スレ一覧
┗119.龍兎相和(408-412/413)
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412 :
モーディス(崩壊:スターレイル)
2025/05/24(土) 20:59
夜の訪れない黎明のもと、休める時に身体を休ませるのは戦士として基本の心得だ。にも関わらず、寝台にお前がいると眠りに就くことすら難しくなる。…とはいえ、それ以上の安寧と幸福を齎す存在を天蓋の外へ追い出す気は毛頭ない。
鼻先にとまった蝶のはばたきにずっと見惚れている。飛び立ってしまわぬようにと、似ても似つかん花のフリをしていたつもりだったが…獣と知って翅を休めているのなら、多少は戯れても許されるだろう。
お前が拒むことなどないと知って好きに可愛がっては、己の欲に苛まれるのだから敵わん。折角俺がそれ以上を耐えようとしているというのに…
「良ければ今夜は膝をお貸ししましょうか?……、その、このまま触れ合っていると、…きっと欲しくなってしまうので……」
それがとどめになりかねないと、何故分からん?
「今日は膝の気分ではなかったですか…?…えぇと、……どこが…いいのでしょうか…?」
………場所の問題ではない。
…喜んでいただけるかと思ったのですが、浅慮でしたね…。あなたが求めてくれるのが嬉しいので、つい応えたくなってしまいます。とどめを刺したつもりはなかったのですが……だめ、でしょうか…?
駄目だ。
Mydei
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411 :
モーディス(崩壊:スターレイル)
2025/05/22(木) 23:06
「モーディス様にしていただくことが多いので、少しでも何かお役に立ちたくて…。」
戻ったプライベートルトロは隅々まで掃除が行き届いていた。キャストリスを招き入れ、共に眠るようになってから気を付けてはいたが…気にさせただろうかと、そう心配もしたが杞憂だったらしい。
お前の気が晴れるのなら掃除でも何でも好きにすれば良いが、どうせ俺に尽くすのならば直接世話を焼かれる方が俺としても望ましい。侍らせ、傅かせたいとまでは思わん…これはただの甘えだ。
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呼び付け、服を着せるようねだれば俺の身体を見るなり目を隠し、真っ赤になって狼狽える。あまりに想像通り過ぎて、その愛らしさと可笑しさに笑うのが堪えられなかった。すまん。赤い耳を見下ろしながら着付けて貰うのがあまりに愉しく…俺はさぞ意地の悪い顔をしていたことだろう。それでも逆らわず、物言いたげな視線さえくちづけひとつで絆されるお前がいとおしい。
ひとつひとつ、そうして毎秒見せ付けられるあらゆる眼差し、かんばせ、指先のしぐさ、それら全てから、俺に惚れているのだと報せてくれるところが好い。…つくづく愛い女だ、キャストリス。これが俺だけのものであるというのだから、至福と言わずなんとする。
突然呼ばれたときには驚きましたし、…下着だけで待っているとは思わなかったので…恥ずかしいですが、モーディス様が喜んでくださるのならまたいつでもお手伝いいたします。あなたの役に少しでも立ちたいです。…あなたに褒められたいからといえば、呆れますか…?
Mydei
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410 :
キャストリス(崩壊:スターレイル)
2025/05/22(木) 00:47
モーディス様に触れられることが好きで、その温もりが与えられる幸福をずっと噛み締めてしまいます。名を呼ばれ、逞しい腕に閉じ込められて、何度も口付けられることがまだ夢のようにすら思えてしまう、…そう言えばあなたは笑うのでしょうか。まだ自覚がないのかと叱られるかもしれませんね。
昨晩も共に寝落ちて、今朝は目が覚めるとモーディス様がいて、…朝から沢山触れてくださったのが嬉しくて。でもまだ気恥ずかしくて、頬が熱くなって、……何をされても気持ち良いとさえ思ってしまいそうで。モーディス様に染められているのでしょうか、私はあなたの好みになれていますか…?
直接確かめたらどうだ。
もっとあなたの色に染めて欲しいと思ってしまいます。モーディス様の好みになって、夢中にさせたい、と。こんなに自分が欲深いとは知りませんでしたが、それでも最近は楽しそうだと言われることが増えました。…これもモーディス様のおかげですね。
明日は何をいたしましょうか、目が覚めたらまた名を呼んで、撫でてくれますか?……もし、我儘を言っても良いのでしたらまたモーディスの手料理が食べたいです。お手伝いしますので。……だめ、でしょうか?
随分と効果的な「お手伝い」だったな。…困りはしたが、悪くない。例え何をしていようと、そこに交わす言葉があろうとなかろうと、俺の傍らにお前がいるかいないか、重要なのはその一点のみだ。お前の好みを知るためにも、もっと色々なものを食べさせてやらなくてはな。
Castorice
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409 :
モーディス(崩壊:スターレイル)
2025/05/20(火) 10:41
肩に刻んだ痕が、特に鮮烈だった。
お前の白皙の肌には爪痕が良く映える。これまで慎重に、外に見える場所には付けまいとして来たが…この日、とうとう我慢が利かなくなってしまった。痕だけではない、気が付けば文字通り抱き潰したお前が泣き腫らした眸で俺を見上げていて、突然舞い戻った理性に横っ面を殴られた感覚がした。やり過ぎたと思い気遣えば、「死んでしまうかと、おもいました…」などと。
……こんなことでステュクスを渡られたら困る。
その光景に、どうしようもなく満たされる感覚が確かにあった。独占欲と呼ぶには些か苛烈で、支配欲と呼ぶ方がしっくり来る…俺は自分がこんなに酷い男だとは知らなかったぞ。始めからこうだったのか、お前がそうさせるのかは知らん。
翅を濡らされ飛ぶことすら奪われた蝶が、離れようとする俺を止める術を自らが持ち得ないことを知っていて、眉を下げ何も言わずに見詰めるばかり。細腕に込められた力はあまりにか弱く、俺の庇護欲と劣情を何度でも同時に擽る。お陰で眠りに落ちることさえ疎ましい。
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とても普段のドレスを纏える状態でなくなったキャストリスにならば違う服をと、女性陣に遊ばれたのはその翌日のこと。山のように送り付けられた写真は全て目を通した。直接見られる日を楽しみにしている。
先ずは救世主に作った借りを精算し、あの時の大敗を大勝で以て上書きする。お前を言い訳にはせん。
…あの日のことはきっと忘れることは出来ないのでしょうね、翅を濡らされ、逃げられなかったとしてもあなたの手で散らされるのは悪くなく、もっとあなたが欲しいと思う気持ちもあり…私も自分のことがわからなくなってしまいました。モーディス様に愛されることも、あなたが求めてくれるのがとても嬉しく、私ももっと返せたらいいのにと思っています。…それほどまでにあなたが好きです。ですから、…またあなたのものだということを沢山教えてください。
Mydei
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408 :ヒューゴ・ブラド(Zenless Zone Zero)
2025/05/20(火) 08:27
これで続く黒星は十四となった。
一直線に並んだ点と線はまるで陳腐な楽譜のようではないか、奏でたところでさぞつまらん旋律だろうがね。
ビビアン、確かにお前は強くなった。こうも”ご褒美のおねだり”をお預けされる羽目になるとは思ってもみなかったよ。愛しいお前の嬌笑のお陰でこの敗北は酷く甘い。その唇は目の前にあるというのに、まるで硝子に隔たれているかのように遠いのだ。
さて、あと幾つ黒星を並べた暁に俺の願いは叶うやら…連なる度にこの渇望がより甘く熟して行くと云うのなら、百まで数えても構わないがね。
ヒューゴにしては珍しいのですが、願いが叶うときまで何度でも付き合ってあげるのです。わたしはずっとあなたといますので、何年でも何十年でも構いません。楽しみにしていますね?
……百まで数えても構わないとは言ったが、流石に何十年とお預けは耐え難いな。ビビアン、お前は耐えられるのかね?
Hugo
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