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┗2448.翠玉(6-10/197)
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6 :
グリムジョー・ジャガージャック
2009/08/18（火）19:14:08
どうしても、手に入れたかったモンがあった。
たった一人だけ。
喩えどんな手を使ってでも、俺のモノにしたかった奴が居た。
必要以上の他者との接触を拒み続けてた俺に「温もり」っつうモンを教えてくれたソイツは…もう、俺の隣には居ねえ。
裏切り。拒絶。別れ。
唯一俺を本気にさせたソイツは、俺を支えていた全てを奪って消えちまった。
アイツは別れ際に言っていた。
「お前に対して懐いていた感情は、憧れや尊敬の延長にあるモノに過ぎなかった」と。
俺が感じていたモンは。
てめえから与えられてたモンは…所詮、唯の紛い物に過ぎなかったって事か？
──…ブッ壊れちまえばいい。
何もかも全て、俺の前から消し去りたくなる。
こんな想いに縛られて身を焦がす事になんなら、初めから知りたくなんざ無かった。
> 月が眩しい。
激情が駆け抜ける夜は、矢鱈と腹の孔が疼く。
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7 :
グリムジョー・ジャガージャック
2009/08/19（水）02:14:49
──…今は酷く気分がいい。
多少なりとも酒煽った所為か、第４十刃の野郎と言葉交わした所為なのかは解らねえが。
未だに奴の呪縛から逃れられねえ俺の、一時の休息っつうモンなのかも知れねえ。
あの酒の名は憶えておくぜ。
次あの場所に赴く機会があった時は、俺は必ずまたアレを頼む。
鮮血に良く似たその色が、俺に安らぎを与える切っ掛けになった。
喩え、この気分がそう長続きするモンじゃねえとしても。
……俺を救ったっつう事実は、この先も変わらねえ筈だからな。
無論、てめえにも感謝してる。
てめえが相変わらず喰えねえ野郎だっつう事は前々から承知の上だったが、そんなてめえと言葉を交わすのは案外悪くねえ。
此処に訪れて一週間と少し。
まだ会った回数は少ねえが…てめえ等との出会いは、少なからず俺に良い影響を与えてるらしい。
てめえ等とは、何れまた何処かで相見えてえモンだ。
> 色褪せた世界からの離脱。
俺の目に映る世界が、漸く色彩を取り戻し始めた。
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8 :
グリムジョー・ジャガージャック
2009/08/19（水）11:21:41
「その一途さが眩しい」。
気の知れた同胞達に、何度か言われた事があるセリフだ。
意中の奴が居んのに、餓えを凌ぐ為に一夜の相手を探す野郎。
心に決めた相手っつうモンを持たずに、何者にも囚われず自由に遊び回る野郎。
ソイツ等の目には、直向きに一人を想い続けられる俺の姿が羨ましく思えたらしい。
だが──…俺に言わせりゃ一途さなんざ不器用なのと同義だ。
俺は本来、てめえ自身が呆れる程惚れっぽい性格をしてるんでな。
てめえ等の様になっても何ら可笑しくなかった。
俺をそうさせねえのは、単に依存心が強えからに他ならねえ。
ソレが他に意識を向けそうになる俺を無理矢理引き戻し、一人に縛り付ける鎖となる。
てめえ等は自分を俺と比べて卑下してたが、別にてめえ等の心が汚くなった訳じゃねえよ。
そもそも、どっちが綺麗でどっちが汚えかっつう考え方自体が根本的に間違ってる。
幾ら充たされねえ渇きに餓えようとも、他に癒しを求める事も出来ずに独り飢餓に苦しむ。
喩えその唯一人が俺の前から姿を消しても、幻影から逃れらずに差し伸べられた手を振り払う。
そんなモンを、てめえ等は本当に羨ましいと思うのか？
てめえ等が一番の長所だと形容したモンは、俺から見りゃ単なる短所に過ぎねえ。
……チッ、何時からこんな腑抜けに成り下がったんだ？俺は。
> 今でも外れねえ手足の枷。
檻の中から出られずに居る豹王の目には、寧ろてめえ等の姿の方が眩しく映る。
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9 :
グリムジョー・ジャガージャック
2009/08/19（水）16:19:52
……退屈だ。
今は差し迫ってやる事も無え。
まァそんな理由とも言えねえ理由から、気紛れで空の本棚に入れる綴りの検討を始めたんだが。
俺が目ェ通したモンの中に、幾つか俺の綴りの名が挙がってんのを見付けちまった。
始めてそう日も経ってねえし、こんな後ろ向きな内容のモンでも見る奴が居るとはな…思わず目を疑っちまったぜ。
そんなてめえ等に俺なりに感謝の意を示して、各々に一方的な言葉を残しておく。
別に返事は必要無え。
> 私信
>>「Agate"the Bad Joke"」ノイトラ・ジルガ
てめえの綴りは、題と書き出しに惹かれて前から興味は持ってた。
何より回答が面白えしな。
そんなてめえが俺の綴りの名を挙げてる事に気付いた時は、正直驚愕通り越して唖然としちまった。
俺とは別次元の存在っつう感じがしてたからかも知れねえが。
ノイトラ、てめえの綴りの雰囲気は嫌いじゃねえ。
これから時々覗かせて貰うが、悪く思うなよ。
>>「月姫からの玉手箱」本匠千鶴
この綴りが人間の、しかも女の目に留まっていたとは…此処に居る奴等には驚かされるぜ。
てめえの様な威勢の良い女が、俺の綴りに興味を持ったっつうのは意外だったがな。
本匠…とか言ったか、てめえのノリには気後れするが綴りを見むと思わず口許が緩んじまう。
てめえが何を視てコレを読んでんのかは知らねえが、それが暇潰しにでもなんなら幸いだ。
>>「＃２」ジオ＝ヴェガ
残念だったな？こっそり書いてた処を見付けられちまってよォ。
…まァ、其処はてめえの運が悪かったと思って諦めろ。
てめえは確かバラガンの野郎の従属官だったか。
そんな長え沈黙の後に、無理矢理様なんざ付けるモンじゃねえ。
どうやら頻繁に現世に赴いてるらしいが、その調子なら嫌でもその内面合わせる日が来る筈だ。
俺に怖気付かねえ自信があんなら幾らでも相手になるぜ？
てめえの綴りには、何と無く惹かれるモンがある。
上がってた時は気紛れに目ェ通すからそのつもりで居ろ。
>>「- 椿姫 -」ザエルアポロ・グランツ
前置きしとくが、これは極個人的な私信だ。綴りは関係無え。
てめえはあの時の第８か？
確認する手段が無えから何とも言えねえが、そうだとして話を進める。違ってた時は笑って流せ。
面白えっつう感情を懐いた事がてめえにとってプラスになんなら、俺もてめえと言葉を交わした甲斐があったんだろうな。
綴りを見りゃ大体解んだろうが、生憎と俺はこんな野郎だ。
それでもまだ興味があるっつう事なら、また会いに来りゃいい。
先に言っとくが、抓りやがったら容赦しねえ。その場で倍返しだ。
精々覚悟してやるんだな。
──…大体こんな処か。
思ったより時間喰っちまったが、今日中には本棚の整理をする。
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10 :
グリムジョー・ジャガージャック
2009/08/19（水）21:18:51
> 【本棚】
最早俺がその綴りを見に行く為の付箋みてえになってるが…日々愛読させて貰ってる綴りを羅列。
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>> 翠玉
>>>2746 Oscuridad (>>>2494)
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>>腐れ縁
>>>2864 mille-feuille
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>> 憧憬
>>>1919 PETROUCHKA
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>>>2384 花の名前
>>>2512 月詠ノ静桜
>>>2513 トウメイガラス
>>>2555 寂滅為楽
>>>2752 声
>>>2815 灰旅
>>>2856 どーしてこうなった。
>>>2900 ８bitの桃源郷
>>>3105 やまあらしのじれんま
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>>>2338 「あたし達」の独り言
>>>2372 ups and downs.
>>>2475 バヤルララー！
>>>2567 Lucifer
>>>2596 蒼い群青～想いが沈んだ海の色～
>>>2710 etupirka.
>>>2749 (A)ideologue
>>>3103 紅摺金魚の重奏＋花俎板歌劇。
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>>>2098 無神論者
>>>2316 覚醒
>>>2360 the Sinner
>>>2511 蒼紫-aoshi-
>>>2542 PleasureOfYouth
>>>2688 ソラユメ
>>>2892 融解温度
>>>3157 void。
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>> 終了
傀儡の譫言
向日葵
千日紅
...ＪＯＫＥＲ
宣誓
鰯雲
Ｎｙｘの肖像
Corrosin。
Katze
終わりのはじまり
Purgatory
月姫からの玉手箱
Azazel
ひなたの匂い
琥珀の月語り
Te quiero.
水底にて。抱卵、孕む退廃音。
Agate"the Bad Joke"
no title
夢の後先
エピグラム。
朧月と一升瓶。
夜想曲
unakite
半径俺の腕せんちめーとる
junk。
球体フラスコ
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数値順、随時編集。
最終更新：2012/7/29
分類は俺の勝手な主観。
──…だったんだが、どうにもしっくり来る表現が思い付かねえ項目って奴が一つあってなァ。
俺の中だけで解ってりゃ良いって事で、こんな状態になった訳だ。
無断で繋げてんのも複数あるんだが、不都合がある時は一報を。
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