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┗1919.PETROUCHKA(6-10/168)
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6 :
グリムジョー・ジャガージャック
2008/09/27(土)23:21:38
禍々しい闇の上に成り立つ微温さや甘さってのは時に、とんでもなく清らかだ。
餓えて渇いて仕方無かった孔に沁み入って来る。
じわり、っつぅ音がやたらと相応しい。
蕩みの有る波紋が深ぇ場所に広がって、中心からゆっくり温められる感覚。
控え目な波がどうにも優しい。
撫でる掌なんざ見えねぇってのに。
根底に昏ぇモンを抱えてるからこそ、とぐろを巻く腹の底に秘められた純情。
………ああ、すげぇ尊いなァ。
凡その在り方も裏付けとなる陰影が在ってこそなのかも知れねぇ。
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7 :
黒崎一護
2008/09/30(火)01:33:56
雨が、───降ってる。
肌寒い夜とこの音は俺の胸にもしとしとと雨を降らす。
普段は自覚せずにいる柔な感覚が、
空気中に舞ってた埃みたいに雫と一緒に心の襞に流れ込む。
個体として生まれ落ちた時から始まる孤独。
肉体の檻に隔てられたあの時から。
見えない手は風が吹けば温もりを持たない。
酷く、沁みるんだ。
嘯いてみようか。
寂しいだけなら幸せだと。
孤独を知ってる奴が好きだ。
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8 :
グリムジョー・ジャガージャック
2008/09/30(火)02:14:57
失くした在り処が痛ぇのか。
失くしちまったから痛ぇのか。
愛し、
愛される事への害悪、
───自己愛。
狂っちまう程愛せる悦びはきっと、
愛される事以上の幸せなのかも知れねぇと、
孔を撫でてった丘の魔物。
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9 :
グリムジョー・ジャガージャック
2008/10/02(木)02:29:02
何時か無に還す俺達は酷く曖昧な存在だ。
繰り返す筈の輪廻の輪からも外れてる。
お前の舌を割ったガルーダ、
俺の背に陣取る女、
覚えてもねぇ業の起源を履かされて躍り続けるこの盤上。
刻み込まれるアカシックレコード、
もう彫る隙間なんざ無ぇってのに。
この靴を脱ぎ、
忘却と言う名の安らぎを。
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10 :
グリムジョー・ジャガージャック
2008/10/02(木)02:31:17
万物は全て変わり行く。
不変なる物とは唯一、唯それだけだ。
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