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┗2511.蒼紫-aoshi-(161-165/177)

|||1-||||リロ
161 :檜佐木修兵
2011/03/27(日)00:16:08

>小窓からの月夜桜、白い杯

救われたんだと言うあなたに
甘え縋ったのは本当は俺の方

夜を過ごす術を知らずに居た
月明かりさえ肌を刺す痛みに
人肌なんて耐えられなかった

消えたモノなんて一つも無ぇ
重ねていくだけ、新しいのを

それでも綺麗だと手を伸ばし
手つきに翻弄され何も言えず
気付いたら腕の中に収まって
目を開けたら寄り掛かってた

傍に居てくれなかった試しが
一度も無い、ほんとにずっと
俺にくれなかった言の葉さえ
一つも無い、ような気がする

道を踏み外すのも少なくない
言葉にするのが下手くそな上
嘘は少しだけ使う…気がする

そんな面倒くさい俺にいつも
気付いて見つけて抱きしめて
一度や二度じゃなく何度でも


全ての温度を一周しながら
俺の世界も随分と変わった
動けない事に一人苛立って
あなたが隣に居なかったら
今も自棄なまま居ただろう

何時も何かと聞いているけど
なんで、どうしてなんてのは
答えが怖けりゃ聞けないんだ

傍に居ちゃいけない、決して
ただ否定してくれると信じて


摩ってくれる手の温かさを
抱きしめてくれる心全てを
隣に居る絶対的な安心感を

俺はどれだけ返せていますか?

呼び返して 抱きしめ返して
囁き返して また抱き返して

毎度後手に回る俺だけど唯一
負けてねぇもんがあると思う


言葉は下手くそかもしれねぇ
だけどそれは伝え下手なだけ
伝わらない言葉は俺の内側に
あんただけへの感情になって

貯まって貯まって…貯まる

だから俺の身体ん中じゅうは
あんたが全部占めてんだよ!

絶対軽く言い合いになるな
(苦笑)…けど、そうだろ?

伝えたくて仕方ない、でもな
簡単な言葉にしたくないんだ
もっと複雑な物だと思うから

聞かなきゃわからないし不安
俺の気分がそうだって言った
だからたくさんくれる言葉に
思いを乗っけてくれるんだろ

だけどあなたは俺じゃアない
抱き抱えてくれる時もそうだ
どんな時だって俺は茹蛸手前
笑顔一個で乗り越えるあなた

こんなに違う、だから…さ
俺が抱きしめたときにはさ
感じてほしいんだよ、俺の
体温以上に内側のものまで


>アイシテルって5文字の音
まだまだ心臓に重いままだ

>心地良くなるまで囁いてて
その日は来ないと思うけど



…意味、ばれねぇ事を祈って
大きく出た自分にびっくりだ
絶対、見つかりたくねぇなァ

>一年
   2011 0327 檜佐木修兵

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162 :檜佐木修兵
2011/03/29(火)00:06:27



季節は何度巡れば終わるのか
終焉のないモノこそ酷だろう
俺の望みは何時かそいつらに
終わりを告げる物を探せたら


長い間そう考えてた気がする

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163 :檜佐木修兵
2011/04/13(水)06:01:18


軋む歯車の歩むいたみ
考えた積み人は居なかった

壊れた形を目にする時
嗚呼と漏らすのは落胆の声

>全ての物々の成れの果て
残る場所さえも無くなる

だが本当に恐れているのは
たった一つの執着、だけ

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164 :檜佐木修兵
2011/04/16(土)21:43:14


月明かりが目に眩しい
縁側からは見えねぇ桜
淡い桃色が散り積もる

まだ天露を浴びた事のない
風に乗れる桃色の花弁達に
五ツ子その姿留めて落つる
木葉の前咲きに思い巡らす

共に彼方へと舞い誘い逝く
踏み止まる力も少し浮いた

姿を見せ触れて言葉も伝う
風の矛先に見上げるあの陽

思いを乗せすぎた小さな羽

全てが噛み合う歯車なんて
ねぇんだと心に身体に芯に
言い聞かせる術を知らねぇ

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165 :檜佐木修兵
2011/04/24(日)18:25:11


拍車をかけた流れに落とされ
地に伏す己への嫌悪が消えず
足掻く気力さえも沸かぬ己に
怒りすらもう感じなくなった

>謝罪は一つ、約束する

近付く音が確かに聞こえる
その場所にはきっと居ない
俺の望む今はまだある人影


>解決につき、訂正

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|||1-||||リロ

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