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┗2673.揺籃(25-29/118)
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リロ
25 :
黒崎一護
2011/07/01(金)18:00:25
おべっか、上手く言えた試しがねえ。
言えたら世渡りも上手くなんのか?誰かに訊いてみてえな。
媚を売るために思ってもねえ言葉を並べたり、自分の気持ちを我慢すんのが心底苦手だ。
ガキ、思慮が浅い、自分本位って言われたら言い返せない。
きっと、どれも正解だから。
昔から単なる興味に留まらず、あいつにしか感じない恋とは違う好意を抱く対象が何人かいる。
その好意は憧憬の的であったり、友愛からであったり。
その人達に上手く、上手くいかなくとも俺の気持ちが伝わってンのか度々心配になる。
原因は自分でも解ってんだ。
前々から気になってた奴と話せる機会が出来ると、伝えたかった想いを全て隠さず言いたくなる。
男らしさに憧れてる、姿に合った達者な振る舞いを尊敬してる、人柄が好きだとか色々。
本音だから誉めてる気はねえけど、想いの丈を全てぶつけるのは良いときと悪いときがある。
特に知り合ったばかりの間柄とか、お互いに此処だけでの印象しかない奴とか。
そんな印象から生まれた好意を好き勝手伝える、これは自ら相手の信用を無くすような行為に近いかもしれねえ。
知りもしないくせに評価すんな、ってな。
でもさ、言葉からは優しさだけじゃなく人柄も滲み出る。
その魅力的な面が相手の人格を形成している一部、なら疑う必要もねえ。
思慮も疑心も足りないと言われようが、俺は俺のやり方でしか気持ちが伝えられない。
…で、結局はテメーの気持ちが伝わってるかよりも、相手の信用を失ってねえかが気になるチキンだって話。
だから真っ暗。
鶏肉は好きだ、でも自分がなりてえとは思ってねえよ…マジで。
こんな悩みに襲われてると、あいつへのメールまで何時間もかかる。
おやすみまでに送れるといいんだけどな。
>渾名
真っ暗な記事に書いて悪い。
かたすとろ、とか舌噛みそうなお前からも届いてっから。
耳聡い副隊長、以外も浮かんだら好きに呼べよってさ。
改めておかえり、あの日一番に言えた気がして嬉しかったぜ。
忙しそうなあいつにも、鬼への渾名が決まったか訊きに行きてえ。
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26 :
阿近
2011/07/06(水)07:45:43
鏡面に映った酷い面、此奴は誰だ、自分だと解るまで少時を要した。
面に似せて巻子を巻く
取り敢えず頁を、後に編集。
謝意を言葉にし、此処に残せたらと思う次第。
>覚え書き
悩む暇があるなら着手。
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27 :
阿近
2011/07/08(金)09:23:26
欺瞞か真意か解らず仕舞い、自白させる自信は欠片も無く憤懣遣る方無い。
軽薄な言葉にすら含蓄を感じ、好奇が募るとは可笑しな話だ。
誰かさんにヘタレ坊主と言われても言い返せねえ、男振りの良さを見習いたい。
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28 :
阿近
2011/07/11(月)01:54:58
七月十日。
朝から晩まで可愛らしい兎と戯れる、夢のような予定は早朝に飛来した一頭の蝶に無惨なまでに崩された。
重たい足取りで局に向かう途中、知的好奇心からだろうと女の足をまじまじ見るモンじゃねえと注意された事を思い出す。
二度も拳骨を喰らうのは御免だ、取り敢えず娘さんの傍は避けて過ごすが賢明だと判断。
その代わり曲線美とは程遠いが丸い肉叢、という名の科長の脇で仕事を熟す。
受注内容に目を通しながら内魄固定剤を用意するも、突如として視界がぼやける。
連日に渡り局で食う昼飯が素麺のみ、不摂生が祟っての有り様か。
瞬きを繰り返した後に丸い肉、否。
鵯州を眺めれば側頭部のクランクが二個に見える始末。
嗚呼、クランクが二個と言うより肉叢が二個に見えるんだが…気の所為か。
新薬を自ら投与したのか、はたまた分身を覚えたのか。
どちらにせよ同僚に言わねえとは何か魂胆でもあるのか。
疑わしい、疑わし……
…柔らけえ。
瞬目の中に落とした意識、其れが浮上したのは存外しなやかな肉叢の腕の中だった。
拳骨を喰らうのも、担がれるのも御免だ。
食生活を改善する、此処でも貴女に誓う。
>月曜
元気が出ました、が。
寂しい、にも聞こえた俺の耳は自惚れで腐ってるんだろうな。
>独語
其れは触れていいと言っているのと同義だ、そう見做されても文句は言えねえ。
もう一方は狭量な俺が近寄っていい存在じゃねえ、そう了知する必要があるようだ。
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29 :
阿近
2011/07/18(月)01:39:38
眼瞼は重くも、昂る神経。
横臥したまま伸ばした手は宙を掻く。
畢竟するに落莫。
夜具を片付け戸外へ、雲間から燦然と輝く光。
月が綺麗ですね。
>闇夜の灯火
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