寝てしまっていたのだよ…。 高尾へ返事を返して、やりとりを見直しているうちにいつの間にか寝ていた。 すぐに返事が来ていたのに気付かなかったという事は…秒殺だったのか?我ながら信じられん。床で寝てしまったせいで背中が痛い…。 そういう訳で、こんな時間に目が覚めてしまった。 二度寝出来そうにもなかったから読み返していたやりとりをもう一度改めて読んだのだよ。 高尾が、好きだ、と…思った。 いつも突き放す様な態度をとってしまうオレに、どんな時でも真っ直ぐ向かって来る。 オレに対する気持ちを惜しげも無く伝えて来る。 何なのだよアイツは。 ……まさかのこのタイミングで返事が来た。寝ていないのか? いかん、危うくつらつらと恥ずかしい文章を綴るところだった。 この辺にしておくのだよ。 |
真ちゃん。 誕生日おめでとう。 今日この日をオマエの傍で祝えてスッゲー幸せ。 オレ、たまにオマエに出会う為に生まれて来たんじゃね?ってバカみたいなコト考えたりするけど、真ちゃんが生まれたのもオレと出会う為だといいなーなんて、ぶふはっ、何コレ恥っず!!乙女かっ(笑) ホントさー。 真ちゃんがどういう基準でオレを選んでくれたのか未だによくわかんねー時もあるけど、今オマエの隣に居られんのがオレで…本当良かったって思ってんだぜ? オレの猛アピールをことごとく躱し続けたエース様が、オレの一世一代の告白にも好きかどうかよくわからないなんて言って悩ませたあの緑間真太郎が、今はオレの恋人だってんだから世の中何が起こるかわかんねェよな。 真ちゃんと関係が終わるんじゃねェかって思うコトも何度もあった。 オレがあいつを不安にさせて、同じようにオレも不安になって、離してやんなきゃいけないって思って覚悟も決めたのに真ちゃんの顔を見たらそれも出来なくなって……真ちゃんが痛がるぐらい強く腕を握り締めて離せなかった。 二人して泣いて、バカみたいに思ってること言い合って、泣き疲れて明け方に二人一緒に寝て…起きてから真ちゃんが傍に居る幸せを噛み締めて。 キスして、抱き締めて、デートもいってさ。 真ちゃんにえっちな話して怒られて、めげずにまた絡んで顔真っ赤にした真ちゃんをちょっとからかって笑ってまた抱き締めてキスして。 もうすぐ真ちゃんの全部がオレのモノになる。 たまーに、こんな幸せでいーのかって不安になるけど…オレを選んだエース様の見る目ってヤツを信じてみるかなーなんて。 大好きな人の生まれた日にめいっぱいの愛を込めて! 緑間真太郎クン、幸せな家庭も輝かしい未来も何もかも捨てて、 オレと、 >同じ墓に入ってください。 |
たまに、高尾が可愛い事を言ってくる。 …というか、恐らく相手が高尾だからそう思ってしまうのだろうと最近気が付いた。 言っておくが普段は全く可愛くない。すぐ調子に乗るわ、くっつくわで大変なのだよ。 だが、前述の事実を10カ月前のオレが聞いたらどう思うだろうか。…なんて事を考えながら少し笑ってしまった。 変わったのはオマエなのか、オレなのか。オレは恐らく両方だと思う。 高尾のお陰で色々な感情を知った。誰しも人間は得てして様々な可能性を秘めている、とはよく言ったものなのだよ。 オレと出逢ってくれて、ありがとう、高尾。 オマエの、いつだってオレに向けてくる真っ直ぐな気持ちや率直な態度、かと思えば突然不安になって落ち込むところ、ころころと変わる表情や意外と泣き虫なところ、時には頑固で簡単に人を頼るのを良しとしない考え方、朝オレに会えただけで上がるテンション、意地とプライドを持って常に前進しようとする姿、そして、人の痛みや悲しみを理解し支えようと尽力する優しさ、…オマエの、そういった全てがとても愛しい。 オレはあの日、オマエに出会えて本当にラッキーだったのだよ。 オマエでなければきっとこんな気持ちにはならなかった。 いつもの調子で笑われるかも知れないが…本当に、本当に、運命なのだと思っている。 ありがとう、高尾。 オレの未来はやはりオマエと共にあるのだと、あの日からずっと信じている。 どうかこれからも傍に居て欲しい。 ……恥ずかしくなってきた。おわる。 >ひゃぁあああんっ!!はいしんだ!真ちゃんがかわい過ぎて全オレの脳細胞が死滅した…ッ!!!! >ああ、愛おしい…オレだけの緑間、ぜってー離してなんかやんねぇ。 |
病気が悪化した。 全部アイツのせいなのだよ。 高尾と話したり、ふとした時に思い出したりすると肺の辺りがざわつく…というか、心臓の辺りがぎゅうぎゅうする病気だ。 それが悪化した。 どうしたものか…。 取り敢えずオレが寝ている間に何かしらしてくるアイツの癖をどうにかしなければ。 …あれをやられると起きた時に挙動不審になるのだよ。 |
一年まであと一月! 今までこんなに誰か一人の相手にのめり込んだ事がなかったから、一年も同じ相手と続く未来を考えた事もなかったんだぜ? 真ちゃんと出会うまで知らなかった感情ばっかで、同じ景色を見上げても隣に誰かが居るだけで違って見えるなんて…初めてだった。 毎日がキラキラしてた。 オマエの目に映る景色を共有出来る喜びで胸が震える程。 真ちゃんからの連絡だけはどの画面を開いてても必ず優先的に表示されるようにしてあって、名前がディスプレイに映っただけで愛おしくて胸がキューンってするようになった。 こーゆーのもパブロフの犬っつーのかな。 友達すら作って欲しくないとか…いつかデートしようって言った約束を反故にしてでもやっぱり茶室にすら出したくないとか、呆れる程の独占欲。 ちょっとでもあの翡翠がオレから外れるとヤなんて…本人に言ったら盛大に溜め息を吐かれそーだけどな。 真ちゃんが好き過ぎて最近は先輩にすら嫉妬しちゃうんだぜ。 ホント重症、医者も匙投げるレベル。治る見込みは今後もねぇけどずっと傍に居てくんないと困るのだよ? 乗りかかった舟っしょ?途中下船はありませーん!行き先はオレとオマエで描く未来で! なーんて、ブフォっ恥っず!! でも真ちゃんとなら信じられっから、ずっと手ェ離さないで居て欲しいんだ。 ま、オレの諦めの悪さをオマエ以上に理解してるヤツも居ねェと思うけど(笑) >以下真ちゃんのかわいーとこ! 挙げたらキリがねぇし、コレはオレだけのもんだから見せてやんないけどな! 真ちゃん、好きだよ。 これからもヨロシクな? |