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┗2848.伽藍(26-30/61)
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26 :
砕蜂
2011/03/07(月)02:42:53
この季節になると思い出す光景がある。
一面の桜、石垣の向こうに湛えられた水面に映る景色はこの世のものとは思えぬ美しさで…
色々な記憶と共に感情が揺さぶられるのだ。
とうの昔に失ったそれを求めている訳ではない。
固執している訳でも無い。
ただ、水に映る柔らかな桜色の光景に記憶が引き起こされる…それだけだ。
深夜の戯れ言だ。
…………………
藍染惣右介。
貴様とはな。ふ…貴様の予想通りあの赤い髪の図体ばかりデカい男は寝床でにやにやと転がって居るぞ。全くもって見苦しいが、仕方ないな。
予想外の貴様の姿と言葉にすっかりしてやられた上に、あの男の言葉は予想通り真っ直ぐに心へと響いたらしい。
ふ…随分と愛されているものだ。
知っていたか?貴様達がどれほど愛されているか。
猪口と例えたのはただの言葉のアヤだ。猪口よりは無論もっと大きなものだ。では丼か?ーーー否。
盥なら良いか?ーーー小さ過ぎる。
…ぷーる…
結局のところ、形あるものの中にははまりきらぬ…それほど多くの愛に満ちているのだ…そう言いたかったらしい。
私は代理だ。
朝には消しているかも知れないが、まずは心に浮かんだ言葉をそのまま告げる代行者として選ばれた。
雛森でも良かったのだが…頭の中で簡単に言葉を並べてみたところ、私の方がしっくり来たようだ。
…ああ、それから。他者に唇を奪われても悲しみはしない、と図体ばかり大きな小僧からの伝言だ。
言いたくないなら無理に口を開かせるつもりは無いが…言ってくれれば常日頃以上に甘く口付けて消毒する気満々のようだぞ。
さて…接吻だけで済むかどうか…あの顔では知れたものでは無い。
何かもう一言二言、気の利いた言葉を残し締めたいところだが…余りにも幸せに満たされ上手く頭が働いて居ないようだ。
とりあえずもう少し眠るとするか。
貴様はもう寝床に入っているだろうか…
あまり床にばかり寝ているようならいずれ寝床から締め出す、と…あのわがままな小僧が言っていたから付け加えておく。
お休み、藍染惣右介。それから小僧の想い人。
良い夢を
…
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27 :
阿散井恋次
2011/03/20(日)23:07:50
とりあえず。
ふかふか参上…なんてな?(笑)
嘘ー…。
ただ。あんたの傍に寄り添いたかったから。
ちょっとだけ、な。
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眠る時、ふと目を覚まし寝返り打つ拍子に、あんたを想う。
温かな身体が寝息立てる。痩せた細い背を撫でると甘えるように一層くっついてくる。
何か気の利いた事言おうとかあれこれ考えてるうちにあんたの眠気につられて俺も眠る。
本当に…愛しいな、と思う夜の話。
お休み。
愛してるぜ。あまり夜更かししないようにな?
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28 :
阿散井恋次
2011/04/11(月)22:48:24
ちゃんと気を抜いてるか…と聞かれると、………実はいつも自然体で気負ったり構えたりする事はほとんど無い…というのが本音だったり…。
そりゃあ勿論、デートの時、あんたを驚かせようと何か計画してる時は、上手く行くかな…とか気合い入ってる時はあるけど…基本、俺はいつもあんたに対して身構えたり緊張したりはほとんど無い。
あんたが心地良いと感じてくれてるなら幸い…俺も嬉しい。
まっすぐに俺に気持ち込めてくれて本当に嬉しい。あんたが可愛くてまっすぐ向けてくれる愛情に幸せ噛みしめつつ…
今夜はお休みなさい(ぎゅう)
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29 :
阿散井恋次
2011/04/11(月)22:54:01
ぬうぅ…眠気に半ば負けながら綴ったから…うっかりあんたにしがみつく描写入れちまった…直そうと編集したら……なんとそもそもパス入れず投稿しちまった模様…(がくり)
大失敗………
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30 :
阿散井恋次
2011/04/17(日)09:56:40
俺と一緒に迎える新しい季節…桜の咲く春を楽しみにしてくれているという恋人の言葉に改めて幸せを感じる。
なんて繊細で可愛いんだろうと感動すら覚えて、もう苦しいっていうくらいぎゅうぎゅう抱き締めて酸欠にしてやりたい。
ドMで変態で俺にべた惚れな恋人は、きっとそれでも幸せそうに笑うんだろうな。
好きなだけ酸素吸わせてやりたい気持ちと同時に呼吸するという極当たり前の行為すら奪って、制限して酸欠にぼうっとした瞳を潤ませて俺だけを見つめるその唇から声も奪ってさらに貪りたい………と、思う俺はやっぱりド変態のヤバい奴なんだろうな。
最近直に逢えて無いから飢えてんのかな。近いうちに逢おうぜ、って。明日休みだったら良かったのに、って寝る間際に交わした言葉だが、もし本当に今日逢ってたらエラい事しちまいそうだ。
恋人は反論するかもだが、これでも一応は加減して触れてんだぜ?
だから
何されてもいい、なんて口にする、俺に甘いあんたにいつか自制心吹っ飛びそうで自分が怖い。
優しくしてぇんだ。
大事にしたいんだ。
それと同時に…
俺しか見えないように閉じ込めて、俺の声しか聞こえないように視界を奪って、俺しか感じられないように耳を奪って…
どんどんエスカレートして、それでもあんたはきっと俺を赦す…
だからこそ、あんたが物足りないくらいにしか優しく柔らかく触れる事しか出来ねぇんだよ。
バーカ…
いや、馬鹿は俺か。
あんたの飼い犬が、もっと構ってってぐるぐる回って肩やら耳やら甘噛みしてまとわりついてる内にペチッと叩いて叱った方が、いいぜ。
あんまり甘やかすな。
噛まれるの、好きなあんたにこんな事言っても余計誘い水みたいなもんかもしれないけど、さ…食い込む牙が皮膚に当たる感触って最高に興奮するよな。
新しい絆創膏でも用意すっかな。
「恋次くん大好き」とか「馬鹿犬上等」とか「触れるな危険!」とか筆で上から書いてやるからさ。
>好きだぜ。
>頭のてっぺんから爪先まで全部、俺のもんなんだろ?
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