ただそこに居ってくれたらええ。笑みを傾けてくれるだけで至上やねん。それを冷淡と捉えることにあれこれ云うつもりはあらへんけど、ワシと彼奴の関係に第三者が口を挟むもんとちゃうんやないか。お前の視界では確かに冷たいかもしれへんけどなあ、邪険にしてる訳ちゃうし、愛を覚えてへん訳でもあらへん。───それがワシにしか捉えられへん表情やったら、ワシの視線も恋しさを覚える相手も、ひとりきりや。身体は浮ついても恋しさに思い出す表情は、ひとつきり。
どれだけ語り掛けてきたと思ってんねん。ワシとおる時の彼奴の写真ですら誰にも見せとうないほど溺愛してんで。彼奴も、よう分かってくれとる。
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言葉の綾、言葉の文は間違いやと思てた。何で名前はあやでいけるて知ってるのにそれは知らんかったんやろうほんますまん黄瀬くん。あれ、日記は待っとるで。
そういえば、書庫編集。
海外留学考えとるけど日本語から勉強しなおすべき。
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首筋鎖骨を手の平で愛でられる感触が好き。ぞわっ、てする。確かにこういう発言はネコ側なんやろうなあ。どっかの誰かさんやらに可愛えとか云われとるらしいけど確かにタチなようなネコなようなや。リバップルやし。
話変わって。諏佐はワシの鎖骨っちゅうマニアック、寧ろ変態的なとこが好きらしい。変わったとこにホクロあんねんけどそことかよう舐められる。そんで美人とか云うくせに顔はそうでもないとか。このロリコンショタコンあほんだら。何だかんだ好きやけど。頭ん中、溶かされる感じ。
て、久し振りに諏佐の惚気。ワシも緑間くん赤司くんカップルに当てられたんかもしれへん。忙しいの知ってるさかい三月も一瞬だけ。お前の髪でも撫でさせて貰お。バスケのために沖縄行くとかほんまアホ。その為に忙しいとか、ほんっまアホ。不細工醤油顔。て、散々な云いようやけどそれでも付き合うてんねんで。こっちも腹黒メガネとかめっちゃ云われるしな。メガネ馬鹿にすんなやあーほ。日本地図知らへんくせに。
馴れ初め書いとったら色々浮き彫りになってあかん無理てなった。諏佐のあほんだら。
891.Dedicate
の、青峰にお礼を。おおきに。
身内ネタ多い帳面ですまんな。
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ええとか好きとか軽く口にするけど、そういう時の機械みたいなワシとそうやない時のワシで区別して欲しい。理解求めとるわけとちゃうねん。まあ、アレや。いつどんな時でも大事なことを軽々しく口にせえへん宮地くんは素敵な人やとほんまに思う。これは軽く云うとるわけちゃうで。
呼吸が苦しいなら人工呼吸したる。それで安らぐひと時があるんやったら出来ることならしたるからな。話も、聞いてええなら聞くで。
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耳に馴染むを通り越して溜息やで。それが愛やとしたら自害してもええよ。───なあ、対価求めて愛情とか抜かす奴が払う安い愛に、ほんまの価値はあるん?…崩壊招くんやったらキャンバスを黒で塗り潰した方がええ。まっさらにしたら新しく描けるモンも見えるやろ。折角の綺麗な色が濁る前に。
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最低と否定した、過る予測ほど裏切るモンやろう。それを理不尽と捉えるかは各々な訳や。希望にせよ何にせよ裏切りだらけの世界やろうに。…まあ、何にせよおかしな話やと思うわ。キャンバスに乗せる色が希望であれ絶望であれ塗り替えられることに耐えらへんなら没することもいとわへんぐらいでおらな。
正義を建前にやったら何してもええん?
て、子供みたいに。
沈黙は何者より優れとるもんや。
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ほら、そうやってまた。
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なーんもあらへんよ。
なーんも。なーんも持ってへん。
ただ、口唇に乗せられた柔らかな音を知っとるだけのことや。
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ハード故障やから確実にデータ飛んだわー。あかんわー。暫く立ち直られへん。ちゅうても昔のは殆んどUSBやからアレやけどな。ちゅうか今月出費多いやろから、新しいの買うか、ハードだけ交換するか悩みどこや。スペックに不満はあらへん。
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昔、感情マネジメントしとったら意図せんと感覚麻痺起こして何に対しても感動せえへん機械になってしもた。アレはええんか悪いんか。それを大人になることて捉えとった子供はもうおらへんけど、感情の起伏が激しい子供には菊の花でも供えてやりたい。あやめてやりたい。まぎれもなく憎悪。
いつも、いつも戦う相手は自分自身で、にくむ相手は己である鏡なんや。
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朝早くからMI/CH/EL/LEをひたすら流す。ぱっぱっらー。どっかのオッサンと盛り上がって、今吉くんのイメージが、イメージが、とか云われてしもたっけ。すまんなあぶっ壊して。
シン/ディに眠りを委ねたあの頃みたいになーんも考えやんでええ日々を過ごしたい。
氷解。
雪解けと過ぎる惜しみも笑みのよう、てな。何とはなしに言葉遊び。随分と春めいてきたんやないかと勘繰りたくなる気配がしとるし、日脚も伸びたんやないか。て、願望を口にしといたらええことある。きっと。
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しいんと静まり返っとる中で呼吸音だけが鼓膜を撫でる。ワシはこいつのことを何も知らんけど、口唇に問いを乗せたところで野暮なだけ。頁を捲る音が新しい。劇薬と評する本を開いて視線を落とせば、じんわり蝕まれる。───季節が、ようない。浅く呼吸しとったら彼奴が声を掛けてくれた。いつもなら口にせえへんその言葉に思わず咽喉からひゅう、と零れる。諦念を余儀なくされつつあることを知った。夢見月の近付く宵、桜を見るために。それが口実やった。
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頭痛と眠気でぼーっとする。ここのところずっとや。目え閉じたところで何時間も暗闇を漂うだけ。いい加減飽きるわ。しゃあなしに本に目え落とすぐらいの日々がくだらへんから、いっそ劇薬に口付けしよか。
気が狂いそうや。いや、とっくに気が狂っとるんやろう。きちがいや。眼鏡外さんでええから夢見たい。て、もうじき夢見月やのになあ。可笑しいわ。全部可笑しい。狂っとる。青峰、青峰、なあ、おいで。夢見させて。たったの一瞬でも。
過日が身に沁みる。後悔はせえへん。後悔は。