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┗2672.andante(92-96/120)
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92 :
黒崎一護
2012/07/11(水)00:04:44
息を潜めて、じっと耐えてりゃいつか誰かが助けてくれる?…んなワケ無えだろ。
伝えなきゃ気付かれねえよ。
口にも出さず、行動でも示さねえ想いは…誰の胸にも届かねえ儘消えてくだけだ。
そんで無かった事になる。
カタチにしなかったモノは、誰の記憶にも残らねえ。社会においてその存在すら認めらんねえモンに成り下がる。
酷だが、仕方ねえ事。
無闇に表現すりゃ良いってモンでも無えけど、だからって想った事を片っ端から隠しちまうのも考えもの。
肝心な事をちゃんと伝えられる強さを持ちたいと──…願った。
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93 :
黒崎一護
2012/08/05(日)02:58:31
もしお前と再会出来たなら、
「ごめん」と言うつもりだった。
もうお前に逢えないと知って、
呟いた言葉は「愛してる」だった。
結局の処、俺が伝たかったのは反省とか後悔じゃなかったんだ。ただ素直にお前が「好き」だと…──そう、一言伝えてやりたかった。
もう随分月日は流れたが。
あの時の気持ちだけは驚く程褪せずに残ってる。スゲーよなァ、我ながら引くぜ。…ヒトの心にそんだけのモノを遺せる奴に、いつか俺もなれんだろうか。
なァ、…───。
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94 :
黒崎一護
2012/09/13(木)12:30:51
その「事実」は疾うに受け入れた。
それは全部、俺の居ない処で起こって、俺の手の届かねえ処で終わっちまったコト。
防ぐ術も、知る術も、俺には無かった。
今更どうにもなんねえのは解ってるし、どうにかしてえとも思ってない。
これが結果で、運命。喩えどんな道を辿ろうと、結局こうなっちまってただろうって…──漸く、そう思えるようになった。
唯、伝えらなかった事が哀しい。
そんだけ。
ホントそんだけだってのに…きっと、この気持ちは生涯俺の心で燻り続けんだろう。
そうして俺はまた、月日を重ねていく。
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95 :
黒崎一護
2012/10/29(月)14:24:11
屈託無い笑顔や、曇り無い瞳。
淀みなく紡がれる言葉。
紛い物だろうが、
偽物だろうが、
俺には関係無え。
目の前に有るモン総てが本物。
俺にとっちゃ、紛れもない真実。
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96 :
黒崎一護
2012/11/29(木)14:36:53
冬めく、霜降月。
俺の周りでは色んな事が起こった。
一言では語り尽くせねえ位、密度の濃い日々だったと思う。
俺は色んな事を思って、考えて…──数え切れねえ程沢山の事を学んだ。
俺は変わった。
そして多分、変われなかった。
総て片付いた今、落ち着いて振り返ってみると…人としてのレベルはちょっと上がったんじゃねえ?・つう微かな実感がある、そんな感じ。
今年も残り僅か。
少しだけ広がった視野で、世界を視る。
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