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99 :
黒崎一護
2012/07/22(日)09:16:34
…ちょ、
今頃気付いて悪りィんだけどさ、
何だ、お前。
そういう大事なコト、此方見て云えよ。
沁沁となら、何時も思ってるぜ、俺も。
凄ェ昔の話みてえだけど、結構鮮明に憶えてる。
…部分的にだけどさ。
時々ったら時々だよなァ、確かに。
井上なんかは、特に。
けど、前も云ったけどそういう事に不安を感じたりはしねえんだなァ、コレが。
端から見りゃ切れちまったのかと思える様な間隔も、ずっと繋がってられると安心出来んのは、時間に関わらずそんだけの信頼関係が其処にあるからだ。
そういうのは、海燕や井上の人柄でもあると思うぜ。別に褒め千切る訳じゃ無えけど、厭な嘘が無えのが解ってっからかもな。
で、だ。
俺の間違い、て何だ!?
其処等辺、全ッ然憶えて無えんだけど!
俺が居る処に海燕が来たんだろ。内心ばくばくだったのを憶えてる。彼の頃の俺は、こう云っちゃ何だが悪りィ宗教に傾倒してるみてえな状態だった。俺の9割が形成された頃。
後悔は一切無え。
総てが俺に必要だった。今でもそう思ってる。
海燕はさ、井上以上に肝心な事は何も云わねえから、勝手に読み取るしか無えんだ。井上は真っ向勝負だから良くぶつかったけど、海燕はそういうの無えだろ?
皆が同じ付き合い方なんて有り得無えから、だからどうしろ、てのは無えけど、話す時は何時もちゃんと考えてくれてんのは解る。だから何かあれば必ず頼るし、逆に俺もそういう存在になりてえと思うんだ。
俺の言の葉に意味なんか幾つも無えよ。云いてえ事はひとつなんだよ、常に。
唯、含みがあって受け取り手によって違う解釈が生じるだけで。
けど、俺を知ってる二人なら何を云わんとしてんのか、直ぐに解るだろ。
変わる事が当たり前の流れの中で、変わらねえモンが在ったって良い。
俺みたいなのをそう捉えてくれる事の方が、俺にはホントに有り難いんだ、て、解ってんのか。
お互いサマ。
けど、もう少し見せてくれてもイイんじゃねえの?と思う時は確かにある!一人で抱え込むのは昔っからだから、慣れっこと云えば慣れっこで、多少引く事も覚えたけどさ、俺も。
俺に切っ掛けをくれたのは、あんただろ。
彼の頃の俺は、冬獅郎しか見て無かった。
真子の時も、溺れて死にそうになってた俺をずっと見ててくれたのは、あんた達だ。
だから、其れは、俺の科白でもある。
有難う。大好きだ。
今迄も、これからも。
ずっと、大好きだ。
.
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100 :
日番谷冬獅郎
2012/11/07(水)06:47:48
荒れる。
荒れる、荒む。
どうにもならねえと
解って居るのに、
どうにかならねえかと
足掻く内側の焦燥感。
其れに理由があるなら
手の施し様もある。
…かも知れねえ。
大体な、
忙し過ぎなんだよ。
彼奴等、人を何だと思ってやがる。
――…元気そうで。
数日前の話とは謂え、
まあ、何よりだ。
元から気紛れな鱗翅も
今は更に
飛ばす余裕も無え。
想っては居るんだぜ。
俺なりに。
冬が近くなって、闇が長く居座る様になった。
暗幕の中の様な微温さはまるで皆無で、冬霄に咲いた花火だけが
小さな明かりを灯す。
思い知る事は、
唯ひとつ。
絶対謂わねえ事が、
唯、ひとつ。
俺は。
何の為になら、
この身を棄てられるだろう。
真っ当な答えなら、
既に漁り尽くした。
其の上で。
尤もらしい解答は何だ。
溜め息しか出ねえ。
醒め過ぎだろ。
碎けただけなら
未だマシだった。
其れを手放したのが
失敗だったらしい。
だが、重要なのは、其処じゃねえ。
問題なのは、取り戻す気が無え、て処だ。
月、が。
酷く恋しいのは、
其の記憶を
さっさと棄てられずに
抱えた儘で居た、
俺自身のせいだ。
喪いたくねえもの程、
中途半端にしか出来無え
俺が、悪い。
この期に及んで
堅実さを厭う俺は、
賭事より勝率の低い
月の光と星が降る夜を
未だに待って居る。
.
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101 :
日番谷冬獅郎
2012/12/21(金)08:25:37
――…お前は莫迦か。
てめえで這い上がれねえのに、堕ちる処迄堕ちてどうする。
『タイミング』と謂う単語で語るのは簡単だが、別に狙ってる訳でも何でも無えからな。
胸騒ぎがした訳でも無えし、どうしてるかと探りを入れた訳でも無え。
付かず離れずで既に一昔になろうとしてるのは、見事に予想外だ。が、だからと謂って、あっさり途絶えさせるつもりも更更無かったが故の現状だと謂うなら、これからもこんな感じで続いて行くんだろう。
昨夜俺の許に届いた久方振りの鱗翅は、一見良い報せとは謂い難いが、其れでも。
確実に其処に『在る』と示された事に変わりは無え。
或る意味、倖い。
てめえから望む望まねえに関わらず、先方から望まれねえ儘なら、どんなに手間隙費やして手繰り寄せた処で、虚しいだけじゃねえのか。
今、後悔しても、後後良しと思えるなら其れで良い。
択ぶ自由は双方等しく持ってる筈だ。
引き際を見誤らなかったと思えば良い。
今時期になると彼是想いが廻るのは、大半が冬の括りに集約されてるからなのか、否か。
瞬間的に五感を多く使えば使う程、より強く記憶に残るらしい。
夜の長さ、
床の冷たさ、
吐息の白、
布越しの温もり、
…其の他諸諸。
どんなに積み重ねたとしても、決して埋もれねえ程の鮮烈さで『在り場所』を確保する其の様は、昔噺であり、現在進行形でもあり、感情の棘を徐徐に喪いながら、俺と謂う存在を象る器に集約される。
.
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102 :
朽木緋真
2013/03/08(金)05:21:10
刻は廻り、
記憶は埋もれゆくもの。
憶えて居る居ないに関わらず、少しずつ降り積もって圧し籠められた其れは、何時か化石の様に『其の時』を見せてくれるのでしょう。
拘り引き摺られるのでは無く、そういう時代もあったのだと。
通り過ぎた事だけを、
どうか…――。
倖せでした、と。
少しでも、
伝わります様に。
.
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103 :
日番谷冬獅郎
2013/08/08(木)07:52:11
…くっだらねえ。
おい、
恒例のアレ。
考えておく様に。
忘れるなよ。
意を伝える為に
唇から零れた言の葉は、
虚空に吸い込まれて
誰の耳にも届かねえ儘。
当の俺にさえ、
聴こえやしねえ。
そんなモンは
端から無えのと同じだ。
…偶には濡れずに終わりてえんだが。
果たして、
どうなる事やら。
.
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