レミニセンス

綴一覧
┗2429.レミニセンス(6-10/174)

6 :市丸ギン
2009/08/11（火）20:25:16

連日の山歩きが堪えたんか、帰ったら飯食いながら寝とった。
…いや、ちゃんと片付けまでして布団入ったんやけど味噌汁啜った辺りから覚えとらん不思議。
寝た覚えあらへんのに目ェ覚ますんはちょっと怖い。

キミが忙しい内に飯抜いて身体壊したら元も子もないやん？留守番もマトもに出来へんのかいな・呆れられたないし。
三食きっちり…とはいかんけど、それなりに健康な生活心掛けとるボクは偉い。褒めて下さい。

ご褒美にはキミの手料理を要求したいとこ。

20100506.

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7 :市丸ギン
2009/08/12（水）19:57:08

>星

帰って来たキミが綺麗やったて言うもんやから、屋根に上がって星を見た。

山奥だけあって空を遮るモンが一つもないのはええことや。現世は地面から見る空がごちゃごちゃしとるのが気に食わん。
未だ少し肌寒かったけども、虚圏の砂漠の空とも虚夜宮の天蓋とも違うて清々しい色やった。

その内にキミと見たい。
寒かったら毛布に包まって、暑かったら蚊取り線香でも焚いて。
膝にキミを乗っけてでも、二人並んででも同しコトや。
流れ星を指差す分に問題はあらへん筈。

はて、二月先の七夕には、一緒に笹の葉揺らせるやろか。

20100507.

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8 :市丸ギン
2009/08/13（木）16:54:55

或る少年の毛布について。

憧れたことがあるんや、その話を知って以来ずっと。
二つで一つに括られること。そんなんを羨ましい妬ましいと思うんは昔から変わらんボクの癖。

彼にとっての毛布に似た、そないな存在が…欲しかった訳やあらへんな。きっと。
ボクにもそんなモンがあるんやったら知りたかった。うん、言い得て妙や。

せやけど、いつか彼は毛布を手放すんやろね。突き詰めたら消耗品、何年も使っとったらきっとボロボロになってまうんやから。

新しい毛布に馴染んで愛着を持つまで、彼は何を思うんやろか。

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9 :市丸ギン
2009/08/13（木）22:40:40

そもそもやね。

女の子が神妙な顔してオトコの尻を撫でるのはいかがなモンかと思うんよ。
ほんで仕返しに撫で返したら「恥ずかしい癖に」ですよ。
何やねん、何の話やねん。何でバレとんねん。

…いや、これは何時の記憶？

あかんなァ…熱が出ると大概前後不覚になりよる。色んな記憶が右から左の浮かんでは消え・や。
アー…風邪引いて解り易く甘えたになる自分の可愛げを射殺したい。

20100513.

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10 :市丸ギン
2009/08/20（木）15:20:22

まるで引っ手繰りにでも遭うた気分や。

…言い過ぎたかも。
ゴメンナサイ。

何処かで夜遊びして怪我したら、…や、夜遊びしたら怪我ァするんやけど。そらボクが悪いんやけど。
傷の手当てもそこそこに、駆け込む部屋がある。
それがボクの甘えやてキミはきっと気付いとるんやろね。

なァ、目ェ醒まして傷が全部癒やされとったボクの気持ちがキミに解るか？

20100516.

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