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┗3204.繭綿(151-155/200)
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151 :
ザエルアポロ・グランツ
2016/05/05(木)20:18:09
『相変わらずおまえのラボラトリーは殺風景だ』、そう謂い笑う彼の手から無数の雛が放たれた時は何事かと思った。
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矢張り見知った仲とは謂え自宮に入れる物では無いな。
時間は惜しいが室内の凡ゆる機器やビーカーに触れられる事を思えば一旦手を止めて出向いた方が増しだ。
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『人間の主体は脳なのだ』と奴が謂う。
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152 :
ノイトラ・ジルガ
2016/05/06(金)17:42:34
黒い季節が廻る。
奴の耳に飾られた花が俺を嗤った。
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思えば彼の女が俺に寄越したのも季節だった。
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其れは叶えられそうに無え。
他当たれ。
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153 :
平子真子
2016/05/06(金)17:42:47
運の使い所って有るよな。
然して要らんモンばっかよう引くとか。
そのクセ欲しいモンには中々手ェ届けへん。
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例えばAのガラガラでは特賞引けるのにBのガラガラではポケットティッシュ、みたいな。
そういう所、流石に持ってるよなァ彼奴。
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長年拳西が勘違いしてるモンを指摘するか迷う。
例えんなら、『それスルメイカちゃうで、ヤリイカやで!』的な。
……や、ちゃうな。
中途半端やねん、彼奴。
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154 :
ザエルアポロ・グランツ
2016/05/06(金)17:43:36
膚一枚剥いだ肉を辷る水が艶めかしい。
肱や脚も佳いけれど……其処は矢張り、指先で。
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殻に詰め込まれた身を指で――。
差し落す液汁を舐め取る様に蠢く舌が□□□。
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彼の日拾われたのは奴では無く、僕だったのだろうか?
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155 :
ザエルアポロ・グランツ
2016/05/09(月)16:22:32
向こうを選れば佳かった?
解らない、もう、何も。
君の声許りが鼓膜を振るわせて居る。
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其の頭蓋を開いてみたいよ。
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今になっても未だ考える時が有る。
彼の数字は少なかったのだろうか、と。
今にして思えば満たされて居たのは僕だけだったって事だろうけど。
僕と君とは色色な秤で釣り合わなかったのだろう、ね。
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