檻帯＋虹鰭紅金魚と俎板歌劇。(満了)

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┗3013.檻帯＋虹鰭紅金魚と俎板歌劇。(満了)(82-86/200)

82 :ノイトラ・ジルガ
2012/01/10（火）19:47:59

>昼過ぎ、

明後日から長期任務に赴くもあって其の僅かな非番を彼奴と一緒に過ごす。
彼奴は任務の合間。

他愛ねぇ時間、
飯食ったり。
手ェ繋いで見世をみたり。
時間の限りが無ェで、膝枕でもありゃ最高なんだがなァ。

>並ぶ硝子や釦はまるで飴菓子。

ああしてまったりするのは好きだ、亦あんな風に居てェ。

>手を仕舞っちまうの寂しいのか…特に意識した訳じゃねェが…癖、か。
>なら今後は少し位ェ気を付けてやろうかと。
>とは云え人前で手ェ繋ぐのは気恥ずかしい。特に御前がにやにやと喜んでやがる時は尚。
>あの日みてェな喧騒が手助けンなりゃ楽なんだがよ。

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20120111-00:00
>夕沈み、

疲れて寝入る傍らで。
御前が俺を喩える辭に不覚、
寂しいと袖引く聲も。

なァ？、帰還ったら埋めに来いよ。

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20120112-06:40
>出立、

朝焼けに光る摩天楼。
白く光る月。

御前とこう長く離れての任務は久しい、つうか初めてかもしんねェな。

吹き荒ぶ風に繋いだ指先をふと思う。

行く直前まで繋いでたな、

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20120112-19:50
>波間、

海っつうらしい。
虚圏にゃねェもの。
視界は漆黒、闇が手招きしてる。

さざめく音は
雨に
>胎動に、
好く酷似て。

御前があんまし寂しくありませんよォに。

>寂しいッての。
>俺も一丁前に感じてんのか。
>白いシーツに矢鱈御前の輪郭を探しちまう、

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20120114-21:30
>夜半、
歌う昊。
濡れる肌に想う、
御前だ。

御前が足りねェ

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83 :ティア・ハリベル
2012/01/12（木）06:40:09

深淵く深淵く沈む間、鼓膜を押し付ける水圧に耳を抜く。
存外海の胎内に胎動は無く、無音に刻むのは自らの水泡だけ。

昊を穿つひかりは水圧に削がれ、熱をも無理矢理引き剥がされる。

其れでも藍染めの間に鏤む命鰭は紅型のように気侭艶やか。
青蒼(あお)、
黄金色(き)に、
昏紫(むらさき)、
白亜(はくあ)に、
鈍色、
>翡翠色。
糊に弾かれ染まる肌
俄か微かに子宮を埋めて
赫い赤い命を流す。

>どれ私のいのちを呉れてやろう
>藍の合間に染め抜こう。
>御前の肌を隅まで染めて珊瑚の顎に沈めよう。

深く、深淵く。

白い砂の揺籠まで。

未だ痛む片耳に、蒼い青い子宮を想う。

>琉哥、

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84 :浅野啓吾
2012/01/17（火）19:44:21

>おセンチな俺から、

すんげぇキレイだったなー！

あーゆーのって俺初めてだったけど、本当身体の重さも、一点の曇りも無くって。
プランクトンってのが寒くて居ないからってのが理由らしいけど、10m下の白い底まで見えて。
１つ膜を隔てて間近な小さな命や、珊瑚や、鼓膜の向こう側を唸る水流が心地好かった。

最初は、怖かったけど。
あんまりに透明で、果てしなくて。
この管だけが俺の命を繋いでて。
なんだか途方も無いもんの中に居るみたいで。

でも其れは一瞬だけ。

羊水に居る赤ちゃんてのはあんな感じなんだろうか。
至極落ち着いた。
今更ながらかーちゃんの偉大さを識った感じ。

いやなこともつらいこともたのしいことも、
あの青には一瞬以下の瞬きなんだろうなぁ。
とか。
俺の繋がりなんてこの青の中の何かにだって満たないんだろう、とか。

いつになくセンチメンタル？(笑)

なぁ、だってさ。
凄くしあわせな時間だったんだ。

>だから、今。アンタじゃなかったんだよ。
>(やっぱ凄ぇ揺れるんだ。)
>(船酔いしやすいんだからさ、揺らしちゃ駄目じゃん。)
>(俺、今日は訊かなかっただろ？)

>(行くって行ったら莫迦でも理解る、)

俺って涙脆いからさ。
野郎が泣く時なんて自分の娘が嫁行く時だけで十分なのになー。

こんなぐちぐち言ってたら亦水色に他人のフリされちまうよなー…あ！！、言ってる傍から！
莫迦！、俺傷つき易いんだって言ってんでしょうが！(笑)

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85 :ノイトラ・ジルガ
2012/01/17（火）19:59:27

漸くの帰還。
激務やら何やらを経て、御前の元に帰還る。

>御帰り、
(ッてのが何だか矢鱈嬉しかった、)
(無論、御前だけじゃなくて、猫や猪共が出向かえて呉れたにも)

御前が任務開始まで少し時間が出来て、惜しみなく居られる時間が在る事。
たった其れだけ。
たった其れだけだが其んだけで餓鬼みてぇにテンションが高ェ。

明日は少し長く居られると好い。
帰還ったら一番に報告を、

>(なァ、すきだぜ？、)

(なァんて…やっぱ、俺が此処で言うにゃ気色悪ぃ事この上ねェ台詞だよなァ)
(どっかの雌みてェに愛嬌でもありゃ御前は悦ぶのか、)
…否、潰して終いか。

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86 :井上織姫
2012/01/19（木）00:48:18

今日は大好きなウルキオラの好きなところを挙げてみよー！
という事で早速！
全部って言ったら全部なんだけどね！
全部だよ！全部！
あ、でもでも駄目な所もあるんだけどね！
其れもまるーっとすき！、ウルキオラ理解ってるかなぁ？

>少し淋しがってくれるところ
淋しいってあたしにだけ甘えてくれるところ
(一人で待ってるのは苦手みたい)
恋仲になってこんなに離れてるのは初めてだからって、…何かすっごく可愛かったなぁ。

>恋人ってたくさん言ってくれるところ
多分あの日から、
あたしより多くそう伝えてくれるの
(あたしは未だちょっと上手く云えないや、)
(何かね…恥ずかしいの。)
(昨日は頑張ったんだよ！、照れた！)

>御揃いがすきなところ
(こっそりあたしと御揃いを狙ってるところが可愛いんですぞ)
次ぎはお花の指輪かな？、一生懸命作ってる蝙蝠さんを想像すると何か面白いね！
あたしも何か出来たらいいんだけどなぁ…

>すごくえっちなところ
(ウルキオラと初めてって沢山、)
本当はちょっとって控えめにしようと思ったけど…すごく、だもんね。
ウルキオラはおーぷんすけべなんだよね！
でもむっつりな時もあるよね、あたしはどっちもすきだよ！
他でおっぱい触り過ぎちゃ駄目だよ！、
焼き餅焼いちゃうからねっ！

>我儘たくさん訊いてくれるところ
我儘たくさんして好いって言う、甘やかし上手なんです。
駄々っ子にも磨きが掛かっちゃって大変！
ウルキオラも我儘して好いんだよ、偶には。
あたしはウルキオラみたいに何でも出来たりしないから御願いは沢山一杯応えてはあげられないんだけど…
(そういえばウルキオラはあんまり我儘言わないね？、)
(ちょっぴり不安になっちゃった、)
(あたしちゃんとウルキオラのこと喜ばせてあげられてるかな？、)
むむむ…、考えるのは苦手！
あたしの思いつく限りでいっぱい幸せにするからちゃんとあたしの傍に居てくださいっ！

>ぎうもちゅうもすきなところ
最初からじゃなかったけど、そうしてるとウルキオラが落ち着いてるんだなぁって理解るの。
(多分ウルキオラは自分で思ってる以上にきっと淋しがりで自分の存在ってって考えちゃう子なんではなかろうか…と、井上織姫は思う訳ですっ)
(ねぇ、だからね)
(あたしにはウルキオラが必要だよ？、)
いっぱい不安なときや自信が無くなったり、翡翠の御目目でも先が見えなくなったらちゃんとぎゅーって、手繋ぐからね。
ぎゅーって。

>あたしをすきって云ってくれるところ
(あたしもすこーし自信がない時あるの)
(そんな時、ぎゅーってしてなでなでして、)
(すきだよっていっぱい言ってくれるのって嬉しいの)
ウルキオラがね？、羨ましいなぁって思う時もあるんだ。
(ウルキオラみたいに飛べたらいいのにって)
だからやっぱりちゃんとあたしの傍に居てください。

>お勉強しなきゃって思わせてくれるところ
ウルキオラももう気付いてるかも知れないけど、あたしは少し怠ける癖がある。
だからちゃんとしなきゃって、思わせてくれるところに感謝してる。
(誰よりウルキオラに喜んで貰いたいもの、)
(ウルキオラ程沢山の知識や羽は無いけど、少しでも沢山自分を好くしてウルキオラに褒めて貰いたいの)
いっぱいきらきらでしあわせなあたしをウルキオラに見せたいんだ。
ウルキオラの中で一番がいい。

>あとね、
>あと。
もっとあるんだけどね、今日はこれくらい。
あたしだけにしておきたいウルキオラも居るし。

ね、ウルキオラ。
すき、だいすきっ。
いーっぱいだいすきだよ！

あたしといつも一緒に居てくれてありがとう。
いっぱいいっーっぱいすきで居てくれてありがとう。

だいすき。

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