□性格
一言で表すのであれば唯我独尊龍尊様。生まれながらに高貴な身の上の方ですし、それはもう不遜で我儘──そう連ねれば不敬だと眉を顰めそうですけど。本当は愛情深いのにそれを表に出すのが下手で意外と我慢強いというか、“秘め事”はどうやら得意のようで。不器用なところも可愛いと思ってます。あと意外と押しに弱いというか頼めば聞いてくれますし、素直なところも沢山あって、巷では愛妻家(結納前からもそう言われていたわけですが)なんて思われてるとかなんとか。□役割
羅浮の龍尊、飲月君並びに我が背の君。肩書きを連ねるなら揃いの雲上の五騎士も添えておきましょうか。□嗜好
お茶をこよなく愛して、お酒も嗜む。甘いものも割と好き、草木を愛でて四季を楽しむのも好き。あれでいて手先は器用で大抵のことはなんでも出来てしまうんでしょうね。あ、嗜好で欠かせないのはあたしの尾と耳、間違ってないと思いますけど、合ってます?♡□容姿
今更あたしが特筆すべきか悩みますけど、古海を宿す双眸も、背を流れる翠髪も、あたしにだけ触ることを許された龍冠、尖った耳──人目を惹くかんばせ、少しだけ細身の身体(とはいえあたしと比べたら十分逞しいし、あたしを運ぶ筋力は備わっているわけで)、つまりは玲瓏たる容貌を持つ美しいあたしの龍。…書いてから物凄く恥ずかしいことを書いてる気がしましたが、折角なので残しておきます。喜んで耳が動くのが目に浮かびましたけど──否、これはきっと当然だと、鼻で笑う可能性の方が高い気がしてきました。□寝起き
この人、寝起きすごく悪いんですよ。起きてから覚醒するまで時間がかかるようで、ぼんやりしているところはまるで幼子のようで可愛いんですけどそれを言えば拗ねてしまうのでこれは秘密にしてくださいね。□寝る前
寝る前には尾の手入れをしてくださって、寝るときには添い寝を必ずと所望されます。これは初めて身体を重ねて以降、そこから夫婦?のような扱いになって、この間も午睡の際に抱き寄せられましたね。寝る前の丹楓はいつもより少し幼くて、寝かしつけに背を叩けば「稚児扱いするな」と宣うんですけど、満更でもなさそうで。…こんな無防備な彼を見られるのはあたしだけなんだと日々痛感しています。□食事
小さな口でゆっくりと、それでいて少ない量しか食べないので最近は口元に運ぶと多少は食べてくれることに気づいたので餌付けをしています。料理人泣かせで、なんでも好き嫌いも多ければ口に合わないものは食べないようで。どれだけ肥えた舌なのかと思いますけど、それでも屋敷で作られる料理はお好きな御様子。…あたしもたまに作るんですけど疑義の目を向けて、恐る恐る食べては今の所は二勝一敗。月餅を焦がしたのが敗因でしたが、不運が重なってあわや大惨事。それ以降、厨房に立ち入り禁止とされてるのでリベンジ出来る日は来るのかどうか。…あ、あと凄く食べ方綺麗なんですよ、上品というかなんというか。絵になるとはこういうことを言うんでしょうね。