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3046.花影
 ┗155

155 :檜佐木修兵
2013/01/04(金)01:53:28

年を跨いだものの、クリスマスを二人で祝った。贈り物ってのは、こういった特別な日でもそうでなくても嬉しいモンだ。まず、俺が用意した贈り物は二つ。実は、クリスマスの話題をギンに話し、互いに贈り物をする事になってからずっと悩んでいた。

一つはネタとして、猫一式装備。猫耳カチューシャに、肉球付きの手袋、そして尻尾。色は白だ。猫耳カチューシャと言えば>>106の賽子勝負で、ある意味奇跡的な運の良さにより一時間近くギンが装着していた事が思い浮かぶ。が、今度は罰ゲームでは無く、ギンが『その時』になった場合に使って貰えたらと思っただけだ。結構恥ずかしがりな所があるからな。使って減るモンじゃねえんで、『その時』になったら何時でも使って欲しい所だ。何より俺が見たい。

二つ目は、俺がサンタになる、と言う言葉その儘にギンの願いを叶える券。小さく切った紙切れにそう書いて、それをギンの瞳の色の色紙で包んだ見た目には貧相に見える贈り物だが…心は充分に込めた。
日頃、余りやりたい事や我が儘を言わねえギン。だから偶には自分の事だけ考えて欲しい。そう言う願いを込めて贈った。それに俺は全力で叶えたい。

ギンが引き当てたのは券の方だが、結局はどちらもあげた。猫一式装備の袋を開けた時のギンの何とも言えねえ表情は忘れられねえが…この二つの贈り物で喜んでくれただろうか。

そして、ギンからの贈り物は薔薇の花。予想外の贈り物で驚くと同時に、凄え嬉しかった。綺麗に色付いた24本の橙の薔薇と、真ん中に白い枯れない薔薇。それに書かれた読めねえ言葉をギンは教えてくれた。ギンも想ってくれている、更に実感出来て幸せだ。…正直、この気持ちが独りよがりなモノなんじゃねえかと思った日もあった。けど、こうして気持ちを言葉に、形に、態度に示してくれるギンをもう疑う事はしない。あの日から確かに、ギンは誠実に想いを向けてくれていたから。

何度となく交わした約束。また一つ増えた事が嬉しい。ギンが綴った白い薔薇の続きの話。見た時は気持ちが溢れ過ぎて涙が出そうになったが…今は純粋に楽しみだ。

ギン。
贈られた花は大事に飾ってます。そして白い薔薇が枯れるまで、また一緒に沢山思い出を作って下さい。白い薔薇が枯れた時、その花言葉を言って貰えるのを楽しみにしてます。
有り難うございました。ギンが隣に居てくれる毎日が、俺はとても幸せです。

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106 :檜佐木修兵
2012/05/03(木)01:55:07

>ギンと賽子勝負。
>罰げーむがアレな為暗転しておく。
>閲覧は色々注意してくれ。


先日深夜、控え室にて別姿でやった賽子遊び。其処で俺の運の強さが判明した訳だが、ギンともやってみる事にした。

罰げーむがあるとより楽しそう、つう事でギンに案は無いかと尋ねる。
猫の日に出逢ったから、負けた方は三十分猫語で話すのはどうかとの提案。それに伴いこれを付けてと、意気揚々と猫耳かちゅーしゃを取り出すギン。何で持ち歩いてんだ(笑)

丁度一ヶ月前に俺(黒崎)が罰げーむでギン(雛森)に猫耳かちゅーしゃを付けられたのを思い出した。

ギンは運が無いと自ら言っていたし、先日の賽子勝負の勝利の後だった為、負ける気はしなかった。俺はその案に首を縦に振る。先手はギン。

一回目
ギン『一』
俺 『五』
→早速運の無さを惜しげもなく披露するギン。自分が提案した罰げーむにまんまと嵌まるギン。猫耳と猫語が可愛すぎて俺悶絶。鼻から出血(笑)
…まァ、まだ一回目だし。猫語の効力のある内にと次は負けた方が一枚脱ぐ事になった。

二回目
俺 『六』
ギン『六』
→六で引き分けとは中々アツい勝負にしてくれるモンだ。だが…これの所為でギンの猫語の効力が切れちまったのは残念だ。ギンは猫耳かちゅーしゃを外し、乱暴に投げつけていた(伏線?)取りあえず気を取り直してもう一度振る。

三回目
俺『二』
→ちょ、これもう負けるだろ。流石に良い目を出し尽くしちまったか…!?とにかく半ば諦めつつギンが振るのを見守る。













ギン『一』
→俺腹を抱え爆笑。ギンは無言で賽子を指で弾き飛ばしていた(伏線二?)まさか勝てるとは思わず、棚ぼた的な感じだが勝ちは勝ち。何処を脱いでくれるかと期待していたが、隊首羽織りだった。狡ィ(笑)

さて、そろそろ負けるような気がして来た俺。次はどうするかとギンに聞いてみたら、俺が猫語とかちゅーしゃ付けるまでは脱衣賽子(ギン命名)はやらないとの事。俺もギンをまた猫にしてえと思ってた所なんで、再び振ってみる事に。

四回目
ギン『三』
俺 『四』
→猫耳かちゅーしゃを再び装着するギンからは哀愁が漂っていた気がする(笑)なんで勝てねえのかと猫語で文句を言っていたが、ひたすら可愛いだけだった。

五回目
ギン『三』
俺 『三』
→何つう勝負!つか、五回振って俺に一度も勝てねえギンって…(笑)確率は一体どれ位のモンなんだろうなァ。計算はギンに任せるか。

六回目
ギン『二』
→そろそろ本気で拗ねそうに。もう勝ったみてえなモンだが、俺も振る。















俺『六』
→何か嬉しさより申し訳無くなって来る。六回振って四回負け、二回引き分けっつうのは一体どれだけ凄え事か分からねえが、相当酷いな、コレ(笑)一度位は勝ちたかったと落ち込むギン。何とかすべく、ギンが勝つまでギンに罰げーむは無しと言う条件を提案し、俺から振ってみた。

七回目
俺『一』
→オイ!今更過ぎるだろ!(笑)勝つ気無くなった途端コレだ。さァ、ようやくギンが勝てる。

ギン『五』
→これで一が出たらギンが帰ると言っていたので、心底安心した。一度だけだしと猫耳かちゅーしゃを装着し猫語を自ら話す俺。どうやら機嫌を直してくれたみてえだ。だが、何故現世のでじかめとやらを持っているんだ、ギンは!(笑)さっきの猫耳と言い、準備が良すぎる。
次は現世でこすぷれを調達して来るらしいが、また俺が勝ったらギンが着るのだろうか。

…と言う訳で俺はかなり楽しかった。さて、ギンはどう纏めてくれるだろうか。あと、何故こうもギンが負け続けたのか考えてみたが、多分これらの所為だ。

・猫耳かちゅーしゃを投げ捨てる
・賽子を指で弾き飛ばす

物は大事にしましょうっつう事じゃねえかと勝手に解釈(笑)じゃねえとこんな偶然を証明出来ねえ気がする。

確率の計算辺りはギンに任せるとして、またやりてえなァ。
次は逆にボロ負けしそうだが。

もし誰か強運の持ち主が居たら、是非手合わせ願いたい(笑)