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┗2595.玲瓏にたゆたう(9-13/42)
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9 :
松本乱菊
2010/01/04（月）13:39:21
急速に冷えて行く心。総て凍り付いてくれれば粉々に砕いて仕舞えるのに。
胸の奥、微かに確かに在る想いが仄かに灯る。
其れだけは消せないから、失いたくないから――…。
手繰って握り締めて、抱き締める。
消えない様、壊れない様。
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10 :
松本乱菊
2010/01/09（土）04:11:58
夜は明けると云う絶対。
例えあなたが傍に居なくても。
中途半端に信じてる未来。
半信半疑。五割も信じてるじゃない。
"明日は決して来ない今日"にだけ形振り構わずあなたに会いに行ける。
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11 :
松本乱菊
2010/01/10（日）03:20:25
笑い声は時に何より耳障りで、
最も鋭い凶器。
じわり、徐々に、
でも確かに殺いで行くから其れに因って出来る傷は治りが遅い。
>でも薬はあなたの微笑みなんて矛盾。
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12 :
松本乱菊
2010/01/13（水）04:50:23
脳からの伝達を忠実に実行するなら、あたしは耳を塞いで蹲ってた筈。
心が望む儘に動いたならあたしは――…、
泣かない。
(強い？)
泣けない。
(弱い…)
だって化粧崩れちゃうじゃない。
本当に崩れるのは
>理性、自尊心、足場、関係
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13 :
松本乱菊
2010/01/14（木）01:20:56
胸に顔を埋めて、耳を押し当てて、一定の間隔で打つ心音を聴く。
……って云うよりは、丁度良い高さの肩に顎を乗せて休憩。
腕の中にすっぽり納まって、視界一杯にあんた。
そんな小柄で可愛い女の子じゃないけど。
御互いに見えて居ない風景を見てた。
肩越しに見える広くて狭い世界。
其処にあんたは居なかった。
抱き合うより、手を繋ぎたい。
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