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25 :村/雨/礼/二/(J/B)
2024/08/27(火) 00:36

あかりを灯して

気がつけば日付が変わってしまっていたな。早くあなたの元へ帰りたい。

おめでとう、


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24 :獅/子/神/敬/一/(J/B)
2024/08/24(土) 12:45

今日のお弁当

先生は今週末も仕事だとか。朝から晩まで、明日の午前中くらいまでか?続けて働く日当直ってやつらしい。頻度高すぎねぇか。前回弁当を作ってやったらいたくお気に召したらしくて機嫌が良かったもんだから、今回も作ってやるよと言うと嬉しそうにしながらも少し遠慮がちだった。オレは決まった休みってのはねぇんだけど一応市場が動いてない土日を休み扱いにして過ごしてて、それを知ってるせいか、
>わざわざ休みの日まで早起きする必要はない
と言ってくれていた。日頃あの歳で駄々っ子みたいに肉をねだってきたりつまみ食いの常習犯のくせして、どっかで気を遣ったりする常識人みたいなとこ見せてくるのはなんなんだ。休みだとしてもどうせいつもの時間には起きるし、それに休みの時間使って恋人のために弁当用意するってのはなかなかいいもんなんじゃねぇの。オレがやりたいだけだから、と押し切って今回も2つ用意してやった。中身が違ったほうが楽しいかなって、今回も2種類。昼はハンバーグがメイン、夜は生姜焼きがメイン。後は揚げ物少しと、きんぴらとかエビチリとかの副菜、サラダ代わりの野菜とか、玉子焼きは入れて欲しいって言うから(かわいいこと言うな…と思った)玉子焼きも詰めて……そうそう、だし巻きじゃなくて玉子焼きって言われたから、発色も良くなるし砂糖入れて作ったら、
>あなたの家の玉子焼きは甘いのか
って言われてちょっとびっくりした。なんか聞いたことある気もしたけど、玉子焼きって家庭の味が出るらしい?村雨のうちの玉子焼きはしょっぱい系だったんだとか。何入れるんだろう。白だしとかか?オレは作ってもらったことねぇからうちの味とか知らねぇんだけど、たしかに甘いよりしょっぱい系のほうがおかずにはなるんだろうな。今度から変えると言ったらそのままでいいんだと。甘いの気に入ったの?色が綺麗に出るから、オレとしてもそっちのほうがいいかな。
肉を入れろと煩いからいろいろメニュー考えるけど、そもそも弁当に入れるおかずのレパートリーが少なくて……いや、だってカレーとかは無理だろ?汁気の多いやつはこぼれそうだし、匂いが強すぎると他のおかずも全部その味になりそうだし、彩りも考えて…となるとなかなか難しいわけだ。まさかオレも恋人の弁当作るために弁当用のレシピ本買うことになろうとは…去年の今頃には全く考えてなかったな。まあ、それもなかなか楽しくやってたりするけど。ぼやいてたら先生がカレーもいいな、と言うもんだからカレーかぁ…あれはスープジャーとかに入れてやればいいのか?あー、スープジャーあればもたせるもんの幅広がりそうかも。一つあってもいいよな。
話が脱線したけど、とりあえず今日も弁当2つ持たせて送り出した。あんま忙しくないと良いけどな〜。忙しい日は夜中でも手術したりするらしいし、迎えの車で沈没することもあるからな……いや、ほんと忙しそう。なんでこいつ賭博とかやってんだろ。普通にそんな暇ねぇだろ。


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23 :獅/子/神/敬/一/(J/B)
2024/08/17(土) 05:31

その胸に抱かれて

自分を明け渡す作業ってのはなんとも心もとない気分にさせられちまうよな。甘えたい気持ちになって擦り寄りたくなるけど、腹を見せて甘えられるほど強くない。相手を信頼してないとかじゃねぇつもりだけど、全部見せる勇気がない。弱っちくて嫌になる。その点先生は強いよな。どんなに全部をさらけ出しても堂々としてる。あけっぴろげに真っ裸になってすべてを曝け出しても恥ずかしがりもしない。そういうとこに憧れっつうのか、眩しさを覚えてる。オレだってほんとは全部明け渡して、すべからく受入れられたい。丸ごと愛してほしい。頭の先から爪先まで、全部お前に捧げて、受け取ってほしいんだ。醜いところも弱いところも、全部を見つめて撫でてほしい。傲慢だとわかってる。そして、全部ひっくるめたオレを、それでも好きだと言ってくれ。


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22 :獅/子/神/敬/一/(J/B)
2024/08/15(木) 00:45

素敵な週末を

医者という仕事には休みがないらしいと聞いていたが、本当にないらしい。当直明けに迎えに行った次の日も普通に朝から出勤だと言うから、代休ねぇのかと聞いたがあるわけ無いだろ、だとよ。あるわけ無いわけねぇだろ、と思ったが全て賃金になるらしい。端金だが、と笑っていたが笑い事で済ませていいのか。そして今日も当たり前に遅くまで仕事だった先生の送迎係をこなしていた。

日付が変わったあとの連絡は珍しいなと思ったが、
>今何している
>間違えた
>日付が変わっていた
>忘れろ
なんて日付が変わったことも気づかねぇような奴から連絡きたら流石に心配になるだろう。車があるから迎えはいらないと駄々をこねるやつを明日も送るから、そうじゃなきゃタクシーで行け、と丸め込んで助手席に詰め込んだ。今日もおやすみ3秒かと思ったがぶつくさ言いながら起きている。流石に夜中に呼びつけたオレに悪いと思っているらしかった。そう思うならもうちょい……ああいや、仕事のことはコイツのどうにかできる範疇を超えてそうだから、これは仕方ないことなのかもな。
もうこのままうち来て泊まれば?飯も風呂も用意するし、何もしないし、と誘ってみるが首を振られる。自宅に必要な資料がある、今日はどうしても一人で眠りたい、だってよ。資料なら明日の朝とりに寄っていいし、別に一緒に寝なくても客間ならいくらでもあるから遠慮はいらねぇよと言ってみたんだが、
>あなたはすぐそうやって自分の城に囲い込もうとする
>よくないぞ
と怒らせちまった。う、…図星。言い返せずに黙っているとぷいっと外を向いてる。どうも今日はご機嫌斜めだな。腹が減ってんだろうな、きっと。
もう少し走って相手の家の門の前に横付けする。眠ったかと思ったが起きていて、ついたのが分かるとこっちをじぃっと見つめてくる。まだちょっと怒ってて、このままお休みはちょっと寂しいから機嫌を取りたかった。ごめんって、といえば何に謝っているんだ、と声はまだ少しトゲトゲしてる。いつも囲い込もうとしてるから?と言ったら、
>マヌケ
とちょっと笑ってた。お前の前ではオレはいつもマヌケだろうよ。
>あなたといると甘えてしまう
>きっと触れたくなって困る
>だが流石に体力の限界なので今夜は遠慮する
そんな事を言って帰っていく先生を、危うく無理やり連れて帰りそうだった。ぐっと握りこぶしを握って我慢したオレを褒めてほしい。
>また週末に呼ぶ
……なんて甘く囁かれて、待てんのかな。心配になってきた。


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21 :村/雨/礼/二/(J/B)
2024/08/13(火) 01:42

焼いた夏野菜も添えて

食事を終えて救外が落ち着いているのを確認してシャワーを浴び、おそらく4時頃には床についたような気がする。できれば朝まで起こされたくないと思ったが明け方にハリーコール。手術した患者かとも思ったが別の病棟の脳外の患者で、挿管してICUに入れたあたりで主治科が来たので引き継いだ。ついでに昨日の患者の様子を見たがバイタルは落ち着いているようだった。このまま経過が順調であることを祈るよりない。二度寝するには目が覚めすぎたのでコーヒーでも飲むかと医局に戻ろうとしたところでPHSが鳴り、交通外傷の搬送があると聞かされて救外へ。情報収集しながら各科へ手配をし、搬送されてきた患者の診察を済ませ、患者を整形へ引き継いだあたりで翌日の日勤へ引き継ぎの時間となった。同期の整形に最後トロッカーだけ入れてくれと言われたが断固拒否。今日の外科日直が専門だからそっちに頼めと突っぱねて終いにした。とにかく眠かった。眠かったが入院患者の様子を見ないわけにもいかないので病棟へ行き、看護師から報告を受け、一通り診察を終えて薬と指示を出した。顔なじみの看護師が昨日の受付状況を見ながら、先生やっぱり持ってるね〜と呑気に言ってくる。たまたまだ、と言いたかったが救外の看護師が私のことを地獄の招き猫と呼んでいるらしいので否定しづらかった。
諸々が終わったのが11時頃だったか。早く帰りたかった。が、それ以上に眠かった。ここのところ仕事のあるなしに関わらず夜は彼とまぐわっていたので、その影響がモロに出ているのは明らかではあるが…。とりあえずコーヒーでも飲んでさっさと帰ろうと医局のコーヒーメーカーの電源を入れ、そのままうっかり柔らかめのソファーに座ったのが間違いだった。

>村雨〜さっきからめちゃくちゃスマホなってるよ〜
同期に揺り起こされてやっと目を覚ましたときには昼を回っていた。そういえば、昨日の夜に明日は昼前には帰ると連絡を入れていたのだった。それから全く返事がないので心配したのだろう恋人からメッセージと着信。ああ、悪いことをしたな。寝落ちていたことを謝罪と、今から帰る旨を伝えると迎えに来るという。心配しなくてもこの状態で運転はしないし、適当にタクシーを捕まえて帰るというのに。
迎えに来んの?見たい!とうるさい同期をあしらい、途中コンビニで買ったホットスナックを食べてから裏口の職員通用口から出る。渡り廊下を抜けたあたり、外勤者用の駐車場に何故か見慣れた車がある。あなた、どうしてそこに?
>警備員さんに迎えだって言ったら、ここで待ってていいって
顔見知りの警備員がいたらしい。彼が迎えに来るのも一度や二度ではないのは確かだが……こんなに早く誑し込めるものだろうか?普通一般人をこんなところに案内したりしないと思うのだが。だが、今日に限っては助かった。ただでさえ疲労困憊なところにこの灼熱は頭が痛い。一刻も早く涼しい部屋で柔らかい布団に埋もれて眠りたかった。できれば可愛い恋人も添えて。
助手席に乗り込めば革の滑らかさにクタクタの体を受け止められ、シートベルトを締めるより先に瞼が落ちそうだった。おつかれさん、とおそらく唇で頭に触れたのを感じたのが最後、それからどうやってベッドにたどり着いたのか記憶がない。

……そして起きたら夜だった。いい加減起こさないとマズそうだと思ったらしい恋人が肩を揺するので目を覚ますと、彼の家の彼の寝室のベッドだった。運んでくれたのか。ああそういえば、弁当、とても美味しかった。ありがとう。礼を言えば嬉しそうに頬をほころばせるのがあまりにも可愛らしいので、抱き寄せ……ようとしたところで、昼食も夕食も食べそこねた私の可哀想な腹が怪獣の唸り声のような音を立て、恋人がゲラゲラと笑い出したので雰囲気が台無しになった。彼の服に残った匂いから今夜の献立は判明している。私を喜ばせるために焼いたであろうステーキが冷める前に、さっさといただくこととしよう。


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