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┗2429.レミニセンス(1-5/174)
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1 :
市丸ギン
2009/08/08(土)07:30:11
さて。
夜間飛行を、キミと。
心臓>>>3232
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2 :
市丸ギン
2009/08/08(土)07:32:12
二番煎じやけど文句は受け付けまさん。
何を渡そか用意しよか、一年掛かりで悩むのは毎度の話。
せやけどやっぱりボクがキミにあげられるモンはこの身一つやから。
一つでも多くの想いを此処に綴るよ。…毎日はサスガにちと厳しいけど、二度目のかくれご開始を勝手に宣言。
――…そう思うた矢先やで?幸先悪いコトに蝶籠失せさした不手際にはアタマが痛い。
昨年の今頃には初めて寝ぼけて白い蝶々飛ばしてもうたんやから、もうちょい気ィ付けとけ・ゆう話。
今までキミがボクにくれた言葉の殆どが消えて滅入らん訳もあらへんし?何や不吉。……あァ、御神籤の大凶がこないな所で当たってきとるんか。今更狛犬踏み付けた事を後悔しても遅いんやけどねェ…罰が当たった気分やわ。
いつやったか、ボクが飛ばした蝶々一匹籠から放してもうて凹んどったキミなら解るやろ?今のボクの気持ち。あれの何百倍…いや、正直桁数言うたら四桁の大台な訳で。
ほんでキミの声も聞かれへんねやから何の地獄。
20100430.
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3 :
市丸ギン
2009/08/09(日)11:04:32
野良仕事だけで食うていけるか・ゆうたら…まァ無理とは違うんやけど、手隙で他にもやらなあかんコトは何ぼでも出てくる訳で。
米作り教わっとる爺さんに「山歩き教えてやる」言われて、山へ柴刈りに行きました。…いや、実際は山菜採りなんやけど。
この時期の山は食い物が豊富で面白い。思い出すのは餓鬼の頃で、百年は離れとった暮らしの筈やのに意外と身体が覚えとったわ。
若いモンこき下ろして得意になる気で居ったらしい爺さんが目ェ真ん丸にしとったんが笑えた。
せやけどやっぱり、何十年も山ァ庭にして生きてきた相手には敵わんもんやね。何が食えて何が毒かは解っても、名前やの生えとる場所やのはちィとも解らん。漸く得意になって話し出す爺さんの背中に従いて歩いたら日が暮れるのも早い早い。
今まで生きた時間だけ取ったらボクの方が年上やけど、ボクの半分も生きとらん癖に老いを刻んだ爺さんの知識の多さには舌ァ巻いたわ。散々強要されとる師匠呼び、ちょお考えなあかんかなァ。
20100501.
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4 :
市丸ギン
2009/08/10(月)07:55:47
或る物書きさんが描いた世界のお話。
有名なんは多分、無情な其れ。
うん、ボクも嫌いやあらへんね。
ただ、もっと興惹かれる話があるんや。自分本位な道化と色んな意味で最低な女コマシの王サマが出てくるんや。
道化の彼は自分の娘を大切に大切に閉じ込めてまう。矛盾?…そらしゃアない。何せ利己やからな。
せやけど王サマは娘を知る、娘もまた王サマに恋をするんやて。
そないな事態避ける為に自分を家から出さない親父に、娘が恋を言い出せる筈もあらへんやんなァ…
まァ、要はそんな話。
道化は何がしたかったんやろな。誠実で実直なオトコ連れて来て、娘を嫁がせるキモチがあったようには読み取られへんかった。穿った視線抜きにしてもな。
ほんなら自分が死んでから、娘がどうなったもんか考えんまま生きとったんか。
幸せを、望んでやれへんかったんか。
アー…深い。それとも浅い?
問題は下手したら道化の彼に共感出来てまうボクの無神経。
身勝手を押し通して尚笑えそうな思考がほんまに残念。
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5 :
市丸ギン
2009/08/10(月)15:46:48
雨の中、白い雫を受けて羽ばたく蝶々に尊敬の念を送りつつ。
>遅咲きの
今日も今日とて山歩き。年寄りの癖に毎日元気な爺さんは、ボクには偉そうな口叩く割に嫁さんには敵わんらしい。…ちょっと親近感。
もう歳なんやから無理するなやの、弁当に入れた味噌大根残したらしばくやの、優しいお見送り貰うて出立した。笑うてもうたら怒られたけど和むんやからしゃアないわな。
婆さんも随分と元気なヒトでな、カカア天下・ちゅーのはこれを言うんやろなァ思わせるだけの女性や。キミと仲良うなった日には爺さんだけや無うてボクも敵わんようになるんやないの。…まァ今も似たようなもんですが。
見付けたのは一本だけで咲く遅咲きの桜。寝坊したんやて笑うた爺さんが、落ちた花びら手ぬぐいに包んで持ち帰る様に頬が緩んだ。
せやから、ボクもキミにお裾分け。
今年は一緒に見られへんかったけどな…ボクら同しモンを見たんやで。
20100505.
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