アメジストが、割れた。いとも容易く。
あれだけ苦労していたものがあっさりと。
これでいいのかな。よかったと思う。
心中は引っ掛かりこそあれど
妙にスッキリしてる。
こうなるべき運命だったんだと思う。
何もかもが遅すぎてて間に合わなかった、
そういうのもあるのかもしれない。
元々可能性すらなかったのかもしれないけど。
でももう胸を張って言える気がする。

「またね。」

「寂しい。」

そう呟いた所で何かが変わる事も無く。
いつまでもいつまでも残ってる。
刻まれてる。
あの水晶は、きっと。
きっと、ずっと僕を苛むんだと思う。
蒼い月を眺めているとそんな事ばかり。
万が一、万が一にでも
僕の水晶がまた光りだしたなら
その時は砕くよ。
僕を捕らえてる水晶だからこそ。
どの水晶も偽物だったからこそ。

「また会えたね。」

そう言える日は来るんだろうか。

君にはもう二度と会えない、そう確信したのはいつだっけ。
最初から？それとも他の人と話してから？
誰と話しててもあの人の影がチラついて
でももう俺の言葉を伝える術は無くて。
滔々と溢れてくる深夜の言葉に乗せられなければ
きっと胸の内に蟠りを残した儘で
……あぁ、そういえばアメジストを壊してくれるかも、
みたいな人は見つけた。ただ諸刃の剣。
何故かは此処には書けないんだけど。
一緒に見た赤い空。嬉しそうに、楽しそうに。
俺に話し掛けてくれる、あの声。
俺だけにじゃなく皆に分け隔て無く甘くて、
その声が頭から離れない。
俺は君の秘密を未だ誰にも話してない。
これからも永遠に守り続ける。

ずっとずっと俺の頭の中に在る
白くて、丸い月。


「寂しい、の一言で終わればよかった。」

この曲を聴いてるとアメジストが強く思い返される。目を瞑っても目蓋裏に張り付いた儘のアメジスト。あの時砕いたと思ったんだけどなぁ……。こんなに大きい塊が未だ俺の手の中にある。捜したって見つかりゃしないことは解ってるのに。きっと、あの人の手に渡せば砕けるんだ。だから捜したい、けどあの人はもう消えちゃったんだと思うから徒労に終わるんだろうな。こんな事ならあの時喉で言葉を灼かずに吐き出すべきだったんだ。そんな勇気もなかったし、貴方に貰ったアメジストですって言うなんて以ての外だったし。俺の立ち振舞いはこれでよかった？……よかったんだと思う。そうじゃなければ報われない。報われなくていい事も沢山あるけど俺は報われたいよ。報われたいと思うなら遅くならないうちに解決出来る人に頼るべきだ。それか詰まる言葉を全て吐き出すか。全部全部後悔が無いように、俺みたいにならないように。全てを諦めるには、俺にはもう少し……否、まだまだ掛かりそう。

どうも～。ご無沙汰しとります、不破湊ですぅ。先日はフェスお疲れ様でしたぁ！いやぁ、控えめに言ってね、めちゃくちゃ楽しかったわぁ！バッチバチに。僕のチームはオトコならこれ！グーやぁ！だったんですけどもね、相手をボッコボコにしてきましたよ、えぇ。100倍マッチも熱かったんやけど333倍マッチがねぇ、温まりますコレ。どっちも勝たせて頂いて王冠なんかもね、被せてもらって。あれぇ？戦場の王者は俺か？俺なんか？！そうに決まっとるわな。な！時にはキューバンボムを見間違えて死、スペシャルが貯まりきった瞬間に死、な～んて事もありましたが結構丸い立ち回りが出来たんじゃないでしょうか。製品版の発売が今から楽しみやな！あと約一週間、スプラ2で手を温めときましょう！それでは皆さん、また3が出た頃にお会い出来たらな、と。ばいばぁい。

幻塔を始めてみた。ネトゲに手をつける度にあのネトゲを思い出す。そしてまた、あの時みたいにあの時のメンバーで集まってクエストをこなしてみたいと思ってしまう。あの時のメンバーを集めるには……当時のギルド名を掲げてリリース初期からプレイする事だと思うんだよね。最も人口が多いサーバーは埋まっちゃってたのが不安要素ではあるけど次に賑わってるであろうサーバーを選んでみた。あの鉱石の名は未だに忘れる事も出来ないし忘れる心算も無い。見つからなければ俺がギルドマスターとして掻き集めるだけ。既に別ギルドに引き抜かれかけてるけど、メインキャラだけは絶対にそのギルドの為に動いていくって決めてる。ただ一人解ってるのはFF14をプレイしてるって事。だけどその一人の為だけに動くのはちょっと、って思っちゃうんだよね。その子をAくんとするなら同職のBくんとの遣り取りが本当に好きでさ。物理か魔力かの違いがあるだけで同職なのにあの仲の悪い事。一周回って仲が良いって当時のギルドマスターは言ってたし俺もその意見には同意してた。AくんBくん二人共お兄ちゃん気質で御互いが居ない時に相手の心配をするような発言をするんだもんなぁ。そりゃ仲が良いって思われても仕方無いでしょ。多分二人共不本意だって言うんだろうけどね。……はぁ、あのゲームと同じようなネトゲ出ないかなぁ。その時が来たら皆を迎えに行くよ、約束する。

涙を流すとその細胞は死ぬ訳で。それでも涙って幾らでも出てくるんだよね。一つの細胞が死んで新しい細胞が出来る、俺を俺として構成するものが変わっていく。昨日泣いた俺と今日泣いた俺を形成する「個」としては何も変わらないんだろうか。感じる感情は同じと思い込んでいるだけで、感情を動かされた部分が変わっている……なんてこともあるのかな。宛らテセウスの船。
なんだろう、少し、自分が自分でなくなる事に怯えている気がする。俺を俺たらしめるものは視えている状態じゃないと落ち着かない。月日が流れる度に少しずつ俺が俺じゃなくなっていく感覚がするんだよね。そんな事無い、お前はお前だって言い聞かせてくれる人も居なければ……というかそもそも、こんな話をした事が無いから仕方無い事なんだけど。知らないうちに自分自身が違うものに成っていたら、それに気付けたら、その時俺はどんな顔をするんだろう。

至高の御身に生み出されてからというもの、色々な景色を見てきた気がしますわ。まるで下等生物のような思考？そうかもしれないわね。下等で下劣な思考とまでは言わせませんけれど、自分以外の存在との交流は少々、瑣末に私の頭の中を良く変えてくれる気がするのです。長い長い年月を共にしたとて、結局別れはやってくるものでしょう？あっ、アインズ様との関係は永遠ですけどね？！メイド達の話を少し小耳に挟みまして。永遠の絆を誓っていた二人が決別したとかなんとか。私もその二人は永遠なのでしょうと漠然と思っていて、その関係が瓦解していく様を見るのは……胸が痛みます。御互いに納得した終わりにはなったようですが、感情移入……というものなのかしら。私は未だに煮え切らない心地です。交際していた時よりも連絡を取るようになったというのも皮肉ですわね。私としましてはもう一度考え直して復縁を……と願うばかりです。でも、二人がそれぞれ幸せになれる道を探すというのなら、探せるというのならそれが一番なのでしょうね。さぁ、アインズ様が御帰還なされる時間ですわ！御出迎えの準備をしないと！

肉を直接切り裂く痛みはセックスや暴力なんかでは得られる事が叶わない、鮮烈なモノ。だから生稲との交わりは言葉じゃ言い知れない快楽が確かに在った、なんて言った時のお前の貌。今でも覚えてるぞ、レイ。

永遠なんてない。

解ってた筈なのに。