伽藍 - 覚書帳

綴一覧
┗2848.伽藍(13-17/61)

13 :阿散井恋次
2011/02/03（木）08:16:55

かーっ、たまんねぇ。なんてカワイイ奴なんだろう。

寝起きに恋人の綴りを見ての第一声。ああ、俺の頭は溶けてる。砂糖？蜂蜜？いやいや、加糖てんこもり。

恵方巻きもロールケーキも気に入るのが無くて買えなかった。

俺のあんたが甘過ぎるから？あまりにもあんたがご馳走過ぎるから？

とか思っちまう俺の方が頭溶けてるかも。

良く辛抱してしらんぷり出来た褒美に、甘いちょこと一緒にこの綴りを贈るつもりだったんだが………もう節分の豆と一緒でもいいか！くらいにズキューン…あー、もう…大好き。すげえ好き。

豆よりは恵方巻きを黙々と食いながら渡す方がいいか？

それとも、特別なちょこを口に入れて食べさせるその日まで待つ？

愛してるよ。

心の底から愛してる。

俺の可愛いあんたに。

愛を込めて

大好き！

>追伸
心配しなくても、あんたは充分マメだ。
しらんぷりしてくれてアリガトウ。

…いっぱいチューしてえ。

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14 :阿散井恋次
2011/02/06（日）06:25:43

なんて可愛いんだろう…。
ていうか、早く寝ろ(笑)

ああ。でも嬉しい。
こんな些細な事にさえ込められた愛情の深さに胸の中があったかくなる。

オカエリ、俺の大切な人。

愛してるよ…。

…そっか。アレは駄目か。

ほんとに可愛いな…。

>節分

結局、昼も夜も海苔巻きで。久しぶりにたくさん海苔巻き食った。

でもって今年は恋人の影響で初めて恵方巻きを丸かぶりした。南南東に向かって一人もぐもぐと…。
恋人の事、自分の事、仕事の事…いっぱいお願いするのはもしかして違うかもしれないけど、無言で食う間他にする事も無くていろいろお願いしてたら世界平和と世界の飢えてる人やこどもが少しでもいいから腹いっぱいになりますように…とかまでお願いしちゃった俺は痛い奴かも。
毎日楽しみに海苔巻き食べてたけど、吉方に向かって無言食いは初めてで、なかなか間がもたないもんだなあ、と思った。

家族で食べる人って家族みんなで同じ方角向かってもぐもぐするんだろうか…ちょっと不思議な光景かも。

最近増えて来たデザート恵方巻きも試してみた。うまかったが１日限りなのはちょっと残念。
俺、ロールケーキ、結構好きみてぇ。中のフルーツがまた美味いよな。うん。

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15 :阿散井恋次
2011/02/11（金）14:54:22

寝起きは鈍い頭痛がした。

いつもはもう少しすっきりと起きられるのだがどうした事か今朝は駄目らしい。寝直すか、と布団に潜り直すと恋人の可愛がっている小さなぬいぐるみが目に入る
…ついに持ち帰ってきたな。仕事場で可愛がってるってのは聞いてたけど。むむ…可愛い。ちょっと悔しいけどあんたが可愛がってるぬいぐるみだから妬けるけど我慢する。

もうすぐばれんたいんだから色々仕込み中。
今朝は枕元のそば、例のぬいぐるみの横にちっちゃなハート型の赤い包み紙に包まれたみるくちょこ。
つややかな赤いハートに気付いてくれっかな。

ま。気付かなかったら自分で剥いて食わすし ←

今週末はお休みが重なるという嬉しい偶然に今からわくわくしっ放し。

帰りを待って逢おうかまだ迷ってるんだが、ばれんたいんはもう目の前。
今日はお出かけなあんたを待ってのんびりするとするか。

とりあえずも一回寝よ。

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16 :阿散井恋次
2011/02/12（土）05:21:01

赤いハートのチョコ

包み紙剥いて口に入れて、横で眠るあんたに食わせたら

ーー…これ以上俺を甘くしてどうすんの？

と、至極可愛い返事が返って来たから、もちろんはあはあ言わせて××して○○して△△もさせて…と言いかけて結局何時も通り甘やかす言葉を返して柔らかく抱き締めた。

はー…
ホントに好き。大好き。
甘いちょこより可愛くて甘い俺の…。

今朝はとりゅふにすっかなー。甘くて濃いちょこに洋酒とへーぜるなっつの甘み、それからほんの少し香る干し葡萄…複雑な甘みの濃いちょこをあんたに目覚まし代わりに。

…ようやく眠れそうだ。
あんたの声と香りが無いと駄目みてぇ…。

…ねむい…

だから…

一緒に寝ようぜ。
俺の抱き枕はあんただけ…。

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17 :阿散井恋次
2011/02/13（日）09:52:41

ばれんたいんには１日早いが、互いに休みも重なり更にはタイミングも合った夕べ、技局帰りの恋人をまだ寒い夜道で迎えた。

暗い夜道、ひょろりとしたあの人が足音もさせずに帰って来る。

他でも無い俺の住処に向かって真っ直ぐに。

たまらず駆け寄って抱き締めてから抱き上げたらなんだかまた一段と軽くなってる気がして。何か食わさなきゃ、と腹具合を聞いたら…さっきまで腹は減ってたが今は減って無い、とか言うし。

………なんじゃ、そりゃあ！と切れそうになるの堪えあれこれ話していると不意に、明日から毎日食う、と至極前向きな言葉がその口から出てきた。
拍子抜けするほどのあっさりした変節。
一体どういう風の吹き回しかと思いきや、実に愛らしい返答に顔が緩むのを止められない。

うわー…もう。
可愛いんだから。

よしよし、とばかりに更に抱き締め珍しくおねだりする様子に、どんな願いも…叶えようと思ったのに。

遠慮がちにその唇から洩れたのは、ほんの細やかなお願い。

全くもう…
これ以上好きにならせてどうすんの？

可愛い可愛い俺の恋人。

甘いちょこ交わして共に眠った甘い夜。

目が覚めてもあんたみたいに甘い香りがしたのは気のせいじゃない筈。

今朝のちょこはミルクティ味。あんたのくれた甘い一粒を分け合っておはようと告げる朝。

愛してるぜ。

大好き…。

俺は不器用だからあんたみたいに何でも出来ないけど、あんたの想いだけはちゃんと受け止めたいと思ってる…。

好き。
大好き…。

はー…
噛みついて歯形残して…俺のもんだ、って印したくさん残してぇよ。

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