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┗3045.籠乃鳥(7-11/26)
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7 :
吉良イヅル
2012/02/07(火)21:19:55
これは夢の話し
今から三年後。
僕たちは二人で笑ってた。
キミは指先に乗せた餌を食べてた。
小さな羽根を羽ばたかせて懸命に僕を追いかける。
人差し指を立てたらキミが止まってくれて……
ふかふかの柔らかいベッドで一緒に眠る。
一秒が――……
一分が――……
キミとの幸せ。
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8 :
吉良イヅル
2012/02/09(木)22:19:34
籠の回りに堕ちた羽根を拾った。
月明かりに一枚の堕ちた羽根を翳したんだ
キミが近くに感じられるような気がして―――
月明かりに照らされた羽根とキミの鳴き声が共鳴したら
きっと綺麗なんだろうね。
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9 :
吉良イヅル
2012/02/10(金)21:05:51
雪が解けたら春になる。
春になったらキミは?
羽ばたいてしまわないかと不安になるんだ。
鳥籠に鍵を増やしたら虚しくなるだろうか?
僕にはキミを縛る権利はない。
其れでも傍に居たい。って思ってしまう僕をキミはどう思うだろう?
キミの鳴き声が……
いつか僕になついてくれると期待しない訳じゃない。
「 」
こんな簡単な気持ちを伝えられない弱虫ですまない。
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10 :
吉良イヅル
2012/02/11(土)09:03:32
たまに分からなくなるキミの気持ち
本当は最初から知ってる気持ちだけど逸らしたくなるんだ
逸らして変わる気持ちじゃないのに試したくなるのは何故だろう?
雨に打たれて全てを流してしまいたい
捕られられない心を流してしまえば楽になるのに
流す事は出来ないんだ
キミは「ばか」だときっと笑うだろうね。
――――。
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11 :
吉良イヅル
2012/02/11(土)19:55:17
いつか解る日が来るだろうか?
キミという存在がいつか消えてしまわないかと心配なんだ。
―――を呼んでしまいたい。
いつも籠の中で見ているキミとそうでないキミが交わってしまったら……
何も変わらない。
キミが変わらなくて……
僕はどれだけ変わらずにいれるだろうか?
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