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┗1273.獣 箱(保存)(145-154/233)

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154 :叶(2_4_3_4)
2021/12/31(金) 06:53

今年の感想文大会〜!いぇ〜いどんどんぱふぱふ〜!
なんか一年の振り返りってほどでもないけどなんか感想あったっけなっていう回。とはいえ僕はなんか気絶してるうちに一年過ぎてたからなあ……なんかあったっけ。思い出すためにこの日記を読み返してたんですけど、あからさまな転機が夏前くらい?にあって、そこから爆速でメンタル回復してて笑ったよね。持つべきものは友達だし失恋の傷は新しい恋で癒せとかよく言いますけど、僕のメンタル特効薬は配信みたい。ウケる。や、もちろん支えてくれた知人各位には本当に感謝してるんだけどさ。僕がマジでバチバチに凹んだ時はやりたい事見つけてそれに向かって一生懸命になるって言うのが一番いいっぽい。
その後メンタル虚無に気付いて、赤羽さんとか力一さんとかりりむちゃんと出会ったりしてたかな。凹んだ後の超回復後に出会った面々からは少し前の話したら爆笑されたりしてるんだけど。
えー……その後なんだろ。プロセカやったりプロセカやったりプロセカやったりしてたっけな。今日からのカラフェスはまた戦だから頑張らなきゃ。待っててください小豆沢こはねさん、桐谷遥さん……でもそんな気合い入れてたら多分またしんなりした神代類が来る気がしてます。
最近はやっぱものづくりって楽しいなってことを思い出して色んなもの作ってたっけ。動画作ったりロゴ作ったり絵描いてみたりシナリオ作ってみたりカクテル作ってみたりアクセいじってみたり。その他諸々。来年はたくさんもの作る年にしたいですね。死にたくなるくらいおヘラり申してめう……ってなってた時期もあったけど、全体的に言えば色んな大好きに囲まれたいい年だったんじゃないでしょうか。知らんけど。僕がそう思ってるからそう。
自分に向き合って周りに向き合って、色んなことが学べたんじゃないかな。来年はさらに学びの年にしたいんで、色んなことを学びたいっすね。ついさっきから学生時代ハチャメチャに苦手で赤点常連だった英語を学び始めました。韓国語も学びたいし、まあこの意欲がどこまで続くか分からんけど出来るうちに色んなこと学んでおきたい。かっこいいからチェスのルールも覚えたいです。他に何学べるかなあ……DTMもやってみたいし歌動画は来年も沢山出したいからMIXとかもやってみたいし。やりたいことだらけで収拾つかなくなってるけど、それだけ一生懸命になりたい選択肢があるのはいいことっていうアレで。
いや僕ほんとビックリするくらい飽き性なんですよ。だから作業するにしても少しやって飽きる前に切り上げて次のことやって、って繰り返していかないと完遂するのが難しくて。選択肢なんてなんぼでもあっていいですからね状態。完遂させたいから作業スピード早くするっていうことすらあります。短時間でできることを区切りつけて色々やりたいというか、なんかそんな感じ。だから覚えるまでに他の人よりずっと時間がかかるし効率も良くないんですけど、ある程度を覚えたら進捗の進み具合は悪くないはずなんだよなあ。大器晩成型と思っておきます。
そんなこんなで今年やり残したことって言ったら多分掃除くらいだし、大方のものはこの間片付け終わってるから起きたら掃除しておこう。この間ベッドの下に粉ぶちまけてたの忘れてたからクイックルワイパーをかけるか掃除機をかけてください。頑張れ明日というか起きたあとの僕。
それじゃあこんな感じで。皆さん良いお年を、おつかなえ〜。


あ、新年の抱負とか今年一年の懺悔とかはいつでもマロで募集してま〜す。私信とかでもどうぞ。しょうもなさ過ぎて言う人のいない今日のプチハッピーとか事件みたいなのもどしどし送ってきてね。

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153 :緑_仙(2_4_3_4)
2021/12/29(水) 07:06

久々にドーラと話してた。本来なら今日の昼から話すと思われてたんだけど、僕が寝たのが朝方。ドーラから連絡来てたのが10時過ぎ。僕が起きたのが14時半とか15時くらい。ドーラが起きたのが23時くらい。お互い生活リズム終わりすぎじゃね?
ドーラとはなんだかんだで一緒にものづくり初めてから10年も経つんだな……なんでしみじみ時の流れを噛み締めてたんだけど、10年前から僕らずっと同じ話してるんだよね。好きな作品が違ったりすることの方が大半で、お互い好きなこと好きなようにしてるだけなんだけど。唯一ずっと一緒にやってるのがものづくり。色んな話作ったり色んなキャラ作ったり、なんかそういうやつ。
しかもドーラと僕とで出来ることというかアウトプットの仕方が違うから上手いこと噛み合ってくれてるんだよね。僕が何か作品作りたいなって時は忙しそうだったりしてもついドーラ呼びつけがち。僕のは趣味だから別に納期とかないし。

🐼「僕そのうちTRPGのシステムかゲームのシナリオテキスト書きたいんだよね」
🔥「めちゃくちゃいいな、もし作るってなったらわしも手伝いたい」
🐼「あ、ごめん、なんも言わなくても巻き込む気でいた」
🔥「流石緑。昔は絵描くくらいしかできんかったけど、曲とか動画くらいなら作るぞ」
🐼「くらいならじゃなくて充分すげーんだわ。僕もこんなんがいいっていうふわっとしたイメージしか無かったけど、今ならテキストにしたりロゴ作ったり何かしらにするしなあ……動画弄るのも楽しいことに気付いた」
🔥「できることの幅が増えた分話すこともやることも増えるんじゃよな」
🐼「それな」

最近は僕もちょっと楽曲制作とかもしたくなってきてる。僕もドーラも作りたいものがあるのに素材が足りなかったりしたら、似たようなもの探し回って時間食うより自分で作るか〜……に落ち着きがち。
お互いのファンでリスペクトと信頼があるから気持ちいいし、砂の山を一緒に作ってる園児の気分になるんだよね。二人で反対側から砂固めてるみたいな。同じ頂上と勾配が見えてるから特に確認もなく反対側任せられるんだろうな。まあそれを繰り返してきたお陰で今は持ってくる砂の規模が重機出動レベルなんだけど。
なかなか共同作品って作るの難しいと思ってるんだよね。だからドーラみたいな背中預ける系の相棒がいてくれて良かったなと思ってる。いつまでも低レベルな会話もしてるけど。
数ヶ月に一度唐突にフラっと集まってワーッと砂の山作ってまた解散みたいな。集まる時の予定も今回みたいにガバガバなことがほとんど。〇日の〇時空いてるか?起きてたら空いてるよ、じゃあその日のどこかで、昼でも夜でもいいや、くらいの杜撰さ。
そのうち僕がテキスト書いたゲーム作ったらBGMとグラフィックはドーラに任せてキャラクターCVは僕がやって主題歌二人で歌うみたいなむちゃくちゃなことやりたいな。制作全部僕ら!ガハハ!みたいな。クレジットのとこ山〇宏一さんみたいになりそう。まあ言うだけタダみたいな感じだから、ゲーム制作はそのうち出来たらいいなってくらい。僕らが創造神になるんじゃい!
ふとしたきっかけからお互いアレ作りたいコレ作りたい始まるから、話してると創作意欲ゴリゴリに刺激されて今広げた風呂敷が多分5000兆平方キロメートルくらいある。地球包めそう。二人で話して絵描きながら動画の素材漁りつつ次どんなシナリオ作るかとか回すかみたいなこと考えてたからもうお察しだよね。手も頭も足りてないんだわ。
来年の目標はとりあえず月に一個は何らかの作品を作ることかな……何かしら作っていたい。ブランクがあると動き方わかんなくなるし。
ものづくりの楽しさを一度知った人間は離れる期間があったとしても、二度とものづくりから逃げられないんだよな……クリエイターってそういう生き物。


そういえば天宮に圧かけたのに日記更新されてなかったから暴れた。

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152 :緑_仙(2_4_3_4)
2021/12/29(水) 06:21

人類に対しての諦めがバカ早いなって気付いた話。
僕さあ、苦手だなって思ってた人が話していくうちに上方修正されて仲良くなるってことは割とある方なんだよね。その後やっぱ苦手じゃんってなることもあるんだけど。逆に懐いてた人があれ?なんか違くない?ってなることもある。つまりはまあ縁切らない限りずっとその人の今に向き合って、自分はどう感じるかなっていうことを考え続けてるわけ。どうしても僕が人である限り染み付いた主観ってのは存在すんだけど、出来るだけ先入観のないように接していきたいなって思ってる。
でも一個だけ例外あるんだよね。それが僕の踏み込まれたくない所に踏み込まれた場合。ここだけは入ってこないでねって線引きしてるところがあんの。で、間違えて入っちゃった時はそこダメだからね、一歩下がってもろて、ってするんだよ。でも時々そこを僕の弱みだと思って好意故に踏み込もうとしてくる人がいるんだよ。弱い緑仙でも嫌いにならないよ〜、的なやつ。
いやめっちゃ余計なお世話。そこさあ、なんで線引いてあるかわかる?触られたくないから線あんの。痛いとか苦しいとかならそう言うんだって、シンプルに他人に触られたくなくてキモいから触んなって言ってんの。ほら、海で水着着る意味とか知ってる?そこについてるもんはみんな一緒なの知ってるけど、見られたくねーから隠してんじゃん。そこに傷があるとか云々じゃないじゃん、シンプルにそこ触んな見んなってサインなの、知ってる?お前がやってる事ビーチで「大丈夫!裸も綺麗だよ!」って言いながら人の水着脱がそうとしてんのと一緒だからな。抵抗するだろ。
水着を例えにしたからその線の内側恥ずかしいの?って思われるかもだけど、別に恥ずかしい訳では無い。生理的嫌悪感の方。なんやこいつ!キショ!っていう。
で、まあ何が言いたいかというと。僕は単純に苦手とか好きとかで評価を一定にすることは少ないんだけど、その一線を故意に超えてきた人に関しては一瞬で心閉ざすんだよね。もうマジで無理、その人が悪い人じゃないの知ってても悪気がなくてもその後変わるのだとしても無理。マジでキモすぎる。ここに関しては諦めがバカ早い。だって突然水着とか下着むしり取ってくるような生き物信じられる?僕は無理、二度と信じられん。
だってそういうものってさあ、ぶっちゃけ必要があるなら自分で脱ぐじゃん。でも脱いでなくて止めて離してって言ってんのにむしろうとしてくるのはそれは暴力なんよ。善意で暴力を働くような獣には僕は心開けない、無理すぎ。
特に僕みたいな思想強め人間にさ、貴方の思想こうでもいいと思うんです!あなたのためなんです!とか言われたところではあ?ふざけんなほっとけバカ以外の感想出てこないわけ。それって貴方の感想ですよね?ってことじゃん。お前はお前でそう思ってていいけど、僕は僕の考えがあってその判断に基づいてヤダっつってんだから素直に引けよ。なんで緑仙のこともっと知りたいから!仲良くしたいから!緑仙のことも支えたい!とか言うの?お前に支えてもらわなくても僕は立てるが?お前が立てないから手貸してやってるけどさあ、それを貰ってばっかりだからとかいうよくわかんない罪悪感から変な方向に動かないでもらえる?僕そもそも別に手貸してるなって自覚はあってもお前になにかあげたつもりは毛頭ないんですけど。勘違いしないで。
自分の罪悪感を消すための勝手な自己満足に僕を巻き込むんじゃね〜〜〜〜!!!!!!その罪悪感に耐えられないならそもそも僕の手を借りるのをやめろ、中途半端なことして僕を怒らせるんじゃない。恩のある人間にそんな酷いことして報いがないとでも思ってる?僕は優しくないからお前を見放すよ。グッバイ!君の!運命の人は僕じゃない!!どっか行け!!!ってなるわ。
や〜、まあこんだけキレ散らかしてるけど別にリアルタイムでこんな人間がいたって話でもないし、ただ思い出したって話なんだけどね。めったに他人に対してキレないけどこれやられた時だけはブチブチにキレる。特定の個人を指してるわけじゃないし、そもそもこういうタイプのバカはその辺つついたら割といるから僕は人類が嫌い。そんだけの話。

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151 :叶(2_4_3_4)
2021/12/23(木) 05:15

加湿器を買ったんですよ。でも不思議なことに僕去年も加湿器買ってるんですよ。まあなんでかって言うと、デザイン重視で買ったら2週間くらいで壊れたからなんですけど。そして今回の加湿器の稼働時間、どれくらいだと思います?
なんと5秒。5秒で壊れた。は?許せないんだけど?
初期不良かあ〜???って思いながらたまたまそこにいた明那に見せたら無言でフィルターみたいなとこ逆さまに付け替え始めたんだよね。そしたら加湿された。なんで?このフィルター向きとかないやつなんだけど??

🌶「ただの接触不良……ッスね〜……」

いや許せねえ〜!!!許せなくないですか?ってめちゃくちゃ虚空にブチ切れてたら僕が入れたアロマオイルが原因でした。いやバカ?ていうか最初からアロマ加湿器買えよという教訓を得たよね。まあ加湿されてるからこいつが動くうちは買い換えないんだけど……めんどくさいし……。


明後日で打ち合わせがひと段落つくのでシナリオ作ったり赤羽さんを構い倒したり溶かしたい気持ちだけが先走って僕の肉体が置いてかれてる。止まるんじゃねえぞ。あと最近筋トレを再開しました。古参窒息ユーザーならこの日記が筋トレ日記だった時代をご存知かもしれないんですけど、最近筋トレ報告グループが出来たんですよね。男4人で肩寄せあって筋トレとかストレッチのオススメなんかを語りながら日々のトレーニング報告をするだけのLINE。あまりにもむさ苦しすぎる。汗臭い。


本棚の整理と概要欄の書き直しをしたい。大掃除もしたから今年のことは今年のうちに。そして来年の目標も立てておきたいところ。


日記のタイトルとか名義を変えようかなという気持ちがぼんやりとだけあります。あるだけ。
そういえば前のページのド長文、初めて三ページ使ったんですけど書き込む時僕が一番びっくりしました。脳死でダラダラ書いてたからそんな長いと思ってなかったんだ。

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150 :黛_灰(2_4_3_4)
2021/12/21(火) 08:33

きっとガラス玉とダイヤモンドのどちらの方が綺麗?って言ってるようなものなんだと思う。有名な話だけど、偽物のダイヤモンドと本物のダイヤモンドを並べたら本物の方が輝きは鈍いって言うでしょ。砕けたガラス玉はきっと物凄くきらきらしてて綺麗なんだと思う。でもその横にある鈍くても輝いてる炭素の塊も綺麗じゃないわけではないよね。ガラス玉に思いを馳せるばかりじゃなくて、ダイヤモンドの輝きがどう美しいのかを考えてみることに近いのかな。まあこれは俺の感覚だからわかりやすさとか度外視してるし、誰に理解してもらおうともしてないんだけど。ただ俺はこう思ったってだけの記録で、記憶。その欠片。
でもそうだな、最近は少し俺もダイヤモンドの美しさが分かるようになってきたんだと思う。優しい輝きの中に時々強く感じる光が見えるようになってきた。それは紛れもない周りのひとのお陰で、俺自身の力ではない気がしてる。俺も頑張ってるけど。
ひとりの人間でも昨日の俺と今日の俺は違う人間で、ひとは何度でも生まれ直す。元あった形が全てではないし、可変性もまたよしとして受け入れるだけの器をつくっていきたい。愛情ひとつとるにしても、その形は昨日と今日で違っていい。勿論一年前と今で変わっていい。あまりにも急だったから数ヶ月の間受け入れられなかったし上手く飲み込めなかったんだけど、ようやく咀嚼が終わって納得できた気がする。俺が思う綺麗なものも、恋も愛も、あの頃と違っていい。過去と現在が違うのなんて当たり前だ。価値観が180°変わったとしても何も変じゃないし、何も悪くない。
俺はきっと、無意識にあの頃の形が正解で今が間違いだとか足りないって思ってたんだろうな。何も足りなくなんかなかった。ちゃんと俺はこの手にしっかり持ってたのに、それに気が付けなかった。ここ本日の愚かポイントね。どこに向かってるのかは知らないけど、この足はきちんと動いて前に進んでた。
愛情に正しさはないし、綺麗なものにも正解がある訳じゃない。どれが不足だとか偽物だとか、そういうものがある訳じゃなかったんだ。宝石だって偽物はあるけど、偽物でも綺麗なことは間違いじゃないでしょ。そういうこと。感性に不正解はない。
たったこれだけのことに気付くのに俺はどれだけの時間を費やしてるんだろうね。自分で答えに近いところまで行ってたのに、最後の一歩が届いてなかった。まあこの考えも5秒後壊れるかもしれないんだけど。
今あるものを正しく在ると認識すること。そこにあるものはあって、そのどれもが事実で正しいか間違ってるかなんて物差しで見ること自体が間違っていたこと。ないものだってあるということ。全てをありのままに、そのまま素直に受け止めること。たったこれだけがひどく難しい。今あるものをなるべく見落とさないようにするだけで、きっと他のことを考えている余裕なんてなくなると思う。過去を過度に振り返ることも、あるかないかもわからない未来を憂うことも、少しは減るかな。俺はそんなに大した人間じゃないから、現在すらも全ては見ていられない。気付けない。でも気付こうとすらしないひとよりかは、気付けなかった昨日の俺よりかは、まあ見れてるんじゃないかな。


まとめて読みたい人用
>>148
>>149
>>150
これ150ページ目だったんだ。暗くも明るくもない話だな。

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149 :黛_灰(2_4_3_4)
2021/12/21(火) 08:33

俺は度々なくしたものを懐かしんで恋しむようなことをここに書いてきたけど、逆に今持ち得ているものはなんなのかということに関してはあまり書いてこなかった気がする。今ここにあるのはあの時はなかった穏やかな温かさ。熱じゃない温もり。ひとりひとりに向き合って、自分自身に向き合って。優しくない自分を認めて、優しく在ろうとする生き方。そういうものがここにはある。なくしたものもあるけど、得たものだって確かにある。あの時なかった繋がりだとか、新しい考え方。そういうものを大事にしながら、時々昔を思い返して懐かしむくらいで丁度いいんだろうな。失ったものだって失ったという事実を自覚と共に得たものだから。なくしたけどなくしてない、失ったということを得た。
ひとは日々変わり続けるもので、不変なものなんてどこにもない。今こうして俺が考えてることだって、君が考えていることだって、次の瞬間には失われるのかもしれない。その可能性は決してゼロにはならないから。
でもさ、その失われる、壊れるその瞬間がいつ来るのかもわからないんだよね。リリさんだったら知ってるのかもしれないけど、あの人だって自分の未来はわからないでしょ。未来人だって時間軸は違えど今を生きてるんだから。
変わらないものはなくても変わらずにいたいなら、なくしたくないものがあるなら、そのために今を精一杯生きるくらいしか俺たちにできることは何もない。失う瞬間を自分で決められないならそうするしかない。
ほら、激流の川下りを想像してみてよ。同じ場所に留まるためには必死にボートを漕がなきゃ流れに逆らっていることなんか出来ないでしょ。でも同じくらいの場所に留まっていたとしても厳密にはずっと同じ場所にいる訳じゃないし、同じ場所にいるために進んでいるならそこはもうほんの少し先の未来なんだよね。それに漕ぐ手をやめればすぐに水に押し流されて違うところに進んでいく。まあ俺はそんな凄いところで川下りなんかしたことないしする気もないし今後もしないけど、その光景は生きることというか、ひとと関わることと似てるなって思う。
友達でいたいなら日々変わり続ける激流のようなそのひとに置いていかれないようにボートを漕いで自分の位置を保たなきゃいけないし、恋人だったらそれより更に努力しなきゃ話をすることすら許されないほど遠くに離されたりもする。ひとりで生きるならただ流されているだけでもいいのかもしれないけど、俺は残念ながらその生き方は楽しくないと思うし、ひとりでは生きられないから。それを自覚しているならボートを漕ぎ続けるしかないんだよね。
俺はもう少し前に持ち得ていた恋心だとか愛情だとかいうものはわからない。押し流されてどこか下流にでも行ったんだと思う。けど、今の俺なりの恋心だとか愛情だとかっていうものをまた探すために波間や上流を見てみるのも悪くないんじゃないかなって思ってるんだよね。今の俺のかたちに合うやり方だとか、心の在り方。壊れる瞬間だけじゃなくてふとした瞬間の煌めきを見過ごさないでいたい。

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148 :黛_灰(2_4_3_4)
2021/12/21(火) 08:32

不意に恋心というものを強く認識してた頃のことを思い出した。
あの頃は世界のほぼ全てがその人一人で、とても狭くて熱い部屋にいたなって思う。脳みそが焼き切れそうなくらいに幸せで、苦しくて、世界の色が極彩色だった。今はどう?って聞かれたら、まあ事実としてあの頃ほどバカにはなれなくなったよね。あんな身が引き裂かれるような思いは多分もうない。気が狂うほどの激情はここにはない。でも確実にあの時の気持ちは過去になっても確実に俺の中にあったもので、俺が生み出したものとして記憶に蓄積されてる。涙が出る程にこころが揺さぶられた記憶は確かにあるんだよね。
今こうして俺は何度も死にかけながらも生きてて、心も体も随分穏やかになったと思う。安定して波風が少ない。ういはといる時間はファラリスの雄牛じゃなくて、なんだろ。夕暮れ時の凪みたいな感じかな。今の時期に合わせるなら深夜に雪が降る窓辺にいる時と似てる。
雪が降ってるのとか冷たい空気と澄んだ星空を見るだとか、そういうことをしながら温かいココアを飲むような。特に何か中身のある話をしなくても、綺麗だねって言いながら隣に座ってることを幸せだと言えてほんの少し笑えることが、それそのものがとても幸せなことなんだろうね。たったそれだけがひどく難しくて有難いことだというのはもうとっくに身に染みたことだし。
かつてのグロいくらいの熱情みたいなのが無くなって早半年以上経ったわけだけど、俺も少しは大人になれたのかな。俺の人生にはひとまずのタイムリミットというか目標があって、割と忘れがちなんだけどそのリミットまであと5年を切った。もうあれからそんなに経つんだな。■■■まで■■■。それが俺に課せられた呪いでもあり、祝福でもあり、明確なひとつのリミット。これが設けられたのが高校を卒業したばかりくらいだったんだけど、……早くない?大人になってから10年って案外飛ぶように過ぎていくなって気付いたよね。また脱線してる。話を戻そう。
恋心というものがあった時、何考えてたっけな。ただ好きで、好きだから色々考えて、でも俺はそんなに頭も要領も良くないから破綻したんだろうな。それはそれとして幸せだった記憶も確かにあるんだけど。
ほら、人って痛いと覚えるっていうじゃん。だからかな、俺があの時の熱情がないことを寂しく思うの。幸せだったことも事実だけど、死にたくなるくらい痛かったのも事実だから。その鮮烈な記憶が余計に失ったものの大きさを感じさせる気がして、寂しくて恋しく思うのかも。マグマの海と適温の温泉、どちらが心地良いかなんて分かりきってるのにね。でも俺からしたらきっとどちらもそれなりに魅力を感じてしまうんだろうな。
綺麗なものは壊れる時がいちばん綺麗だなんて話もあるし。壊れた瞬間を見てしまったから、覚えているから綺麗に感じてそれが欲しくなるんだと思う。壊れる瞬間を見るためには壊れなきゃいけないのにね。終わりの見える幸せどころか、終わるために幸せになろうとするなんて流石にバカげてる。でもそれが馬鹿げた愚かな所業だということにすら気付かなくさせてしまうことこそが「恋は盲目」って言葉の俺なりの意味だったんだろうな、って今になって気付いた。相手しか見えないから盲目なんじゃない、自分が見えないから盲目なんだ。自分すら見えないで誰かを見ることなんかできないのに。
今でも時々は焼け付くくらいの大恋愛に恋しさを覚えないかって聞かれたら、まあ寂しくなることはあるよ。だって20年以上ずっと俺はそうして生きてきたからね。でも多分幻肢痛に似た症状だと思う。そこにあったものがないから痛む気がする。でもそこになければないんだよ。ないという事実がある。事実は事実以上でも以下でもないし、それを悲しく思う必要も無い。今あるものがどんなかたちかを考える方がよっぽど有意義。

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147 :緑_仙(2_4_3_4)
2021/12/15(水) 01:37

クソほど冷めた人間だなというあれこれは別冊に書いたし、最近ちょこちょこやってる卓の話でもしようかな。
最近は葛葉くんと椎名と一緒に三人で卓囲んだりしてる。あ、ここの椎名は化け物表に書いてる椎名じゃないんだけど。ちょっと前から天宮も観戦者として参加したりしてるんだよね。卓やりたい時にふらーっと集まる程度の感じ。葛葉くんは唯一の完全未経験者で、簡単めなシナリオを回しながら探索に慣れてもらってる途中。多分次で4シナリオか5シナリオ目くらい?なんだけど、ちょっとずつ慣れてきたのかRP楽しむ余裕も出来てきたみたいで何より。
椎名は経験者ではあるけど、そこまでやりこんでる訳じゃないから初心者とは本人の談。椎名は時々面白い提案してくれるから僕も回してて驚きがあるし、楽しいんだよね。あ、その技能そういう風に使ってそんな探索の仕方するんだ……みたいな事がちょくちょくある。僕が作ったシナリオとかだと想定外の動きしてくれるからデバッガーみたいなもん。それに何よりシナリオ本編にあんまり関係ない茶番とかを積極的にやってくれるから、僕としても有難いところ。
天宮とは個人的にタイマン回してるんだけど、天宮は回すの上手いからキーパリングの参考にもなるなーと思って見てる。僕の回すシナリオは僕のキーパリングが緩いのもあって、大枠だけあってそんなに制限がないものが多いんだよね。HOとかも無いのが多い。そこはやっぱり僕より遥かに場数踏んでる卓ゲの先輩としてこっそり参考にさせてもらってる。それはそれとしてこの間のシナリオで天宮弄り倒した時にめちゃくちゃ困惑してたのむせるくらい笑ったから切り抜きしたいくらいなんだけど、卓の話ってなるとシナリオのネタバレあるから悲しいよね。今度気が向いたら折り畳みでもして書こうかな。
そんなこんなで22日にはまた椎名と葛葉くんと卓を囲むんだけど、その時には僕のオリジナルシナリオを回そうと思ってるんだよね。前に一回椎名に回したことあるから、今回はSKPみたいな感じでNPCの動きを椎名に任せて葛葉くんの初めての一人探索をしてもらおうかなってところ。僕としてもお気に入りのシナリオだし、椎名がどんな風に動いてくれるのかも葛葉くんがどのエンドを迎えるのかも楽しみ。前回の僕の作ったシナリオでは割といいひらめきしてたから、僕の思考というかシナリオの癖みたいなの読まれたらベストエンド行けるんじゃないかな……まあどれにしてもそんな酷い結末にはならないシナリオなんだけど。楽しみ。天宮と次に回すシナリオもなんかピンとくるの探さないとな。

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146 :緑_仙(2_4_3_4)
2021/11/27(土) 07:16

つづき。


僕は家族であっても他人というカテゴリには入ると思うし、他人という種類の人間が家族というカテゴリに入ることもあるのを知ってる。だとしたら別に分かり合えないのが当たり前だし、それは決して不幸でも寂しいことでもないと思う。ただ分かり合えない人がいたんだなって、それだけ。そこにそうして結果があるだけじゃん。嬉しくも悲しくもないでしょ、何の感情が入る余地がある?
みたいなことを言ったら私は緑仙みたいに悟ってないとか、その境地に至れてないとか、そんな話は身の回りで聞いたことがないとか言ってたんだよね。僕は別にそんな涅槃に至ってるわけじゃないし、周りに虐待だの絶縁だのって話が一切ない平和な人生を何十年と歩めてるならいい事じゃん。胸張りなよ。幸せな人しか出せない答えだってあるよ。分かり合えない人を分かり合えないんだって納得して、ある意味諦めるのが早い僕じゃ辿り着けない何かだってどこかにはあるよ。僕を褒めてるフリして自分の価値を高めてんじゃねえ。
相手を変えるのは難しいし、自分の価値観でしか生きられないことの方が僕はずっと寂しくて悲しいことだと思うんだけどなぁ。視野が狭くて可哀想、違う在り方をそのまま受け入れればいいのに。そしたら生きるのが少し楽になるし、苦手な人にも少し優しくなれるよ。でもこれは僕の歩み方とか考え方に合ってたから上手くいってる価値観であって、その人に当てはまるかは知らない。僕は僕の見聞きしたものと僕が考えたことしか知らないから。僕ならそうするけどな、ってだけ。全てのものはそこにあるようにあるだけ。ありのままを受け入れた上で自分の考えを別の所に出せばいい。受け止めることと飲み込むことは違うよ。共感することも違う。分かり合えないって結果だって、またひとつの結果なのにな。

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145 :緑_仙(2_4_3_4)
2021/11/27(土) 07:16

この間とある人と話をした。『家族と分かり合えない人は寂しい人』なんだって、その人の中では。……そうかあ?僕はあんまりそうは思わない。
だってさぁ、家族っていうか血の繋がりがある人だって違う人間だよ。そりゃ分かり合えないこともあるでしょ。むしろ分かり合おうとした方がお互いデメリットしかないことだってあるし、自分だけが分かり合おうとしたところで相手にその気が全くなかったりもある。血の繋がりがある人たちが必ずしも分かり合えるんだとしたらこの世に児童虐待っていうものはかなーり減るんじゃないかなって思うんだよね。でもまあ、多少は反抗期とかあったとしても程々に衝突もなく過ごして大人になった人からしたら寂しいって思うのもわからなくはないんだよな。だって一番身近で一番最初に出会う大人で、何も無ければ一番最初に信頼する人じゃない?親って。だから親子とかきょうだいの絆を妄信的なまでに信じちゃうのもわかんないではないんだよね。そういう考えもあるよねって程度には理解出来る。
けどさ、血が繋がってても別個体である以上思想も大事なものも感情の向け方も違うんだよ。色んなものが違う、殆どが違う。違う生き物なら分かり合えない確率も当たり前のようにあるんだって。寂しいよりもそうしなければ生きられないくらいに切羽詰まった人とか、そうだった人っていうのは少なからずいるよ。僕だって無関係じゃない。ていうか僕からしたら分かり合えないのが当たり前で、合わない人は合わないけど別にそれは悪い事じゃないっていうのが大前提なんだよな。
その人が言うには『血の絆は消えない、他人は飽くまでもどこまで行っても他人』って考えらしいんだよね。まあ旧時代的だけどそういうのもあるってのはわかる。でもさ、他人は他人って言うなら他人同士が家族になった場合はどうなんの?それは親子とかきょうだいの絆に劣るものなの?それってなんかおかしくない?
極端な話、僕は虐待する親と一緒に寝てくれるパートナーが同時に存在する人生を歩んでたとしたら、それはパートナーとの絆の方がより強いんじゃないかなって思うんだよね。まあケースバイケースだしこれは本当に極端な話でしかないけど。
その血の絆妄信マンは家族と分かり合えないことが可哀想、寂しい人だって勝手に哀れんでたんだけど、それはお前の価値観の押し付けじゃね?って思ったんだよな。だって寂しいと思ってないかもしんないじゃん。辛くない人を勝手に不幸だと決めつけて哀れむのはなんか……傲慢じゃない?少なくとも僕はそういう在り方を否定はしないしそういう人もいるよなって思うけど、僕個人の意見としてあんまり好きじゃない。むしろキモい。僕が割と周りに勝手に哀れまれることが多かったから想像しやすいだけかもだけどね。
空元気とかじゃなくてマジ元気なのに、周りは勝手に僕を不幸にして可哀想だね、辛かったね、いっぱい頑張ったねとか言いながら泣くんだよ。僕を不幸にすることで己の幸福を噛み締めて悦に浸るんじゃね〜!!!って思ったことが色んな方向にある。まあそれは置いといて。


ぶんかつ。

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148 :黛_灰(2_4_3_4)
2021/12/21(火) 08:32

不意に恋心というものを強く認識してた頃のことを思い出した。
あの頃は世界のほぼ全てがその人一人で、とても狭くて熱い部屋にいたなって思う。脳みそが焼き切れそうなくらいに幸せで、苦しくて、世界の色が極彩色だった。今はどう?って聞かれたら、まあ事実としてあの頃ほどバカにはなれなくなったよね。あんな身が引き裂かれるような思いは多分もうない。気が狂うほどの激情はここにはない。でも確実にあの時の気持ちは過去になっても確実に俺の中にあったもので、俺が生み出したものとして記憶に蓄積されてる。涙が出る程にこころが揺さぶられた記憶は確かにあるんだよね。
今こうして俺は何度も死にかけながらも生きてて、心も体も随分穏やかになったと思う。安定して波風が少ない。ういはといる時間はファラリスの雄牛じゃなくて、なんだろ。夕暮れ時の凪みたいな感じかな。今の時期に合わせるなら深夜に雪が降る窓辺にいる時と似てる。
雪が降ってるのとか冷たい空気と澄んだ星空を見るだとか、そういうことをしながら温かいココアを飲むような。特に何か中身のある話をしなくても、綺麗だねって言いながら隣に座ってることを幸せだと言えてほんの少し笑えることが、それそのものがとても幸せなことなんだろうね。たったそれだけがひどく難しくて有難いことだというのはもうとっくに身に染みたことだし。
かつてのグロいくらいの熱情みたいなのが無くなって早半年以上経ったわけだけど、俺も少しは大人になれたのかな。俺の人生にはひとまずのタイムリミットというか目標があって、割と忘れがちなんだけどそのリミットまであと5年を切った。もうあれからそんなに経つんだな。■■■まで■■■。それが俺に課せられた呪いでもあり、祝福でもあり、明確なひとつのリミット。これが設けられたのが高校を卒業したばかりくらいだったんだけど、……早くない?大人になってから10年って案外飛ぶように過ぎていくなって気付いたよね。また脱線してる。話を戻そう。
恋心というものがあった時、何考えてたっけな。ただ好きで、好きだから色々考えて、でも俺はそんなに頭も要領も良くないから破綻したんだろうな。それはそれとして幸せだった記憶も確かにあるんだけど。
ほら、人って痛いと覚えるっていうじゃん。だからかな、俺があの時の熱情がないことを寂しく思うの。幸せだったことも事実だけど、死にたくなるくらい痛かったのも事実だから。その鮮烈な記憶が余計に失ったものの大きさを感じさせる気がして、寂しくて恋しく思うのかも。マグマの海と適温の温泉、どちらが心地良いかなんて分かりきってるのにね。でも俺からしたらきっとどちらもそれなりに魅力を感じてしまうんだろうな。
綺麗なものは壊れる時がいちばん綺麗だなんて話もあるし。壊れた瞬間を見てしまったから、覚えているから綺麗に感じてそれが欲しくなるんだと思う。壊れる瞬間を見るためには壊れなきゃいけないのにね。終わりの見える幸せどころか、終わるために幸せになろうとするなんて流石にバカげてる。でもそれが馬鹿げた愚かな所業だということにすら気付かなくさせてしまうことこそが「恋は盲目」って言葉の俺なりの意味だったんだろうな、って今になって気付いた。相手しか見えないから盲目なんじゃない、自分が見えないから盲目なんだ。自分すら見えないで誰かを見ることなんかできないのに。
今でも時々は焼け付くくらいの大恋愛に恋しさを覚えないかって聞かれたら、まあ寂しくなることはあるよ。だって20年以上ずっと俺はそうして生きてきたからね。でも多分幻肢痛に似た症状だと思う。そこにあったものがないから痛む気がする。でもそこになければないんだよ。ないという事実がある。事実は事実以上でも以下でもないし、それを悲しく思う必要も無い。今あるものがどんなかたちかを考える方がよっぽど有意義。

149 :黛_灰(2_4_3_4)
2021/12/21(火) 08:33

俺は度々なくしたものを懐かしんで恋しむようなことをここに書いてきたけど、逆に今持ち得ているものはなんなのかということに関してはあまり書いてこなかった気がする。今ここにあるのはあの時はなかった穏やかな温かさ。熱じゃない温もり。ひとりひとりに向き合って、自分自身に向き合って。優しくない自分を認めて、優しく在ろうとする生き方。そういうものがここにはある。なくしたものもあるけど、得たものだって確かにある。あの時なかった繋がりだとか、新しい考え方。そういうものを大事にしながら、時々昔を思い返して懐かしむくらいで丁度いいんだろうな。失ったものだって失ったという事実を自覚と共に得たものだから。なくしたけどなくしてない、失ったということを得た。
ひとは日々変わり続けるもので、不変なものなんてどこにもない。今こうして俺が考えてることだって、君が考えていることだって、次の瞬間には失われるのかもしれない。その可能性は決してゼロにはならないから。
でもさ、その失われる、壊れるその瞬間がいつ来るのかもわからないんだよね。リリさんだったら知ってるのかもしれないけど、あの人だって自分の未来はわからないでしょ。未来人だって時間軸は違えど今を生きてるんだから。
変わらないものはなくても変わらずにいたいなら、なくしたくないものがあるなら、そのために今を精一杯生きるくらいしか俺たちにできることは何もない。失う瞬間を自分で決められないならそうするしかない。
ほら、激流の川下りを想像してみてよ。同じ場所に留まるためには必死にボートを漕がなきゃ流れに逆らっていることなんか出来ないでしょ。でも同じくらいの場所に留まっていたとしても厳密にはずっと同じ場所にいる訳じゃないし、同じ場所にいるために進んでいるならそこはもうほんの少し先の未来なんだよね。それに漕ぐ手をやめればすぐに水に押し流されて違うところに進んでいく。まあ俺はそんな凄いところで川下りなんかしたことないしする気もないし今後もしないけど、その光景は生きることというか、ひとと関わることと似てるなって思う。
友達でいたいなら日々変わり続ける激流のようなそのひとに置いていかれないようにボートを漕いで自分の位置を保たなきゃいけないし、恋人だったらそれより更に努力しなきゃ話をすることすら許されないほど遠くに離されたりもする。ひとりで生きるならただ流されているだけでもいいのかもしれないけど、俺は残念ながらその生き方は楽しくないと思うし、ひとりでは生きられないから。それを自覚しているならボートを漕ぎ続けるしかないんだよね。
俺はもう少し前に持ち得ていた恋心だとか愛情だとかいうものはわからない。押し流されてどこか下流にでも行ったんだと思う。けど、今の俺なりの恋心だとか愛情だとかっていうものをまた探すために波間や上流を見てみるのも悪くないんじゃないかなって思ってるんだよね。今の俺のかたちに合うやり方だとか、心の在り方。壊れる瞬間だけじゃなくてふとした瞬間の煌めきを見過ごさないでいたい。

150 :黛_灰(2_4_3_4)
2021/12/21(火) 08:33

きっとガラス玉とダイヤモンドのどちらの方が綺麗?って言ってるようなものなんだと思う。有名な話だけど、偽物のダイヤモンドと本物のダイヤモンドを並べたら本物の方が輝きは鈍いって言うでしょ。砕けたガラス玉はきっと物凄くきらきらしてて綺麗なんだと思う。でもその横にある鈍くても輝いてる炭素の塊も綺麗じゃないわけではないよね。ガラス玉に思いを馳せるばかりじゃなくて、ダイヤモンドの輝きがどう美しいのかを考えてみることに近いのかな。まあこれは俺の感覚だからわかりやすさとか度外視してるし、誰に理解してもらおうともしてないんだけど。ただ俺はこう思ったってだけの記録で、記憶。その欠片。
でもそうだな、最近は少し俺もダイヤモンドの美しさが分かるようになってきたんだと思う。優しい輝きの中に時々強く感じる光が見えるようになってきた。それは紛れもない周りのひとのお陰で、俺自身の力ではない気がしてる。俺も頑張ってるけど。
ひとりの人間でも昨日の俺と今日の俺は違う人間で、ひとは何度でも生まれ直す。元あった形が全てではないし、可変性もまたよしとして受け入れるだけの器をつくっていきたい。愛情ひとつとるにしても、その形は昨日と今日で違っていい。勿論一年前と今で変わっていい。あまりにも急だったから数ヶ月の間受け入れられなかったし上手く飲み込めなかったんだけど、ようやく咀嚼が終わって納得できた気がする。俺が思う綺麗なものも、恋も愛も、あの頃と違っていい。過去と現在が違うのなんて当たり前だ。価値観が180°変わったとしても何も変じゃないし、何も悪くない。
俺はきっと、無意識にあの頃の形が正解で今が間違いだとか足りないって思ってたんだろうな。何も足りなくなんかなかった。ちゃんと俺はこの手にしっかり持ってたのに、それに気が付けなかった。ここ本日の愚かポイントね。どこに向かってるのかは知らないけど、この足はきちんと動いて前に進んでた。
愛情に正しさはないし、綺麗なものにも正解がある訳じゃない。どれが不足だとか偽物だとか、そういうものがある訳じゃなかったんだ。宝石だって偽物はあるけど、偽物でも綺麗なことは間違いじゃないでしょ。そういうこと。感性に不正解はない。
たったこれだけのことに気付くのに俺はどれだけの時間を費やしてるんだろうね。自分で答えに近いところまで行ってたのに、最後の一歩が届いてなかった。まあこの考えも5秒後壊れるかもしれないんだけど。
今あるものを正しく在ると認識すること。そこにあるものはあって、そのどれもが事実で正しいか間違ってるかなんて物差しで見ること自体が間違っていたこと。ないものだってあるということ。全てをありのままに、そのまま素直に受け止めること。たったこれだけがひどく難しい。今あるものをなるべく見落とさないようにするだけで、きっと他のことを考えている余裕なんてなくなると思う。過去を過度に振り返ることも、あるかないかもわからない未来を憂うことも、少しは減るかな。俺はそんなに大した人間じゃないから、現在すらも全ては見ていられない。気付けない。でも気付こうとすらしないひとよりかは、気付けなかった昨日の俺よりかは、まあ見れてるんじゃないかな。


まとめて読みたい人用
>>148
>>149
>>150
これ150ページ目だったんだ。暗くも明るくもない話だな。