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┗2903.二人の「F」(11-15/155)
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11 :
テスラ・リンドクルツ
2011/06/08(水)22:41:22
眠りを妨げる香を持ち込む訳にはいかない。
僅かに生きる香を殺さないよう、空気の流れを妨げないように細心を払う。
作られた芳香よりも眠りを誘える大気が満たされている。どんなに薄くなっても、手では作れないのだから尚更。
仮に用意出来たとして、とは僕には先ず不可能でしょうが。
もう少し、その間に寝間具を新しい物に。
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12 :
テスラ・リンドクルツ
2011/06/10(金)20:15:05
沈まない陽の光を遮って、閉ざしたままの部屋の中へ、不意にカーテンを引いて天蓋を見た時、
余りの眩しさに目が眩んだ。
必要かどうかなどと、物差しが違うのだから伝わらないでしょう。
さらけ出す事に抵抗が無い者は、恐れが無い者なのだと。
僕には及びつかない域だ。
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13 :
テスラ・リンドクルツ
2011/06/13(月)22:38:26
月は満ちる事が無い。
砂の上に続く足跡と引きずる跡、その背を見送る。
果てが無い、なら辿り着く場所も無い。
此処にお戻りになるのは、まだ先を見るおつもりがあるからか、
あまりにくだらない考えで途中で止める。
根本的に間違っているのだから。
今宵は、いつお戻りになられるのだろうか。
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14 :
テスラ・リンドクルツ
2011/06/14(火)22:22:43
ただ楽しそうに笑っておられる。
お持ちの斬魄刀の刃を撫でる指先が血を流す事は無い。
付くのは他者の朱ばかりだ。
それすらもたまに見えていないかのように意識を巡らせている、より強い相手を捜すように。
僅かな価値を与えられるなら、それは最も価値のあるものになるのでしょう。
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15 :
テスラ・リンドクルツ
2011/06/14(火)22:41:01
価値、について後述を少々。
元々他者に見出される事は無い。同胞も、他の虚も、僕にも、この天蓋を作った人物に対してすらも。
物差しは闘えるか、強いかに比重があって、あとの情報は最低限の区別の為の域を出ない。
闘った回数は憶えていても、闘った相手を憶えられてはいないから。
目の前に人を見てはおられない。
蔑む訳でも無く、棚に上げた訳でも無く、ただ見ているのは強さのみ。
昔話を口になされないのはこれも一つの理由。
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