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┗973.彷徨う、夢幻と知りながら。(46-50/59)
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46 :
チルッチ・サンダーウィッチ
2010/08/25(水)23:56:08
“アンタがわからない”
頻繁に、とはいわないけれど、割とよく言われるコトバ。
返事はいつだっておなじ。
最早決まりきった口上を述べるみたいに、答えてあげる。
“あったりまえじゃない、アタシ自身が理解してないコトが、どーしてアンタにわかんのよ”
嘲笑うように、薄く笑いながら答えたら、大抵は怒っちゃう・もしくは呆れたみたいに溜息。
で、最後はみーんなおなじ。
背を向けて去っていく。
これでいいのよ。
アタシが知らないアタシを、アタシじゃない誰かが知ってるなんて、おかしいじゃない。寒気がする。
知ったようなことを言って、アタシの領域に気安く入ってくんじゃないわよ。
(傷つけて傷つけて、アタシは独り)
(疎まれて厭われて、)
(それがキミヘの贖罪・餞)
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47 :
綾瀬川弓親
2010/09/10(金)22:42:20
傍から、若しくは本人ですら
決してそれを美しいとは思わないかもしれない。
けど、僕は美しいと思う。
僕達と同じように気まぐれに
時には刺さるような言葉を、
密やかに吐露される君のその言葉が
美しいと、思うよ。
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48 :
市丸ギン
2010/09/20(月)15:19:28
困ったなぁ、
嗚呼、困った困った。
このままやと、
キミには__てもらわなアカンようになってしまうわ。
それは、困るなぁ。
──…嫌やわぁ。
ボク、ホンマに困ってるんよ?
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49 :
コン
2010/10/21(木)17:38:56
オイオイオイオイ!
そんなシケた面してんなよ!
オメーが零した幸せなんて、ちーっとも欲しくねェぜ!
だから笑っとけ!
うっかり嫉妬しちまうくらい、だらしなく幸せボケしとけってんだ!
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50 :
朽木ルキア
2010/11/29(月)02:20:08
秋の夕暮れは、橙色の液体に世界総てが沈んでしまったかのような色彩を帯びる。
鮮やかに、悲しみや優しさといった凡庸なる総てが、橙に沈むのだ。
そしていつも思う。この橙の液体で溺死してしまっても構わない、と。
──…世界を夜の闇へと引きずる橙に、自分も紛れることができるなら。
しかし現実に橙が私の肺を充たすことはなく、そもそも世界を染めるのはただの光であって液体ではない。
辺りが夜に覆われる頃に、いつものように不変の事象を事実として受け入れる。
けれども私はやはり愚か者なのだ。
昨夕受け入れた事実を忘れて、今日も夕焼けに焦がれる。否、焦がされるというべきだろうか。
兎に角、季節が冬にかわるまでずっと、行く宛てのない堂々巡りを繰り返すのだ。
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