綴一覧
┗2690.迎春花(113-117/146)
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113 :
四楓院夜一
2011/03/02（水）19:39:02
恋人の蝶に特別な印をつける。
そんな事は今までした事が無かったが、彼奴が恋人と言う存在になってからは蝶に彼奴の好きな色を着けた。
ひらりと舞い降りるその色と羽音が愛おしく、待ち遠しい。
蝶がこの指先に止まってから。ほんの数瞬、その色を愛でておるのは奴には秘密じゃ。
これからは今までした事が無い事をしようと決めておる。
例えば、蝶の色。
朝に晩に飛ばす蝶。
詰まらぬ意地を張らぬ事、子供の様に拗ねぬ事。…これは果たして出来ている事やら。
今は未だ、綴りも密やかに記す。見つかりはせぬと思うが…あの無駄に広い情報網、捕まらぬとも限らぬから悪口は控え目に。
代わりに、愛しい言葉が溢れる前に、此処に。
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114 :
四楓院夜一
2011/03/07（月）22:39:01
>一月。
どうやら日付は合って居た。
日付に意味を見出だした事が無いからこそ、大切にして見たいと思うた。
全てがほんの少し前までは想像もしなかった事ばかり。
朝に夜に、常に近くに感じる存在。
随分と前から繰り返されて来た他愛の無い会話は、以前とはほんの少し色を変えた。
唯穏やかに互いを想う日々。
過去を想えば信じられぬ程穏やかで、心休まる。
もう一月。未だ一月。
彼奴と過ごす日々は毎日が新鮮で驚く事ばかりじゃ。
素直に甘える事も出来ず、与えられる愛情に戸惑う儂を静かに見守ってくれる。それでも少しは甘える事に慣れたか。
護られる事なぞ御免じゃと強がって居た儂を手懐けてしもうたな。
甘やかすのが得意な癖に、時に甘やかすだけでは無いおぬしの愛情は、安心する。
未だ未だこれから、長い道を共に。
>紅いリボンを貰うたあの日から。
>おぬしに飼われて仕舞ったようじゃ。
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115 :
井上織姫
2011/03/12（土）04:38:32
>──眠れない。
みんなみんな、無事でいてね。
知ってる人も知らない人もみんな元気で、なんて強欲だけど。
どうか早く悲しさが軽く。
大事な人を探す人達も、早く安心出来ますように。
強く手を握り込んでたら掌に痣が出来ちゃった。
でも、あたしはなんとも無いよ。あたしの大事な人達も。
心配してくれて、ありがとう。
……それでも悲しくて仕方無いよ。
早くみんなが安心出来る場所に帰れますように。
あたしはただのちっぽけな人間だけど、祈るよ。
どうかどうか…早く夜明けを。
(…よかった)
>03121325編
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116 :
四楓院夜一
2011/03/14（月）23:51:21
『初めて』が、また一つ。
真逆こんな良い物を貰うとは…常の様に菓子を期待しておったのに。心の底の、ほんの少しの不安が伝わったのじゃろうか。
モノで計る事では無いが…気持ちは伝わる。
彼奴と過ごす時が増える度、増える記憶とモノ。
それを増やすのが、彼奴で良かった。
これからも沢山の『初めて』を。
案外世間知らずだと笑われても構わぬ。
彼奴にしてやる事も、
彼奴がしてくれる事も、
全てが新しく愛おしい。
>有り難う、大事にする。
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117 :
井上織姫
2011/03/26（土）18:18:21
何気無く、テレビを見てて流れてきた曲。
なんとなく聞き覚えがあるなって思ってすぐ思い出した。
音楽好きな貴方がある日かけてた曲。
…あの時は確か一番辛い時で、どうしてこんな曲かけるんだろう、って思ったのを憶えてる。
あの時は自分の悲しみで精一杯で、気がつかなかったけど…自惚れじゃなかったら。
もしかしたら、あの意味って。
……あたしに、くれた？
あたしを、想ってくれてた？
それとも、儘ならないあたし達みんなの歌だったのかな。ううん…もしかしたら、あの子へ、かな。
>でももうあの時の意味なんてなんだっていい。
あの時はわからなかった歌だけど、今はあたしも貴方も。同じ気持ちだって知ってるから。
L＊o＊v＊e i＊s ...
加＊藤ミ＊リ＊ヤ
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