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┗2807.匣・旅立ち(102-106/110)
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102 :
エミルー・アパッチ
2012/06/25(月)19:43:32
あたしが嫌いなあの野郎は相も変わらずおめでてェ。
すっかり盲目になりやがって、そのスカした目にてめェの御主人様と同じ孔空けて本当の盲目にしてやればちったァ慎重で冷静な判断が出来るんじゃねぇか?
如何にも幸せそうな顔が気に入らねぇ。この腑抜けが!今ならてめェなんざあたし一人で5分と掛からず始末出来そうだぜ。
すっかり猫背になりやがって、見てらんねーンだよ!
もっと強くなったらどうだ、てめェの斬魂刀が錆びちまうぜ?
あー、コイツ相手に叱咤激励すんのは性に合わねぇンだよな。
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103 :
テスラ・リンドクルツ
2012/07/03(火)06:53:37
「この甘えた」
と言いながら甘える君を受け止めるのが好きだ。
寝付けないなら是非とも協力したいところ。寝不足になるくらいならおいで、余った体力を使い切らせてぐっすり眠れる様にしよう。
感謝と謝罪。
随分と前に頂いたままのバトンを近々投稿致します。ノイトラ様、ザエルアポロ様、非礼をお詫び申し上げます。バトンは有り難く頂戴致しました。
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104 :
テスラ・リンドクルツ
2012/07/12(木)20:30:53
君が無抵抗な僕を切り刻む夢。あまりに鮮明な夢に跳び起きた。君の泣き腫らした瞳から絶えず流れる涙と何かの決断に苦しむ表情。僕の腹をえぐる刃の感覚から、同時に涙が飛び散りその水滴が僕の頬に当たる感覚まで明確に記憶している。
何故僕は抵抗しなかったのか、夢の中で明確な理由があった気もするが、思い出せない。
夢の中で僕は君に何をしたのか。
ただ、刺されながらも僕は君が愛しくて、悪くない最期だと、確かに笑っていた。
>だから、悪夢ではなかった。
性癖を疑われるかな。
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105 :
テスラ・リンドクルツ
2012/08/05(日)21:12:32
どうすれば最善か、そんな選択等一つ足りと無いのだろう。
済まない、解らないんだ。
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106 :
テスラ・リンドクルツ
2012/08/10(金)07:44:39
泣きじゃくる声がずっと耳に残る。随分場所も放れたと言うのに、ジオは泣きながらも、後悔しながらも旅立つ僕を許してくれた。反逆者になったんだ、追っ手が来るなら見付かる前に目的地に辿り着かないと。
初めて月の下で君と出会い剣を交わし、交遊を持つ様になり部屋に招待した事、初めて口付けた天蓋の屋上、気持ちを確認しあったソファーの裏側、現世の四季に触れ、その度に君の瞳はより輝いて、虚圏に帰りたくないと、無理な事を口にした。
香る桜、空も地面も真っ赤な秋、霊力までも凍りそうだった湖畔、藤棚で蝸牛に脅えていた梅雨、一泊した温泉旅行、白い森の様に眩しかった二度目の花見、指輪を渡した夏祭り、その涙は夜空の花火より美しく、尊く、街にも出歩き、ジオを妬かせる事が何度かあった様だ。初めて貰った手作りのブラウニー、僕を甘いチョコレートだと例え貰ったチョコレートの欠片形のシルバープレート。眼帯と料理をする僕に選んでくれたカフェエプロン。喧嘩もしたしそれ以上に沢山笑った。思い出は日を追う事に増えて行きました。
君はまた何時かの再開を信じ見送ってくれた。
それに応える事は出来なかったが、「さよなら」じゃなく、「行ってらっしゃい」なんて、別れではなく見送りの言葉に安心した。
また何時か、出会えるならソウと共に。
有難うジオ。あの誓いは嘘じゃないよ。
行ってきます。
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