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┗2541.宵ノ花(56-60/82)
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56 :
志波海燕
2010/09/23(木)10:36:11
時を共有して十四の月。
――――――――――――
俺より随分と華奢に見えた。
寄り掛かる様に成って知ったのは、思いの外深く柔らかかった事。
言葉、仕種の端に覗く柔和さと丁重さは、知り得ぬ多くを感受して来た末に知らず身に染み入ったモンなんだろう。
夜を、幾度も費やして
一筋の絃を手繰り寄せた
(其の先に、)
愛に模し張り詰めた其れは
しらべに震え
てのひらに解れ、終わらぬ
ループに融けていく。
俺は倖せだ。胸張って云える。
オメーもそう在ってくれりゃあ幸い。
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57 :
志波海燕
2010/10/09(土)20:25:59
辛気臭ェのは性に合わねー。況してや人前で涙なんざ見せたかねー。
だから、淡白に済ませた。
(………や、かっこつけてェだけだったか。)
幾ら伝えても伝え足りねえ。
暖けェ周りに、感謝。
(…有難う。)
…おし。
大変なのはこれから。何時までも感慨に耽てる場合じゃねーぞ、俺。
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58 :
志波海燕
2010/10/10(日)01:06:17
そう。
雨が好きだ。
(良く御存知で。)
音も、匂いも、色も。
落ち着く。
(まァ偶に深ーく沈む時も有るが。)
空気がー…空間が。断裂する感覚。
意識の透明度が増す。
だから好きだ。
雨上がりは好きじゃねえ―――…
…んだが。
夜一と迎える雨上がりなら悪くねえなと思った。
金木犀の香を纏いながら、な。
――――――――――
…逢いてェ。
夜一…。
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59 :
志波海燕
2010/10/13(水)01:00:14
虫の声に聴き入ってた筈が一瞬にして無音。
喉の奥がざわつく。
腹の奥に鉛が沈む。
未だ駄目かと思い知る。
―――…仕様も無ェな。莫迦か俺は。
落ち着きゃ何て事ねえんだ。…大丈夫。
今日は、少し寒い。
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60 :
志波海燕
2010/10/18(月)19:32:32
何難しい面してんだ。
我儘は聞ける範囲で聞いてる。無理矢理合わせてねえし、駄目なら駄目だってそう云うぞ俺は。
まァ、逢えば多少の無理はしたくなるが其りゃ俺の勝手だしな。
変な気ィ使うな。
甘えて良い。甘えろ。
アー……と、其れから。
あの日は寄り掛かった侭寝ちまって悪かった。重かったろ。
…とか謝っといて何だが、俺としちゃあ大変良い寝心地でした。
聲も匂いも体温も。
オメーのは凄ェ安心するんだよな。
愛しいって、心から想う。
酒に酔ったんだかオメーに酔ったんだか今思うと判ンねー。
けど、口にした言葉は酔ってたからじゃねーぞ。
そんな訳で。
今日も一日お疲れさんでした!
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