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┗1622.玉散る刃の巡恋歌(6-10/186)
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6 :
志波海燕
2008/02/09(土)00:55:32
冷えた利き手を天高く闇夜に翳し、
吹かぬ風を呼び寄せる。
醜悪な感情を取っ払いたくて、
普段の手前を取り戻したくて、
俺は呼ぶ。
ンなにも余裕が無ェなんて、笑い話にもなりゃしねえ。
此れじゃあ「暴く」なんて豪語した俺の面目丸潰れだ。
膨れ上がった諸々の情は、
如何したら制御出来んだろうな。
── 薇 ──
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7 :
志波海燕
2008/02/09(土)05:03:06
嗚呼、手段なんぞ至極簡単で。
厄介な情も敢え無く鎮圧。
逆らえねえし、抗えねえ。
元よりそんな気はサラサラ無ェがな。
たった一言。
然れど一言。
制圧するには充分だ。
…さァて。
俺の命とも思しき総てへの手付けは御法度だ。
解って遣ってんなら其れも良い。
但し。
相応の覚悟はして遣れよ。
俺はそんなに甘く無い。
── 三日月 ──
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8 :
志波海燕
2008/02/09(土)16:49:32
良かったじゃねえか、願いが叶って。
そんな事を呟きながら、切らした煙草を取りに家へ戻ると。
まァだ、寝てやがる。
長過ぎる前髪を掻き上げて遣れば、微かな身動ぎ。
起こしちまったかと手を引けば、再び寝息を立て始める。
普段は俺を揶う為に開かれる薄い唇も、今は呼吸をする為だけに微かな隙間を作り出す。
其処へ悪戯染みた接吻。
アア、…重症。
夜に備えてゆっくり寝とけ。
── 女宮 ──
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9 :
志波海燕
2008/02/10(日)04:12:00
躱すなら___無い
護るなら___無い
__するなら、斬る
久しく耳にして居なかった所為か、忘れちまってた。
俺にとっての「覚悟」ってヤツをよ。
俺の命に代えてもオマエだけを。
オマエとオマエへの想いに。
俺は誓う。
愛してる。
── 夕月 ──
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10 :
志波海燕
2008/02/11(月)05:43:18
強く在りたい、と自らは望めども
そうそう強くはなれねえモンで
其れは俺にも云えるし、オマエにも云える。
甘やかしてるつもりじゃねえんだぜ?
オマエと正面切って向き合ってるだけのコトだ。
オマエに対する誠意であり、愛情表現。
其れが甘やかすコトになるってんなら、幾等でも甘やかして遣る。
ウンザリする程に甘やかして遣るよ。
…って、本気でウンザリされちゃあ困るがな。
オマエへの一寸した贈りモノ。
部屋の隅に置いといた。
未だ、ちと気に入らねえ部分もあるが取り敢えずってコトで。
少ォし眩しいかもしれねえや。
── 雲間草 ──
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