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┗1153.bur・i・al(104-108/108)
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104 :
日番谷冬獅郎
2015/05/28(木)03:24:48
…面倒くせえ。
掘り返すのが、
こんなに面倒だとは
思わなかったぜ。
何れだけ見ねえ振りを
し続けてたんだかな。
最近、
昊を仰ぐ機会が増えた。
謂い替えれば、
其れなりに時間に
余裕が出来たんだろう。
…どうせまた直ぐに、
逆戻りだろうが。
気持ちに余裕の有る時は
記憶も緩緩と端から端へ
行ったり来たり。
段段と思考だけが
年寄り染みて、
立つ足許から後ろに
列なる途の涯を
時時でも振り返るのは、
自分自身への
戒めでもある。
『忘れねえ事』
言の葉に置き換えると
陳腐ではあるが、
『俺』と謂う個体の
内側の更なる内に
其れを遺してえと
俺自身が願う限り、
義務でも強制でも無く
勝手に刻まれていく
其れ等を、大体同じ頃に
抉りたくなる衝動に
駆られるのは、最早、
癖としか謂い様が無え。
愉しいか愉しくねえか、
で、考えるなら。
クソも愉しくねえに
決まってるんだが、
そういった微細なものが
集積されて
今の俺が在るんだから、
仕方無えモンだ、と、
割り切るだけだ。
未だに逢いてえと
思う奴は居るが、
疾うに鱗翅は喪った。
心を遺すのは、
正直上手い遣り方とは
到底思えねえのに、
意図せず風化されずに
転がる輝石を眺めるのは
思いの外嫌いじゃねえ。
永く生きて、
どうでもイイものが
増えるのは。
逆に囚われ過ぎるより
未だマシかとも思うが、
其れでも何か一つに
心を奪われてる方が余程
生を実感出来るのは
悪癖と呼ぶに相応しい、
性根の根底に潜む熱だ。
偽りを重ねてでも
譲れねえモノは、
残念ながら未だに在る。
.
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105 :
日番谷冬獅郎
2015/06/08(月)04:20:55
――…久し振り。
鱗翅くらい
飛ばしてくれりゃ
イイモノを。
目紛るしく移ろう
周りの波の中で、
変わらねえものも幾多。
俺の頭の中。
気紛れに飛ばす鱗翅。
心の色。
思考の構築。
友と、縁。
マイペース、上等。
年に一度、
起きるか起きねえかの
自由気儘な散策。
正直に吐露するなら、
淋しいと感じる部分が
無え訳じゃ無え。
もうそんなに
経つのかと、沁沁と。
始まりは、正しく。
どうせなら、
沈むのも同じ場所を。
結局、そんなモンだ。
嗚呼、
胸が痛い。
俺は。
本当に彼奴が
大切だったんだ。
あの手が、
心底好きだった。
今でも、
堪らなくなる程に。
.
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106 :
山田花太郎
2016/01/06(水)02:18:11
やーっとみつけた!
ひとさがしはあんまり得意じゃないんです。
年が変わったので去年だったんですけど、落ち込むことがあって。
好きだったのに好きじゃなくて、好きになりたかったんですけどねー。ぐるぐるして、おかげで少し、体調を崩してました。
なので!
今年は四番隊のお世話にならない事。
それを目標にしようかと。少し、生活改善もしてみようと思って食生活も変えてみてるんです。
…ダメだったら、また報告しますね。
…あ、そうだ。
今年は、雪合戦か水浴びしませんか。
毎年恒例だったのに随分ご無沙汰ですよね。
じゃ、お邪魔しました。
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107 :
日番谷冬獅郎
2016/03/16(水)06:25:37
久しい音。
其れ等が滑らかに列なって、
……嗚呼、お前の聲だ。
鼓膜に触れた瞬間、
何もかもが一気に溢れてくる。
喚び起こされて、
次から次へと涸れる事無く湧く其れは、息苦しさと哀切を伴なって、やんわりと俺を冥い部屋に押し戻す。
だが、残念ながら。
『現在』の俺には、彼の頃の闇の寂寥感と謂うか
無の圧迫感と謂うか、兎に角そういう類いのものは手前の中心が手前でしか無くなったせいなのか、
善く謂えば平穏、悪意を以て表するなら無関心で、見えては居るが視ては居ない。
視えない壁の向こうに大事な物の多くを置いた儘、気付けば取り戻す手段すら喪って居た。
二度と手にする事は叶わないのかも知れねえが、お前が居れば然も其れ等に埋れてる様な気になる位、過去では無く現在進行形で鮮明に彩られるんだから、不思議な話だ。
貴重だ、てのはそういう事。
無論、好い事ばかりが有った訳じゃねえからな。
想い出したくねえ話も掃いて捨てる程に有るし、寧ろ其方のが多いんじゃねえのか。
だが、総て引っ括めて今の俺が在るのも事実で、お前が今でも変わらず居るからそういう風に考えられる、ていう真実。
綺麗事は反吐が出る。
微温い友情ごっこも嫌いだ。
なのに、お前の立ち位置を言の葉に代えたら正にそんな感じで、お前何れだけこの世界での俺の人生に喰い込んでるんだよ、てハナシ。
今後もクソ生意気なガキの世話を宜しく。
副隊長殿は大層人気者みてえだが、濡れる遊びは余所じゃ控えろよ。
毎度の事だと思って、もう諦めとけ。
嗚呼、そうだ。
其方の副隊長殿には、お帰り、を。
だから謂っただろ。絶対なんざ無えんだから、簡単に離れるとか謂うな。
また顔を揃える日が来るなら倖い。
但し、俺は別隊だが。
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108 :
黒崎一護
2016/03/18(金)08:05:53
偶に、
極極、偶ァに。
過去の醜態を敢えて掘り起こして、
彼の頃の気持ちを思い起こしてみる。
いやァ、何で俺、
あんな必死だったんだろうな。
廃業したのか転職したのか、
今となっては、もう、
手当たり次第見てもさっぱり解んねえ位に
見事に退化した眸で、未だ見てる。
けど、ピンポンは鳴らねえし、
鳴ったら鳴ったで宅急便じゃなく
新聞の勧誘だったりな。
色なんか求めちゃ居ない。
肌が騒つく様な音が、唯、欲しいだけだ。
.
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