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┗2322.高らかに詠え(147-151/161)

|||1-||||リロ
147 :朽木ルキア
2012/01/14(土)19:04:33

阿近は普段から私を甘やかしがちだと思うが、この日は特に。

まだ眠い目を擦って居間に足を運べば、宝石のような果物が敷き詰められた甘いタルト。
初めてのお揃いは互いの指に光り。
魔法の手から作り出される繊細な髪飾り。

頂いた贈り物は勿論嬉しい。
ただ、それ以上に祝おうとしてくれる気持ちがかけがえない贈り物だと。

一緒に居てくれて、ありがとうございます。

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148 :朽木ルキア
2012/01/26(木)06:01:00

近頃逢瀬は楽しみでもあり、憂鬱でもある。
逢って共に過ごす間はとても幸せなのに、離れるときは寂しくてたまらない。
一日中ずっと傍に居られたら、と願ってしまうほどに。

寂しいときは代わりにと贈られた縫いぐるみを抱いて。
この欲張りな気持ちにきっと限りなどない。

今日はここから。
愛しています、と。
2012.04.02

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149 :朽木ルキア
2012/02/14(火)23:50:03

バレンタインデー。

現世のイベントであるのは勿論承知しているが、恋人たちの日とも聞けば実行しないわけにはいかない。

>ブランデーを入れたチョコブラウニー。

来年は何を渡そうかと、今から考えるのもいいかもしれんな。

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150 :朽木ルキア
2012/04/14(土)15:20:10

>四月十四日
>花見

花が散ってしまう前に行きたいと言っていた花見。
なかなか時間が取れず先伸ばしになっていたが、阿近からの誘いで実現した。
本当は弁当を作って二人でのんびりと過ごしたかったのだが、私の休憩時間が短かったこともあり急いで庵に。

桜の木は墓標だ、などと言いつつも二人して桜の散る美しさを堪能。
楽しいときは本当にあっという間で、直ぐに刻限となってしまったが。

…あの間接は狡い。
暫く心臓が煩く、執務に集中できなかった。
いつか仕返しを。

>薄桃色の花弁と、玄米茶

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151 :井上織姫
2012/05/11(金)00:15:38

あなたからの蝶で気持ちは少し落ち着いたんだけど、やっぱり無理だったみたい。
抱き締められる腕の中で一生懸命目を閉じてみたり、あなたの心音に耳を澄ませてみたりしたけど、睡魔は一向に訪れなくて。
それよりも近くから改めてよく眺める顔の端正さだとか、煙草の香りが少し混じるあなたの香りだとか、あたしとは違う肩幅の広さだとかに寧ろ心臓は煩さを増していく。
あたしの心臓の音であなたが起きちゃわないかって、少し心配になるくらい。
このままお布団の中でごろごろしながらいちゃいちゃできたらな、なんて妄想をしてみる。
あ、楽しいことを考えてたら眠れそうになってきた。
たくさんぎゅうぎゅうして頭を撫でて貰って、優しいキスをたくさん!
勿論あたしからのお返しも忘れずに。
それから、それから…。
>夢へ落ちる道を辿って、あなたの元まで行けたらいいな。

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