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477.【妄想の】二つ名キャラで小説を書こうぜ【暴走】
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78 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/03/02 05:05:17 TsTNbbBIO
「さて……では、今度こそ、お互いの用は済んだということで宜しいでしょうか?」
深淵検死官の確認に、俺は一瞬、言葉に詰まる。確かに、俺の用事も、あいつの用事も、し終えてはいるのだが……。
……まあ、別にいいか。どうせこれは私闘のようなものだし、来ないなら来ないで、俺はそれで構わないし。
そう思って、俺が口を開いた時だった。
「──待たせたわね」
俺の右隣に、女の姿が。
「えりーちゃん参上なんだよ」
俺の左隣に、少女の姿が。
どこからともなく──顕現した。
「この期に及んで三対一とは……いささか卑怯ではありませんか?」
すねたように、深淵検死官は言う。何言ってんだこいつ。
「以前、多人数で俺を取り囲んでくれた連中と同じ組織の奴が、よくいけしゃあしゃあとそんなことを言えるな」
「だってあれ、私じゃありませんし」
平然とした顔で、ぬけぬけと奴はそう答えた。罷り通ると思ってんのか、そんな理屈が。
……しかし、これ以上言っても無駄な気がしたので、俺は奴の認識の訂正に移ることにした。
「一応言っておくが、俺は本当におまえへの用事は済んだからな。ただ、こいつらがあんたを追撃したいってことなら、止める義理は」
「あら、もう終わってたの?」
「えーつまんなーい」
俺の台詞を遮って、両隣から軽い驚きと不満の声が上がる。
不服そうに口をへの字にするエリーとは対照的に、ローラは片手を軽く振って、あっさりと言った。
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