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┗3045.籠乃鳥(3-7/26)
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3 :
吉良イヅル
2012/02/04(土)17:48:19
寂しげに小さな声を鳴らし羽根を揺らすキミ
キミが本気を出せば出れなくはない鳥籠にとどまるのは何故だろう?
好きと言わせたい。
一枚残らず羽根をもぎ取ってしまいたい。
これは僕の―――。
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4 :
吉良イヅル
2012/02/04(土)19:21:11
鳴き声に交え聞こえてくるキミの歌声。
綺麗な涙の粒が床に落ちる度に僕はキミを……。
籠の中に入れた指を容赦なく突いて血を馴染ませる。
敢えて傷を治さないのはキミへの戒めだろうか?
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5 :
吉良イヅル
2012/02/04(土)23:11:45
窓際から月明かりが鳥籠を照らしていた。
鳴き疲れただろうキミは鳥籠の中で小さく寝息をたてた。
起きたらキミは暴れだすだろうか?
願ってしまう。
キミの翼が僕の為でありたいと。
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6 :
吉良イヅル
2012/02/06(月)19:33:48
キミに鈴を付けた。
鈴が鳴る度にキミが動いたのが解る。
昨日は少し身近なキミの呼吸を感じられた。
与えられた食事を手で食べてはくれないけれど……
キミは自分で食べてくれるようになった。
>>>好きだよ。
いつか、ちゃんと伝えてあげる。
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7 :
吉良イヅル
2012/02/07(火)21:19:55
これは夢の話し
今から三年後。
僕たちは二人で笑ってた。
キミは指先に乗せた餌を食べてた。
小さな羽根を羽ばたかせて懸命に僕を追いかける。
人差し指を立てたらキミが止まってくれて……
ふかふかの柔らかいベッドで一緒に眠る。
一秒が――……
一分が――……
キミとの幸せ。
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