惑溺理論 - 覚書帳

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┗3221.惑溺理論(16-20/50)

16 :ザエルアポロ・グランツ
2013/04/14（日）22:26:32

同じ過ちを繰り返すのは好きじゃない。
一つの綻びが在る限り、何れ大きくなっていく…。

ソレを抱えて生きていくのは簡単だ。
だがソレが重荷になった時、一人で支えて立たないといけない。
僕なら始めは耐えるだろう…だが、辛くなったら直ぐに捨てる。

僕は自分に甘く、他人には厳しい。
そんな最低な研究者だ。
弱さを見付けても排除はしない。
それも僕だと言って逃げているだけ…本物の愚者さ。

こんな自分が嫌いでもあり、好きでもある。
言い方次第で如何にでも成るんだ。
己に向き合い磨こうとする奴。
屁理屈を並べるしか能の無い奴。
人によって受け方は違う…それを一々気にする程、僕は莫迦ではない。

研究に没頭していると余計な事を考えずに済む。
だが今は…無理なようだ。

今日の僕は明日の僕に対して、何が出来ただろう。

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17 :ザエルアポロ・グランツ
2013/04/24（水）01:23:02

>ellos mismos

そっちの世界へ行けなくても構わない

僕は初めから招待されていなかったんだ

どんなに努力しても完璧には成れない…

僕は否定の塊

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18 :ザエルアポロ・グランツ
2013/04/24（水）01:23:16

慈愛
温情
恐怖
惻隠

僕は全てを持っている…そう思いたい。

誰かに「良い」と言われた事を繰り返し行う。
誰かに「悪い」と言われた事は二度と行わない。

そうして僕は僕を作ってきた筈だ…これからも変わらない。変えたくない。
だがそれらの行為を止めた時、一体僕には何が残るのだろうか。
研究成果が無ければ僕は何も出来ない…自分自身を一番に研究するべきだったか。

後悔はしていない…僕が招いた結果だ。

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19 :ザエルアポロ・グランツ
2013/04/24（水）01:23:29

空と言うのは都合が良い。

見たい時は見上げれば良い。

見たくなければ見なければ良い。

僕の＿も、そう出来ればどんなに良いか…。

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20 :ザエルアポロ・グランツ
2013/04/24（水）01:23:41

>alucinación

緩やかに流れる時間の中、無意識に手を伸ばした。
伸ばした手は何を掴もうとしていたのか…答えは無い。

目に見える君を捨て置き
目に見えぬ君を追い求める

心とは不可解なモノだ。
僕の中で劇的な変化があった訳じゃない。
唯少しだけ残っている…それはどうやら、心にあるようだ。

僕は黒い虹。
君が怖がれば怖がる程、僕は大きくなる。
だから全てを破壊し尽くしても驚く事は無い。
僕に降り注ぐ君の空疎な雨を燃やし
君の死の鼓動をそっと鳴らそう。
そして僕は
エゴの祭壇に跪く。

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