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┗1762.愛し金糸雀(156-160/165)
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156 :
市丸ギン
2012/05/14(月)23:59:05
毎年毎年、同し事しか言われへんけど…
キミに捧げる感謝の言葉
あの時キミが、ボクに声かけてくれへんかったら
今は無かった
キミが、ボクの存在を作ってくれた
ボクという存在を維持してくれるんもキミで
喩えるならば、キミは水
すべての源みたいなもの
澄んだ水は、清らかにながれる反面
石を丸く削る鋭さもあり
変幻自在な水が清らかなまま、流れ続けられますように
ボクはキミを守ってあげたい
ボクなんかに出来るかはわからへんけど…
四年もそばにいてくれてありがとう
これからもよろしゅうに…
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157 :
市丸ギン
2012/06/11(月)18:05:52
ある日、
其れは雨の降る日だった
ぼつ、ぼつ、と落ちてくる大きな雫が傘を撃っていた
次第に雨は激しさを増し、視界すら阻む
傘の存在を忘れさせる程に草履も、着物の裾も、濡らしていった
(意味無いもんは要らん)
傘を放り投げれば、頭皮に、肌に、生温い大きな雫がぶつかる
其れが妙に気持ちが良く
両腕を広げて、全身に浴びた
髪も、着物も、襦袢も、下着も、何もかもが水を吸って重くなっていく
その反面、心は妙に軽かった
己の莫迦げたその行為に、声を上げて笑った
(嗚呼、笑って全部忘れられたらええのに)
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158 :
市丸ギン
2012/08/08(水)19:34:18
ヂリヂリと、全てを焼き尽くしてしまうような陽の光が苦手で
外を歩く時は日陰を探して、
さながら影踏みのように歩く
影が無くなり、強い日差しに目を焼かれ、
一瞬の目眩後、現実に帰る
アレ?もう、こないなとこまで来たんや
不思議なもんやね
足元だけ見て歩いとったらこない遠くまで来てしもた
戻る道は、
無い、か
このまんま、前進むしかあらへんのやろね
光にやられて、倒れへんようにせな
あっちの陰に、はよう、行かな
…なぁんて
夏は、頭が沸いてあかんな
炎天下にキャラメル置くと、どろっどろに溶けるさかい気ィ付けや
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159 :
市丸ギン
2012/12/16(日)20:17:47
幾度声に出そうとも
幾度飲み込んでも
幾度抑え込もうとも
変わらない言葉がある
しかし其れを毎日口にするにはボクはまだ不完全で
きっとこれからも不完全なまま
だからあまり声には出さないけれど
変わらない気持ちが此処に在る
なぁ、
君には分かるやろ?
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160 :
市丸ギン
2013/02/15(金)01:15:39
一度閉じた眼が再び開くと厄介だ
こうして、眠れなくなってしまう
眠らなければ、眠い筈だ、そう考えても体は裏腹
全く、眠りに落ちるのを嫌がる
テーブルの上には食べかけのチョコ
二人で食べ合って、美味しい、と笑い合った
手作りには敵わんよ
ボクはチョコやら甘いもん好きやけど、キミが作ったケーキが一番好き
珈琲は苦手やけど、甘いカフェモカなら飲める
朝の光景思い出して、チョコの箱をそぅっと開けた
さっきボクがあげたこれを、嬉しそうにキミは食べてくれたけど…やっぱり買うたもんは味気ない気がする
ああ、でも
一緒に食べたら美味しいか
…うん
きっとそうや
さて
キミが作る朝飯食べるためにそろそろ寝ようか
今度こそ、眠れますように…
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