スレ一覧
┗218.----- No Logic -----(6-10/65)

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6 :リヴァイ
2013/11/26(火) 11:08

#在処を明かす、いつかを思う

こんな手記が存在するなんざ、お前は知らない筈だ。一言も仄めかしちゃいない。
どんな方法にせよ…もう暫くしてから、告げるつもりでは居る。
その前に見付かりゃ話は別だがな。
直ぐに言おうと思わないのは、一度だけお前の手記に筆を走らせた時の…あの表情をもう一度見たいからだ。
どんなものだったかは、…俺だけの胸に仕舞っておく。
馬鹿の一つ覚えだろう。こうすりゃ喜ぶ、嬉しがると知れば其ればかりを追い掛ける。
只その為には、ぺらぺらな手記よりは少しずつでも厚みを増したものが効果的だろうと云う持論故に、未だ告げてやらない。
最近はこんな事ばかりに脳を働かせる。随分と丸くなったもんだな、俺も。だが、悪くない。

自惚れも大概にしろ、と自分の中で燻ぶるものもあるが…此処まで自惚れさせたお前にも責任があると思わないか。なぁ、エレン。


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7 :リヴァイ
2013/11/26(火) 21:15

#掌の温度を知る

「好き」や「愛してる」をそのものじゃ無く、其れ以外の五感や考え…行動で伝えられる事を知った。伝わる事を知った。
「そういう事」を意識したのは初めてだと言ったら、お前はどう思う?
ただ、居るだけなら良かった。出会って間もなくを覚えてるか。任務、最低限の衣食住、そしてお前が居れば他は望まないと言った、あれは確かに嘘じゃ無い。

だが…お前に関して言えば、今は少し意味合いが違う。

如何すれば長く隣に居るか。如何すればこっちを向いた儘で居るか、如何すれば…ずっと好きで居て貰えるかと。居るだけで良いなんてもんじゃねえ。存在そのものが愛おしくて、触れたくて、自分のものにしたい。際限無く望み始めてた。そんな自分を持て余し、そしてつい数日前、お前との事で少し…もどかしくなった時に、自信は呆気なく失われ、狼狽えて…結果。ぶつけた。酷いもんだ。
お前自身にも傷を付けて、良い所なんか無かっただろう。それなのに理解しようと耳を傾け、時間を掛けて考え、あまつさえ嬉しいと告げたお前を…本当に馬鹿だと思った。…一応、最上級に褒めてる。今なお、一層想いは強くなるばかりだ。

なあ、俺は知らなかった。「好き」や「愛してる」だけで充分だと思ってた。

それなのに繋いだ掌の温度が堪らなく心地良く、当たり前に握り返されると容易く満たされた。指先を絡めて眠る事の幸せを知った。感謝してる、正しく此れが至福だ。


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8 :リヴァイ
2013/11/26(火) 23:28

#数多の文


ふと気になって文を数えてみりゃ、昨日の時点で合わせて千を越えてた。お前に知らせようと思ったが…直ぐの報告は少しガキ臭ぇかと考え此処に綴るに留めた。
今日でお前が俺の元に転がり込んで来て2ヶ月だ。一日に換算したとして、多いか少ねぇかは分からない。意外と多く感じるし、少なくも思う。
来月は…今日の日を思って何か思う事はあるだろうか。どの道、お前が居れば其れで満足するんだろうがな。

おやすみ。今日も誰より愛しかった俺の犬。
明日の朝も文を待つ。


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9 :リヴァイ
2013/11/27(水) 14:40

#果実の味を覚えてる

あの日、お前はどんな気持ちで想いを明かした?
満面の笑みで「好きです」と告げたその裏側で…告げるに至る迄、苦しんだ事を後から知った。悩んだ分、其れ以上に今が幸せに感じてると良い。

…思い返してみりゃ、お前が「幸せ」と紡ぐ事柄はいじらしい程に可愛いもんばかりだな。涙が出そうなぐらいに。

土産に持ち帰った果実は、程好い酸味があったが…舌に残るのは仄かな甘みのみだった。

今度はあいつの口の中の其れを知りたい。
また近い内、持ち帰ろう。


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10 :リヴァイ
2013/11/29(金) 20:58

#お前のもの

出会って間もなく、俺の言葉を欲しがるお前を何とも愛らしい奴だと思った。その頃は未だ恋人なんて甘ったるいもんじゃ無くれっきとした飼い主と犬。其れ以下でも其れ以上でも無かった。
少し時間が経ち、恋人という関係になってからも変わる事無く…いや、其処に漂うものはぐるっと変わって甘ったるくなっちまってるが。相変わらず言葉も、声も、匂いも、目線も、全て欲しがるお前が誰より愛らしく、愛しい。
求められる迄も無く湧き上がる。幾らでもくれてやる、お前だけに向ける其れだ。
そうして、俺達は成り立ってる。

>爪から髪一本迄、オレのモノです
堪らねえな。お前じゃなけりゃ意味が無い、此処まで心臓を壊しに掛かるのは。


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