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┗2983.Sofa.(5-9/99)

|||1-||||リロ
5 :阿近
2011/09/17(土)09:52:12


仕事の手を休め報告書から視線を上げる、煙草の灰を落としつつ周りに目をやれば甘い香りに興味を惹かれた…

>あ、あげませんよっ!

いるか、ボケ。

ゴミに囲まれたチビの手元に黒い板状の菓子が見えた、甘い香りの犯人は其れか

>……ちょっと食べます?

お前の食いかけなんざいるか、ボケ。

>じゃあそんなに見つめないで下さい…、食べ難いですよ~

あー…、すまなかっ……じゃねーよ、仕事しろ

>すみません。

ったく、俺は早く帰りてぇんだ


機嫌取りに好物でも買って帰るか…

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6 :阿近
2011/09/17(土)20:53:13


過去と出逢いと


誓い合った奴がいた、
何て呆気ない最後(おわり)…
正直笑えた、裏切られたとか悲しいとか腹立たしいとかそんなことどうでも良かった

気付けなかった、
少しずつすれ違って俺の知らない距離が出来ていたことに…


笑えた、滑稽過ぎるだろ。



>気紛れ。
肌を重ねる行為は好きだった、快楽だけに頭が支配されてしまえば言葉は全て戯れ言に消える。
愛が無くても満たされるものはある。

>出逢い。
肌を撫でる度に愛しいと感じた、熱っぽい声で名を呼ばれると欲情とは違う熱に支配された…
俺の下で乱れる身体が鮮明に視界を彩って…
だが俺のじゃねぇ名が紡がれた時、どうしようにも処理に困る感情が走った。

>混乱。後に嫉妬と判明。
俺が今までに見てきた世界の崩れる音が聞こえた。
仕事の合間に増える煙草の本数、同じく増えるため息。
愛しい姿を追ってストーカー紛いのことまでやった。

もう必死。
振り向かせたい一心で手を伸ばし続けた。
あり得ねぇ程に優しい人を作って、何でも受け入れた……それ程に欲しかった…


>結論。
一夜限りと触れた相手に恋をした。

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7 :阿近
2011/09/20(火)10:20:12


お前と布団と俺。



さて、もう見つかってしまったこの場所。
判断に困って一人で頭を抱えてたんじゃねーだろうか…(苦笑)


>苺大福。


ああ、綴り名、コレにすれば良かったな(笑)


>あんこのくせに…。


はいはい、甘味の好きなお前からそう呼ばれんなら光栄なこった

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8 :阿近
2011/09/21(水)10:49:58


濡れた肌、
上気した頬…

ひたりと貼り付く髪

橙が艶を帯びて…

誘うように優艶



>触れた指先に残り香



俺を侵食する

>熱い…


.

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9 :阿近
2011/09/21(水)20:17:20


お前が吐息混じりに俺の名を呼ぶ…
互いの唇を重ねて言葉以上の愛を流し込む


濡れた瞳、絡む視線

扇情的。



>喰らいたい


その白い皮膚に歯を立てて肉の感触を直接確かめてやろうか


>血を啜り、骨を砕いて



俺から理性を奪う生き物…、酷く麗を帯びて…無邪気。
おそらく痛みに泣きながらも俺を呼ぶのだろう…
(別にそういう趣味があるわけじゃねーが…)
必死に俺の背に爪を立てて“愛してる”と啼くのだろう…




優しい言葉は凶器。


>俺の狂気を誘う無邪気。


大切にしたいと抱き締める腕は、単にお前を閉じ込める檻。
囁く言葉は枷。


>それでもお前を愛してる…
>いや、愛してるからこその執着。
>自分でも驚きの事実。




さあて、仕事に戻るか…


.

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|||1-||||リロ

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