎悪の泉をいつか飲み干したら、俺は、……どうなるんだろうなあ。
忌まわしい声は幻聴だと解っている。解っているんだ。
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