波打ち際、２メートル

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┗2384.波打ち際、２メートル(56-60/94)

56 :ウルキオラ
2009/12/05（土）21:43:05

届かない言葉など意味はない。
お前は此処を覗くだろうか…―愚問だな。

こうなってしまった今、
まだ嫌われた方がよかったのかと
呆れられ罵倒で離別出来たなら
これほどまで辛くはなかったのか。
どれも自身の傷を和らげる為の例え話
身勝手さは負けていないと自負。

浮かぶ事は
出逢ってからの様々な出来事、思い出
満たされていた時間。
お前に出逢えた俺は、間違い無く、世界一の幸せ者。
正直、後悔も未練も溢れそうな程。だがもう、それを直接届ける術がない。
あったとしても、如何して伝えられるだろう。
きっとお前も悩んだ結果の結末。苦しんだ…離別なんだと。優しい奴だ、何時も何時も俺の事ばかり気遣って…
そんなお前に、俺は何をしてやれただろうか。何かしたい、そう思うだけで大半の事は実行出来て居なかった気がする。

もっと言葉を交わしたかった。
お早うもおやすみも、ただ今もおかえりだって…これからずっと…ずっと続くと、何の確証もなく思っていた……

上手く愛せなかった、素直になれなかった
お前は幸せだったと言ってくれたが…決していい恋人ではなかっただろう。

謝罪も要らん、応援などしてくれなくていい。

待つ事を許して欲しい。
何年でも待つ、待ちたい。愛してる、まだこんなに…

―…解ってる、愛情は押し付けるものではないと。

最後、
最後の我が儘だ。
約束でも何でもない、勝手な俺の呟き。

いつかお前の声が、聞けたらいい。

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57 :ウルキオラ
2009/12/06（日）17:19:32

何度も何度も読み返し
その度に涙が溢れ、逢いたいとココロが叫ぶ。
もう既に何度目か、一字一句記憶するほどに目を通したお前の最後の言葉。
言いたい事、思う事は沢山ある。しかし今、それを言葉として構築するのは難しい、泣き濡れた思考ではきちんと伝わらない気がする。

ただ一つ
待つのが辛いとは思えん。お前を失うことの方がどれだけ辛いか、比べるまでもなくわかる事。

俺の幸せは、俺が決める。

誰かとの幸せなど欲しくはない、俺はお前の隣に居られれば幸せだった。
お前を幸せにするのも俺でありたい。
変わらない、変えたくない。この想いだけは絶対に。

いつか此処に帰ってきてくれたら
もっと上手く愛を伝えたい。

それまで
どうか元気で。

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58 :ウルキオラ
2009/12/06（日）18:13:51

これ以上、情けない姿を晒すわけにはいかない。悲しみにくれるのも、止めだ。

もう振り返らない、其処にお前は居ないから。
だから進む。立ち止まりはしない。

歩く道に寂しさも虚しさもない。独りではない、そんな気がする。不思議と、…お前が近くにいるような、そんな気がしている。―…幻想だと笑えばいい。
過ごした時間、貰った言葉、受けた愛情…全て俺の中に在る。ずっと、一緒だ。
進みきった先、其処に何があるのか、…お前の姿があればと思わずには居られないのは本心だが。
今、この場所から歩みを進め、少しでも成長しておきたい。こんな雑文ばかりの綴りを愛読してくれている奴等に呆れられぬ様、そして、お前に恥じぬように。

強く、…在りたい。

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59 :ウルキオラ
2009/12/10（木）05:31:56

> 12/11 AM1:34

気分転換にと足を向けた久方振りの控え室。
第八、人間の女、それと市丸様。
昨晩はお相手、有り難う御座いました。

それにしても
…まさか彼奴の知り合いに逢うとは。
偶然にも程がある。

唐突さに指先が震え思考も停止。
何度か蝶のやり取りで聞いていた、同じ姿の…。
まだ彼奴の事を笑って話すには時間がかかりそうだと自覚。

待つのは辛くない。嘘ではない、
一年、…たった一年だ。
その一年の間に、沢山の欲求が生まれるだろう。
共に迎えたかった日、約束のままの誕生日、送りたかった風景、伝えたかった言葉、渡したかった物。

彼奴は今、大変な思いをしている。
俺だけが弱音を吐いてばかりは居られない。為すべき事をする。

貴方に逢えたお陰で、俺はまた進めました。有り難う御座います、市丸様。否、…――。

もう少し早くに声をかければと、…今更だが。あの場の用途として不適切だった。不快、迷惑をかけてしまった者も居ただろう、この場を借りて謝罪させて貰いたい。
今後、気を付ける。本当に申し訳なかった。

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60 :ウルキオラ
2009/12/11（金）22:47:08

日に増していくコレ。
お陰で理解力も欠いてきた。…もともと在るモノでない故に、読み返して今漸く理解に至る。

昨夜の事も同じく。
言われた言葉は否定してきた
待てるお前は偉い、と。
何が偉いのか、待つ辛さが在るからか？…辛くないとその度に訂正はするが。

俺からすれば
待たれる重さ、を背負わせてしまった事に罪悪感が湧く。それに気付いたのもつい最近、今、と言ってもいい程。
待つのは自分の意志だ、待たれると言うのは…他者からの押し付け、それ以外に何と言う？
増してや彼奴は待たせる事を酷く嫌う。……理解しても尚、口にしてしまった。

> …――嗚呼、進めて居ない。

進んだと思えばまた後退している。
思考も酷い有り様だ。

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