綴一覧
┗2448.翠玉(11-15/197)
▼|
前|
次|
1-|
新|
検|
書|
リロ
11 :
グリムジョー・ジャガージャック
2009/08/19(水)23:35:33
大分今更だが、題の意味について触れた事は一度も無かったな。
今夜は出払う気にもなれねえし、一応俺なりに籠めてる意味っつうモンを記しておく。
付箋して即此処を開ける様な状態にするつもりは無え。
コレを見たてめえ等の、記憶の片隅にでも残んならそれでいい。
長えからその辺は覚悟しろ。
------------------------
「翠玉」が何なのかは解るか?
英字表記だとemerald。
まァ、要するに宝石の一つとして名を知られるモンの事だ。
他にも緑玉石、緑玉、翠緑玉……呼び名は色々あるらしいが、その辺は単に響きから選んだっつう裏話は今はどうでもいい。
知り合いの一人に、矢鱈と石に詳しい野郎が居る。
俺は石になんざ欠片も興味は無えんだが、ソイツが小煩く講釈を垂れるモンだから俺迄多少は知識を持つ様になっちまった。
翠玉の石言葉は「幸福」。
奴曰く、「愛で成功を得る」石。
この二つの意味は、どっちも俺にとって深い意味を持ってる。
ソレこそが…俺が求めていたモノに他ならねえからだ。
俺は一度、全てを喪った。
ずっと願っていたモンは叶わねえんだと、無謀な幻想は追うモンじゃねえと捨てた筈だった。
…だが、現に俺は迷ってる。
あの時得たモンは紛い物に過ぎなかったが、今度は本物を掴みてえっつう想いが先行してどうにも制御が利きやしねえ。
無論、それを抑え付けようとするモンも未だ残ってる。
此処で少し話を変えるぜ。
文を綴るっつう事は、端的に表すなら物事を捉え直して再度考えを纏める事と同義だと思ってる。
まァ、コレは所詮俺の解釈に過ぎねえ訳だが。
繰り返される激情の衝突によって生じたモンを、言葉としてこの綴りに改めて記す。
前々から俺の内に秘めてたモンも合わせてな。
全てを吐き出し終えた先に俺が求めて来たモンがあんのか、吐き出して行く過程でソレに辿り着けんのかはどうかは知らねえが。
その作業こそが、今の俺を着実に前進させる道標になると俺は信じて疑わねえ。
その為の場所だ、目ェ通す側が読み物として愉しめる様な事は一切書けねえだろうぜ。
元が自己満足の綴りだしな。
上手く纏められねえし、その所為か長くしか綴れねえ。
他の奴等みてえな、流麗な文章…っつうのか?そんなモンを書く事は不可能に等しい。
この先も、暫くは今迄みてえな後ろ向きな記述が並ぶ筈だ。
それでも構わねえって奴だけ、これから先も適当に読み流せ。
> 「翠玉」。
ソレが持つ意味は、正しく俺の理想そのものだ。
[
返信][
削除][
編集]
12 :
グリムジョー・ジャガージャック
2009/08/20(木)11:06:21
……最近、ヤケに眠りが浅え。
前触れも無く目ェ覚めちまう時もあれば、大した事無え物音に反応して飛び起きる時もある。
自宮に居ると時間がはっきりしねえんだが、現世の夜が明ける迄に幾度と無く目ェ覚ましてる筈だ。
そもそも、俺は前から寝付き自体が相当悪りィ。
何時間も横になってねえと一向に眠れやしねえし、今は瞼が重くなっても何故かてめえ自身の動悸が煩くて眠れやしねえ。
まァ、かと言って止める訳にも行かねえっつうのが痛え処だが。
寝る時間っつうモンは、元々俺にとって必要不可欠であり最高の至福の時間だった。
それが今じゃ、最悪一睡も出来ずに朝を迎える日迄出る始末。
段々とではあるが、流石に苛立ちが募り始めちまってな。
現世で言う早朝の時間に、とうとうソレを爆発させちまった。
原因は、突然床が揺れた事によって折角の眠りが邪魔されたっつう至って些細な事。
虚夜宮で床が揺れるって事は、どっかのバカ共が戦闘でも開始しねえ限り有り得ねえ。
此処は一つ殴り込みにでも行ってやろうと、揺れる原因を作ってる場所を特定して向かった……のは良かったんだが。
辿り着いた先で見たモンのは、大規模な部屋の模様替えを展開してやがる同胞の姿だった。
呆れて果てて言葉も出ねえ。
つうか、大体何でこのタイミングにソレを始めてんだよてめえは。
その面に一発決めるつもりで態々動いたんだが、てめえのお蔭で殴る気も失せちまったぜ。
微睡むばかりで、何で熟睡する事が出来なくなっちまったのか。
原因の見当は付いてる。
前みてえに眠れる日が来んのは、まだまだ先の話になりそうだ。
> 独りの夜は矢鱈と長え。
今日も一日、俺の口からは欠伸ばかりが零れる。
[
返信][
削除][
編集]
13 :
グリムジョー・ジャガージャック
2009/08/20(木)14:12:12
> 私信
>>「Agate"the Bad Joke"」ノイトラ・ジルガ
コッチこそ、てめえから態々反応が貰えるとは思ってなかったぜ。
返事は必要無えって態々書いてたっつうのに、律儀な野郎だ。
回答が面白えってのは、別にてめえの綴る内容に限定して言ってる訳じゃねえよ。
思った様に答えてんのが在り在りと伝わって来るてめえ自身の事も含めて、とでも言っておくか。
……まァ、そういう事なら俺も力抜いて行かせて貰う。
てめえの方こそ、てめえの気が向いた時にでも声掛けろよ。
>>「#2」ジオ=ヴェガ
第一声からどうかと思うが、何だその長ったらしい形容詞は。
大体俺は子猫じゃねえ、前半と髪は否定しねえがソレは止めろ。
生憎てめえに迄バラガンの野郎みてえな事を言われる筋合いは無えんでな、虚閃喰らわされたく無けりゃその辺にしておけ。
良く言った、それでこそ面白味があるってモンだぜ。
てめえと面を合わせる時を愉しみにしといてやる。
>>「覚醒」小島水色
中々興味を惹かれる題の綴りが上がってたっつう理由から、興味本位で目ェ通すと俺の綴り名が挙がってて正直驚いた。
だが、先ずは感謝しておく。
てめえの書く内容には…まァ、不本意なのかも知れねえが些か俺と通ずる処がある気がした。
てめえの綴りも覗かせて貰うが、嫌なら今の内に言っておけ。
>>「空夢」朽木白哉
どうやら俺の綴りを名挙げしてくれてるみてえだな。
てめえみてえな綺麗な文を綴る奴の処に俺の奴が入ってて良いモンなのか…何と無く恐れ多い気もするが、礼を言う。
てめえがこれから何を綴って行くのか気になる処だ。
確かてめえは朽木っつう隊長格の死神だったか。てめえの綴りも挙げさせて貰うが、悪く思うなよ。
>>「琥珀色の月」檜佐木修兵
態々俺宛の記述を残してる様だが、別に見返りを求めててめえの綴りを挙げてる訳じゃねえ。
てめえの綴りは俺の理想みてえなモンだからな…その敬意を表して名挙げしてる迄だ。
てめえ等の幸せに水を差す事しか書けねえ綴りなんでな、見ねえ方が恐らく特だぜ?死神。
何はともあれ、礼を言っておく。
>>「LILIN」黒崎一護(虚)
よォ、黒崎一護…とてめえは確か違うんだったか。
白い死神──…いや、虚同士「同胞」っつう言い方が正しいのか?ややこしいんだよ、てめえは。
ハッ、物好きで悪かったなァ。
てめえの方こそ、こんな自己満足の綴りに目ェ通してる時点で充分物好きなんじゃねえのか?
口が悪りィのはお互いサマって奴だ、そもそも俺はその程度で気を悪くしたりねえよ。
……そうだな、俺がてめえの綴りを挙げた要因もてめえと殆んど似た様な理由からだ。
何と無く、てめえの言う感性とやらが似てると俺も思ってた。無論俺の目から見ても共感も持てる。
まァそういう訳だ、てめえが嫌じゃねえならこの儘てめえの綴りを此処に置かせろ。
以後良しなに、ってか?
[
返信][
削除][
編集]
14 :
グリムジョー・ジャガージャック
2009/08/21(金)00:31:00
誰でもいい、俺を殴れ。
てめえの可能な限り、俺の横っ面を力一杯ブン殴れ。
理想なのは俺を本気で恨んでる野郎か想ってくれてる奴。
それが居ねえなら、鬱憤を溜め込んでる野郎っつうのも有りだ。
何れにせよてめえの抱えてるモンが本物なら、霊圧が大した事無くても俺をブッ飛ばせるだろうぜ。
──あァ?違えよ、別にソッチに目覚めたっつう訳じゃねえ。
其処だけは勘違いすんな。
唯…何と無く、てめえ自身が酷く惨めに思えただけだ。
俺には、腹割って話せる相手も本音を曝け出せる相手は居ねえ。
全力で掛かって来られた事も無えし、抱えてるモンを洗い浚い打ちまけられた事すら無え。
ソイツの為を思って叱咤や罵倒をしようと思う程、想った事も想われた事も無え。
背を預けられる程信頼出来る奴、互いに真っ直ぐ向き合って衝突する事が出来る奴。
本音で付き合える相手っつうモンは、俺に言わせりゃ恋人を作んのより何倍も難しい。
俺の事を恨んでる野郎ってのはどうだか知らねえが、少なくとも腑抜けた俺を殴る程想ってくれてる野郎は誰一人居ねえ筈だ。
──…或いは、今の俺に一番必要なモンはソレが出来る相手って奴なのかも知れねえ。
我ながら無様な話だな。
笑え。
>「好きな様にすればいい」。
相手の意思を尊重すんのは勿論大切だが、ソレは時に無関心さを暗に示すモンにも成り得る。
[
返信][
削除][
編集]
15 :
グリムジョー・ジャガージャック
2009/08/21(金)14:58:50
従属官に気分転換を勧められちまって、不本意ながら久し振りに昼間の現世に出向く羽目になった。
思ったより気分は悪くねえ。
まァ、陽射しや微温ィ風は相変わらず鬱陶しかったがな。
どっかの従属官は俺の髪を空みてえな色だと形容していたが、俺の目には俺のソレとは比べ物にならねえ程空は蒼く見えた。
元々物事を深く洞察すんのは得意じゃねえんだが、現世を見て回りながら色々思案すると今迄とは違う考え方に至れるモンだ。
何で諦め切れねえのか、本音で付き合える相手が居ねえのか。
俺なりの答えが出た気がする。
諦め切れねえのは、最初で最後の相手だと諦めが付く程充たされてねえ事が根本的な理由。
本音で付き合える様な相手が居ねえのは、俺がてめえ自身で距離を置いて誰も近寄らせねえからだ。
何れにしても、一番の原因は他の誰でも無くこの俺自身にある。
相手が悪い訳じゃねえ。
俺はまだまだ経験不足だ。
実際の処この世界に足を踏み入れてから然程長え時を過ごした訳でも無えし、それ程多くの奴に出会ったっつう訳でも無え。
この場所に来て色んな奴の綴りを見ると、俺が視ていた世界がどんだけ狭かったのかが良く解るぜ。
俺にはまだ先がある。
この先成長して行ける余地も多少なりとも残されてる筈だ。
其処迄焦ってたっつう訳じゃねえんだが、現状より良くはならねえと諦めていたのもまた事実。
これから先、じっくり時間を掛けて進んで行けりゃソレでいい。
衝動に駆られる儘に行動すんのが生来の俺の性だ、もうソレを抑え込んだりはしねえ。
そういう俺に出来たダチや恋人こそが、俺が手にしたかったモンに他ならねえ筈だからな。
最後に、気付く切っ掛けを与えたバラガンの従属官に礼を言う。
> 俺は俺らしく在ればいい。
「希望」は捨てる為にあるモンじゃねえ、大事に抱えて行く為のモンだと漸く思えた。
[
返信][
削除][
編集]
▲|
前|
次|
1-|
新|
検|
書|
リロ
[
戻る][
設定][
支配人の部屋]