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┗2848.伽藍(16-20/61)

|||1-||||リロ
16 :阿散井恋次
2011/02/12(土)05:21:01

赤いハートのチョコ

包み紙剥いて口に入れて、横で眠るあんたに食わせたら


ーー…これ以上俺を甘くしてどうすんの?



と、至極可愛い返事が返って来たから、もちろんはあはあ言わせて××して○○して△△もさせて…と言いかけて結局何時も通り甘やかす言葉を返して柔らかく抱き締めた。

はー…
ホントに好き。大好き。
甘いちょこより可愛くて甘い俺の…。

今朝はとりゅふにすっかなー。甘くて濃いちょこに洋酒とへーぜるなっつの甘み、それからほんの少し香る干し葡萄…複雑な甘みの濃いちょこをあんたに目覚まし代わりに。


…ようやく眠れそうだ。
あんたの声と香りが無いと駄目みてぇ…。

…ねむい…

だから…


一緒に寝ようぜ。
俺の抱き枕はあんただけ…。

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17 :阿散井恋次
2011/02/13(日)09:52:41

ばれんたいんには1日早いが、互いに休みも重なり更にはタイミングも合った夕べ、技局帰りの恋人をまだ寒い夜道で迎えた。

暗い夜道、ひょろりとしたあの人が足音もさせずに帰って来る。

他でも無い俺の住処に向かって真っ直ぐに。

たまらず駆け寄って抱き締めてから抱き上げたらなんだかまた一段と軽くなってる気がして。何か食わさなきゃ、と腹具合を聞いたら…さっきまで腹は減ってたが今は減って無い、とか言うし。


………なんじゃ、そりゃあ!と切れそうになるの堪えあれこれ話していると不意に、明日から毎日食う、と至極前向きな言葉がその口から出てきた。
拍子抜けするほどのあっさりした変節。
一体どういう風の吹き回しかと思いきや、実に愛らしい返答に顔が緩むのを止められない。

うわー…もう。
可愛いんだから。


よしよし、とばかりに更に抱き締め珍しくおねだりする様子に、どんな願いも…叶えようと思ったのに。

遠慮がちにその唇から洩れたのは、ほんの細やかなお願い。


全くもう…
これ以上好きにならせてどうすんの?


可愛い可愛い俺の恋人。


甘いちょこ交わして共に眠った甘い夜。

目が覚めてもあんたみたいに甘い香りがしたのは気のせいじゃない筈。

今朝のちょこはミルクティ味。あんたのくれた甘い一粒を分け合っておはようと告げる朝。

愛してるぜ。

大好き…。

俺は不器用だからあんたみたいに何でも出来ないけど、あんたの想いだけはちゃんと受け止めたいと思ってる…。

好き。
大好き…。

はー…
噛みついて歯形残して…俺のもんだ、って印したくさん残してぇよ。

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18 :阿散井恋次
2011/02/13(日)23:23:48

お休み…
愛してるよ。ほんと、大好き…


甘いちょこみたいなデート。なかなか時間を合わせるのが難しい俺達にしては珍しく二日連続で逢った。


…………二日連続!

もしかして初めてじゃないか?

一回逢ったら軽く1~2週間くらい間の空くのが普通の俺達にしては珍しく。たまに間が数日しか空いてなくても結構珍しいよな、この間逢ったばかりなのに…と贅沢さにそわそわするくらいなのに二日連続とは…(感激)

そんでフライングにもほどがある一昨日の逢瀬に加え夕べもいちゃいちゃと…バレンタインに相応しく甘い時間を過ごして。

デートの約束取り付けたり、朝ちょこの話したり、蝶もいっぱいもらったり…なんかいっぱい言葉と想い交わして幸せな週末だった。

あんたは普段と違う時間帯の活動に眠かったんじゃねぇかなあ…とか心配しつつも…逢える喜びに敢えて聞かなかったという…。ごめんな、眠かったろ。久しぶりに眠るあんたを見て申し訳無い反面嬉しい気持ちも湧き上がるという手に負えない俺。

明日からはまた、気遣いするいつもの俺に戻るから…。

大好き過ぎて自制利かなかった。

あんたはきっと怒ったりしないだろうけど、俺の心の問題。
ほんのちょっとの罪悪感。それから…満たされる喜び。

明日起きられるか少し心配だけど後悔は無い…

ただ、あんたの朝がゆっくりだといいな、と思う。


週中くらいに休みあるともっといいが、どうだろうか。

今週からちびちび忙しくなって…来週頭くらいが一個目の山場かな。
まあ忙しいっても俺の忙しいは知れてるんだけどさ。
いろいろやる事あっから、しばらくは帰ったらぐっすり…みたいな日が続くかもしれないが…部屋には必ず帰るから。
あんたを抱いて眠るのは譲れない。


いい年して抱き枕かよ、と笑われるのはちょっと恥ずかしいが、あんたが居ないと眠れないんだ。


今頃眠ってっかな…それとも風呂でも入ってっかな…。


…俺のためにたくさん時間割いてくれて有難う…

大好きだ…

俺の大事な大事なあんたが、今夜もぐっすりと眠れる事を祈って…。


お休みなさい…。


2011.2.14 甘い香りの中 幸せに満ちて…

ちょこのように甘い恋人へ


ちょこまみれのワンコより(笑)

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19 :阿散井恋次
2011/02/21(月)01:54:37


ーーー…眠れないから構え!


なんて、言ってみてぇよな。
でも俺の性格じゃせいぜい寝てるあんたに擦り寄って、寝ぼけたふりして抱き締めるか、あるいは忙しそうにするあんたの袖掴むか…はたまた夜更かしなあんたの煙草吸う背に額ごつんと押し付けるか…そんな不器用な甘え方しか出来ねぇ俺。だせぇ。

毎日蝶貰って、かなり構って貰ってる。率直に響く言葉。優しい響きの声が俺の名を呼ぶ。細い指が飽きもせず髪を撫でるように動く。
愛されてる、って言葉以上に伝わる気持ち。

…なのに、一週間で充電切れるってどうなんだろうな。
我ながら我慢の足らないのに吃驚だ。こんなに俺、贅沢だったっけ?


…あんたが甘やかすから。


どうやら俺はずいぶんと贅沢で我慢が足らなくなっちまったみてぇだ。

言葉だけじゃ足りねぇ。抱き締めて温もり感じてぇ…。脈打つ肌に噛みついてその皮膚の柔らかな弾力とその下に流れる温かな血を感じたい。…変態、ってまた笑われちまうな。


今夜なら…時間が許せば、逢いてぇ…と、あんたに言えばもしかして逢ってくれたかもしれねぇが、そもそも俺自身が何時寝るか分からないし、あんたも早寝するだろうし…とかぐずぐずごちゃごちゃ考えてるうちにこんな時間になっちまって。

…逢いたい、と。もしかしてそうあんたが言ってくれるの無意識に待ってたんだろうか?…それとも単に半分寝てて頭働いてなかったからだろうか…。どういうわけか仕事帰りのあんたを呼び出そうなんて素で浮かばなかった。

一人でぐるぐるぐるぐる…あれやこれや考えてるうちに、ようやく眠気来た…。

逢いてぇな、とか先週も逢ったばっかだけど寂しい、とか深く考えず口に出来るならそれはそれで良かったんだろうが…。

逢いたい、って気持ちを胸んなかでほわほわあっためながらあんたを想ったり…あんたの綴り読み返したり…そんな休日の過ごし方も悪く無いんじゃね?

と言い訳しつつ、あんたの寝台潜り込んで寝るとするか…

お休み、阿近。
また明日な。


すげー、好き。
どうしたら伝わるだろうか…?


好き…

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20 :阿散井恋次
2011/02/22(火)07:38:07


存外愛されているらしい…。


あんたの大事なぬいぐるみを置いて一服して仕事に戻るあんたを掴まえ損なったのは実に残念だが…

目覚めと共に視界に入った黒猫の鼻先を指で軽くつつくとあんたにもめったにしないような濃厚なちゅーを…なんてな。嘘嘘。軽いのだから妬くな。



存外、俺の気持ちは筒抜けらしい。


そうか。
伝わってるか。それなら良かった…。

俺に伝わってるかって?

教えないよ、馬ー鹿、と悪態をついてみる。

抱き締めていっぱいキスしてくれたら教えてやるかもな、と寝起きの強気で言ってみる。


遊び疲れたワンコがぐっすり眠るみたいに、寝床に行き倒れた俺をわざわざ様子見に帰って来たあんたが愛しいよ。…さっぱり起きなくてごめんな。


それから
あんたの大事な黒猫を子守りに置いてくとはかなりの特別待遇と見た。
有難う。
おかげでぐっすり眠れた。

それから
言葉にしない想いを汲み取ろうとしてくれて有難う。
俺も同じ事思ってる…
あんたが寂しく無いように…
あんたが辛くないように…


同じくらい


俺も満たされなきゃならないんだな。

俺はいつもあんたの事ばっかりだけど………俺が寂しいとあんたも辛いんだろう?

肝心なときになかなか素直になれない俺だけど…もうちょっと素直に弱音こぼせるよう頑張る。


だから…



ずっと、傍に居て。
愛してるよ、阿近。
大好きだ。

いつもあんたを想ってる。

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