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┗3229.幸(19-23/83)

|||1-||||リロ
19 :黒崎一護
2013/05/19(日)05:04:35


──…携帯握り締めて画面開いたまんま寝ちまうとか何年振りだよ。

全然話し足りねぇじゃん、勿体無ェことした。


にしてもこういう変な時間に目覚めンのが一番厄介だな、返すに返せねぇ……今日もお前は早起きすンのかな。
だったらあとちょっとお前のこと考えて返事する準備してっかな。とか。


───…揶揄われンのも、お前なら嫌じゃないって思ってる俺はやっぱ相当重症かも知ンねぇ。

お前が居て、お前と話せるだけで、こうも考え方は変わンのかって、恥ずかしいやら嬉しいやら。

恥ずかしいなんて言う度に、照れるのは十八番だろって言われっからあんま恥ずかしいだ照れるだ言わないようにしてんだけどやっぱ無理。

撫でられんのが好き、抱き締められんのが好き、勿論全部お前に。

でもそういうのはどう頑張っても恥ずかしくなる、っつーか擽ったくなる。

自分から抱き締めンのもなかなか度胸がいる、慣れない事は幾らしたって照れるだろ。

……それでも触りたいから仕方ない、恥ずかしいの承知で、十八番って揶揄われるのも承知で、それでもお前に触ってたいのは俺だからな。

今は一先ず来週乗り切るまでに、少しでもぎこちなくならねぇようにするって事で(笑)


…よし、朝から全力で抱き締めよう。

なんて密かに企みつつ、朝の挨拶でも考えてくるか。


ずっと前、偶然か必然か。
お互いに送り合ってた歌でも聴きながら。

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20 :阿近
2013/05/23(木)05:56:48



5月23日は"ラブレターの日"なんだそうだ。

あまりにマイナー過ぎて殆ど知られちゃいねェこの行事に便乗して一筆したためようと思う。
お前と毎日交わす蝶が恋文みてェなモンだが、まァ改めてっつー事で。



―――俺らにとって五の月は運命なんだろうと常々思う。

初めてお前に出会ったのも、無性にお前に焦がれたのも、会いてェと思ったのも、此処に綴りを残したのも、お前がコレに気付いて言葉を残してくれたのも、蝶を交わしたのも、再会を果たしたのも、互いの想いを告げ合ったのも、全て五の月だ。


一方的に消えた卑怯な俺をお前はまだ想ってくれていた。一言も咎める事無くただ優しく受け入れてくれた。
―――…"好き"だと言ってくれた。

この想いを言葉にするとしたら一体何が一番適切なンだろうな。
生憎、言語力に乏しい俺の脳味噌じゃ限界まで捻り出しても素敵な言葉なんざ出ねェ。
だから俺が今一番伝えてェことを此処に記す。


ずっとお前の傍に居たい。


今だからこそ心の底から言える言葉だ。

こんなに想ってくれる奴はきっと一生かけて探しても見付からねェだろう。
三度目の正直…って言い方は微妙かも知れねェが、お前は手離しちゃならねェ存在なんだと強く思った。

独占やら束縛やら男らしくねェ事をする時があるかも知れねェ。
下らない、と飽きれられてもいい。
それでも傍に居てェんだ、居させて欲しい。

空白の時間は埋めようとしても埋められるモンじゃねェし、"ずっと"なんてこの世界では曖昧で不確かで信憑性に欠ける言葉なのは重々承知だ。

だが、少しでも長く日々を共に過ごせたらと、切に願っている。



―――――――――――――――――


…空回ってる感が否めねェ。

直接お前に贈ろうとも思ったが、せっかく綴り帳を借りてる訳だし使わねェのは勿体無ェ、っつー事で此処に。
因みにコレ、あの告白ン時に考えてたヤツ。コレを省略し尚且つ全て伝えるのは流石に難易度が高かったようだ。

かつて互いに贈り合ったあの曲でも聴きながら読んでくれりゃあ幸い(笑)



P.S. とある作業の答えはコレでした

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21 :黒崎一護
2013/05/23(木)20:19:02


──恋文の日か、知らなかった。

一年365日。全部に何かしら記念日的なものがあるのは知ってるつもりだったが、こんな日まであるんだな。

お前のお陰で“恋文の日“は忘れられなくなりそうだ。


とある作業って何だと思いながら眠りに就いて、朝からこんな不意打ちがあるなんて思っても無かった俺の顔は一日通して崩れる一方。

溢れる感情がらしくないと思えば、井上が全力疾走で黒崎くーんなんて呼びに来そうだが、今回はやっぱ俺でなくちゃ意味が無いだろう。俺がちゃんと俺の姿で。

※注意※ラブレターなんて書いたこと無ェから可笑しくなってても絶対ェ笑わないこと。(←)


───…5月は丸ごと俺たちの運命。

初めてお前に会った時から何度も何度も繰り返し巡っているはずの月日の中で、俺たちを繋いでくれンのはやっぱりこの月で。それはもう運命以外に言い様が無ェと、俺に、俺たちに思わせてくれるくらいのモンで。

鳥肌が立つようだった。
なけなしの願いを抱えたまんま、数年と足を運ばずにいた此処にフラッと立ち寄ってお前を見付けた時。

涙が出た。
お前の中にまだ俺が居られたのかも知れないって淡い期待と、お前が此処に居てくれた事が嬉しくて。

運命だと思った。
例え自惚れだと言われても、動くなら…言うなら今しか無いんだぞって誰かに言われてるみたいだった。

いつも遠回しに声を掛けてきた。でもそれじゃ駄目だと、好きなら今は真正面から伝えなきゃ駄目なンだって、あの日が俺の背中を押してくれた。


あの時は迷惑かも知れねぇとか色々ビビってたけど、今は動いて良かったと心底思ってる。

だから今があんなら、運命の悪戯ってやつにも感謝出来る。

───確かにこの世界で“ずっと“なんて不確かで曖昧な言葉かも知れない。

でも俺はずっとお前が好きで、そのずっとが今またお前との繋がりをくれたンなら、意外と信憑性はあるんじゃねぇかなと思う。

だから俺はこれからもずっと、きっともっとお前を好きになる。

お前が傍に居てくれることが、俺の幸せなんだって思う。

不確かなモンだとしても、それを確かなモンにしていきたいと思う。

気持ちは変わらない。俺も少しでも長く、出来ればずっと、他の誰でもないお前と、ずっと一緒に居たい。


繋いだ手も、離したくない。

そのくらい、俺はお前が好きなんだ。つまり何だ、夢中…みてぇな?

これからも、一日でも長く、お前の傍に居させてく…ださい。


やっぱ慣れない事は早々上手く行かないな。長々と綴った割に支離滅裂気味なのはご愛嬌っつー事にしといてくれ。

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22 :阿近
2013/05/25(土)01:02:26



色恋相談を持ち掛けられた。
…という話をした。

そしたら
"恋愛相談を持ち掛けられるくらい知識(経験?)が豊富なんだな"と拗ねたような返事がアイツから返ってきて、物っっっ凄ェ萌えた。

そういう反応を見せた事は今まで無かっただけに受けた威力は半端じゃねェ。
俺ン中の何かが一気に噴火、いや爆発した。


何だアイツ…可愛過ぎる。

今夜の逢瀬の前にそんなモン見せられたら抑えが効かなくなンじゃねーか、どうしてくれンだ馬鹿野郎。


今までは言葉を交わせるだけで、繋がっていられるだけで充分幸せだと満足していたが、今は"触れたい"という強い欲求に襲われちまってる。

やはり人間ってのはどうしようもなく欲深な生き物だ。
"もっと"と思ったら何処までも求めてしまう。

アイツの、今まで我慢して見せてこなかった感情を全て引き出してェと思ってしまった事も含めて。


だから



――――…全て見せろ。

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23 :阿近
2013/05/27(月)05:06:06


不覚。

睡魔に負け、気付いたら深夜3時過ぎだと?…アイツに蝶を飛ばしてから寝やがれ馬鹿野郎が。

先程迷惑を承知で飛ばしてはみたが起こしてしまっただろうか?
やはり非常識だったか…?
アー…変に緊張して下っ腹が痛ェ。


また"おやすみ"を言えなかった。
今度アイツを真似てそれだけを飛ばしてみるのも有りか?


……………そうしよう。




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