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┗3075.桜心中.(45-48/48)
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45 :
朽木白哉
2012/09/13（木）08:18:33
何も知らぬ儘、
其の清らな燈を差し出す御前。
兄は純真な儘なのか。否、其れとも──
ルキアに見舞いの籠を持たせた。
兄の好きな菓子も有るだろう。
早く顔を出すと良い。
此の場と兄の帳面は我が妹に護らせる。
届かぬ事は承知の上、
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46 :
朽木ルキア
2012/09/19（水）19:15:02
「御免為さい」
──言う相手が間違っているぞ。
其れは私では無く、御前を待つ者に言え。
か細い声で何度も、何度も
只其れを繰り返す少女の肩は細く
嗚呼、亦痩せたのだなと苦しく為った。
気付くか知れないが其処の御前
聞きたい事が有る為らば私に聞け。
少女は今日も涙の海に溺れる。
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47 :
毒ヶ峰リルカ
2012/11/06（火）02:19:51
───アタシが全部終わらせる。
贄に爪弾く白雪の蕾
腕に抱いた金木犀の調べ
嗚呼、唯其れに集う幾多の艶蝶
全部全部アタシの僕。
愛シテルワ、風惑ウ金糸雀ノ君
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48 :
朽木ルキア
2012/11/26（月）20:22:50
────喪ってしまった、私の片割れ。
叶う為らば、唯もう一度其の瞳を開けて。私を映しては呉れぬか。なァ、───嗚呼、何故彼女が──。
彼女と交流親しかった者には詫びねば為らぬ。済まない。
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