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┗2672.andante(101-105/120)
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101 :
黒崎一護
2013/02/23（土）21:52:41
久々だよ。
こんなに言葉を交わすのが楽な奴に会ったのは。気負わずに話す喜びを思い出させてくれたのは、他でもない、お前だった。
初めてだよ。
──…こんなに何も伝えられねえのは。なァ、なんでだ。なんであの事を話そうとすると言葉が出なくなんだ。お前に、聞いて欲しいってのに。
……そうか。
お前が、彼奴じゃねえからか。
だから──…。
そんだけの事なの、か。
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102 :
黒崎一護
2013/03/07（木）00:48:20
──儘ならねえな。
ダメなんだ。
今もまだ、囚われてる。
越えてえ壁は見えてる。
それでも進めねえのは、俺がその壁を本気で越えようとしてないからだろう。
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103 :
黒崎一護
2013/03/31（日）22:09:22
逃げ出せば、また無に帰す。
積み上げたモンを壊すのは一瞬で出来るんだ。それは俺が一番よく知ってる。
今までだってそうしてきた。
これで最後、と何度口にした？
これで最期、と何度決意した。
嘘だ、何もかも。
楽になりたくて逃げただけだ。
逃げた先に欲しいものがなけりゃ、後戻りしそうになる。その程度なんだよ、俺の考えてることなんて。
いい加減、覚悟を決めなきゃな。
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104 :
黒崎一護
2013/04/02（火）13:25:14
秒読みは始まった。
その先に在るのはお前か、それとも──。
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105 :
黒崎一護
2013/04/15（月）15:46:32
望んだのに変わらねえのは、結局の処望まれてねえからなんだろう。
もういいんじゃねえの？
俺も、お前も。
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