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┗43.アインザッツの銃声を(保存)(63-72/81)

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72 :グ/ルッペ/ン・フ/ュー/ラー
2019/04/01(月) 00:01

そして闘争は続く


どうもグルッペンです!!
たくさんのはじまりが起こった今日という日、私事ではありますがトントンとの付き合いが一年を迎えました。
割と早い段階からもう一年は確実に過ごすであろうと予期していたので、そういう意味では予定調和とも言えますが。
節目というのは大事にしたいんでね、いやぁめでたい。

一年。私にとっては非常に長く、濃い、激動の一年でした。
その中で辿り着いたあるひとつの発見がありましたので、今日はそれについて話そうと思います。

それは大きなきっかけや事件があったわけではなく、重ねてきた365日の日々でゆっくりと起こったことで。
私にとっては大いなる発見と言えるものでした。

基本的には私はなにか物事を為そうとする際には「期間」を定めることをしてきたのだが(守られてない?何の話ですかねえ。)
それは今後の見通しの為であったり、視聴者への配慮であったり、様々な事情もあった中で必要な規約だったわけですが、一番の理由はもっと大きなところにありました。

人の気持ちは無尽蔵なものではなく、
成し得るほどに削られるもので、
永遠に続く幸せなどなく、
いつか朽ち果ててしまう――と。

敗北主義的な思想から物事を判断していたんですね。
まあ簡単に言うとモチベーションの維持って難しいよねっていう話だゾ

今でもそれはそうだと思うし、今後も私は何かを為す時には期間を定めるでしょう。
だが私はこの一年で、削られるばかりではない気持ちに気付きました。

毎日毎夜、あいつと繰り返し続けた気持ち達が積み上がって、固く、強く。
山のように高くなったこの関係は、朽ち果てるようなものではないのではないか――と。
それに気づいたのは、一年もだいぶ近付いた、年始の頃でした。

だって俺はもう、
あいつ以外となんてとてもじゃないが無理なんだ。
誰よりも私を理解してくれる、誰よりも一緒に居てくれる、揺るがない関係性を築いてこれからもまだ続いていく、
その想いと年月を、誰の何が覆せると言うのだろうか。

だからトン氏との関係は、気持ちが削れるようなものにはならないでしょう。
もっともっと、誰にも、何にも崩されないようなものへと確立していくことでしょう。
なによりも、私とあいつがそうはさせないという意志も込めて。

この意志を、この関係を言い表したいあまりに、先人達は名前をつけたのだと思います。
せっかくですからね、私もそれに倣いましょう。

去年の4月1日から今日に至るまで、一日だって欠かしたことのなかった「好き」の言葉。
共に過ごしたこのひととせ、積み重なって高く高く、見える景色とこの想いだけ、私は愛と呼んでいたい。


一年ありがとう、トントン。
お前と過ごす一年は本当に楽しかった。
これからの一年も、楽しいこと沢山していこう。

これからも末永く仲良くしてやってくれ。
誰よりも、なによりも、お前を愛している。


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71 :グ/ルッペ/ン・フ/ュー/ラー
2019/03/20(水) 19:45

始動までの雑感


私の中で「これはイケる計画や!!」みたいなアレが発動したのでバトンと書きためた日記を更新し終えたあとは更新頻度が落ちます。(支離滅裂な思考・発言)
一か月に一回とかになる可能性めっちゃあります。いやはや。まぁ今もそんなに高くないんやが・・・(震え声)

といってもまだ構想の段階なのでまだまだ思索を重ねて研磨していかねばならのですが
グルッペン的「謎に多分いけると確信する無根拠的思想」が巡り始めたのでいずれ実行まで移されることでしょう。

これまでの半年間、トン氏と対話する中であれそれ計画しては消え、計画しては消え、というものが大ッッ量にあったんですよ実は。
それら全て「具体的な企画段階に移らない」という感じで、まあ、アレです。
全ボツだったわけだな。(超真顔)
色々良い企画はあれど私の脳内で「やれるという確信」がない状態でした。
(企画はよくても私の割くリソースの多さという点でボツが多かった)

いやー今回すごいな!!
もちろん基盤作りはある程度必要ですが、それさえしてしまえば割と自由に道楽できるんじゃね?という神企画を捻出できそうです。
今後がめっちゃ楽しみになりました。何かやりたいという気持ちを抱えつつも目の前のやることを済ませなければならない状況は中々に歯痒いものがあったので、そんな中でも活路を見出せたのは実に僥倖でしょう。
友人各位にも声をかけるつもりでありますのでね、まぁ適当にいなしてもらえたら大丈夫です。よろしくお願いいたします。

私がこの世界に参入してからの一年間を表すなれば「激動」でした。
これからの一年もその余波を残しつつ、私の思い描く繁栄を目指して進んでいきたい次第です。

もっと自由に!
もっと豊かに!!
もっと楽しく遊びたい!!!!

それだけが私の野望です。
いやー一年前と言うことさして変わってねえな!!!!!


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70 :鬱/先/生
2019/03/14(木) 22:59

ほんや


どうも鬱です

久々の登場になりますね、こっちでは
おひさしぶりです
企画やらバトンやらで僕での日記上げられてなかったんすけど
日記自体はちょこちょこっと書いておりまして
これは正月に書いた日記になります

いやあもう三ヵ月もたっちゃったよ
びっくりだね
そんなわけで三ヵ月前を思い出して読んで貰えたら幸いです

さて
正月のおやすみを利用して
本屋さんに行ってきたんですよ

僕本屋さんめっちゃ好きで
何も買う気がなくてもふらふら立ち寄っては
二時間くらい飲み込まれたりします

本読むのも好きなんすけど
それと同じくらい本屋さんっていう存在が好きです

そんな私には
ちっさい頃から変な癖があって

色んな本屋さんを頭の中で擬人化してしまうんですよ
変な癖やろ
なんか治んないんです

簡単に言うと
紀伊國屋はダンディなおじさんとか
アニメイトはツインテールの女の子とか
ヴィレッジヴァンガードは原宿系男子とか

まあ大雑把にそんな感じで
場所によっても変わります
ここの紀伊國屋はもうちょい若いやろなーとか
このアニメイトは男やろな…とか

それぞれ本屋さんって個性があるからやろなと思います
場所と書店によって置いてある本も違えば
レイアウトも違うので
その個性を頭の中で具現化してしまってるんやと思います

無意識なんですけどね

変やし引かれそうやし
ゾムさんくらいにしか話したことないんですけど
まあ日記でならレスポンス求めるわけでもないし
ええかなぁって

要はそれほど僕にとって本屋というのは
友人のように近しい存在なんやと思います



以下会員限定



最近
僕が昔から足しげく通っていて
優しいおじいちゃんみたいやなあ、と思っていた地元の本屋さんが
潰れてしまいました

ちょっと前、近くの駅前に新しい本屋さんが出来てて
そこはかっこいいビジネスマンみたいな
スタイリッシュな本屋なんすけど
多分そっちにお客さんとられてしまったんやろなと思います

僕はその昔から通っていた本屋さんがすごく好きだったので
ちょっと悲しくなりながら
新しく出来た本屋さんに行ってます

プラスチックの透明な棚に
恰好良く並べられたディスプレイを見ながら
素朴な木の棚に几帳面に並べられていた本たちを思い出して

いっぱいたまってたポイントカード無駄になってしもたな、と
感慨に耽るここ最近です

なくなると忘れちゃうものって結構多くて
あれ、前この場所になんて店入ってたっけ、って
結構あると思うんすけど

そういう意味でこの変な癖は
ちょっと役に立つのかもしれません

僕の心の中にだけ存在する
優しいおじいちゃんの笑顔を
僕だけはずっと覚えとくことが出来るので

はい
ええ話っぽくなったところで
今日はこのへんで

みんなも本屋行ってね
Amazonもええけど本屋もええで

ということで

じゃあの


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69 :グ/ルッペ/ン・フ/ュー/ラー
2019/03/14(木) 00:21

日記バトンと惚気バトン


どうもぐるなんちゃらです。
幕末志士のお方が日記バトンを三個ほど書き上げたようなので報告と、ついでに趣味でやった惚気バトンなど上げておきます。

日記バトンこちらです。

>>50 あゝ、春よ来い。さん
>>51 Fragments. さん
>>52 喪家の狗よ何時吠える さん

もろもろ自由にやらせて頂いたので引用、語りなどなど何か不都合ございましたら遠慮なく捨てアドでポストに投げといてくだされ。
不愉快な思いをさせる意図は一切ありませんので(土下座姿勢)

この日記バトン、本人様にはもちろんのことですが、
この日記のここがいい!!というのを詰め込んだものになりますので
よろしければその日記主以外の皆さんも読んで頂けたら嬉しいものになります。
ワイに好きなもの語らせたらそうそう右に出るものはおりますまい。

というわけでこれ以降は趣味の惚気バトンです。
惚気系のバトン何個やったら気が済むんやろな俺は。

【惚気バトン】
#まずはこのバトンを始める前に恋人へ一言。
たくさん惚気るのでそのつもりで。

#恋人の好きなところを3つ挙げてください。
無限にあるんだが…
暖かいところ、賢いところ、安定しているところ。

#嫌いな所、直して欲しい所はありますか?
(そんなものは)ないです。

#出会いのキッカケを教えてください。
仲間を集める貼り紙に、あいつが反応したところだ。

#出会ってどのくらい、また付き合ってどのくらいですか?
出会って1年、付き合って11ヶ月ほどだな。

#どのくらいの頻度でやり取りをしていますか?またその頻度で満足していますか?
毎日暇さえあれば(超真顔)
満足…どうだろうな、不満はない。が、足りることもないだろうな。いつだって話したいから。

#最長どのくらいならばやり取りをしなくても大丈夫ですか?
一日途絶えたら死ぬ。

#記念日にはお祝いしますか?
一ヶ月単位だとおめでとう言うくらいだ。一年の時は何かしたいな。

#恋人にされて一番嬉しかったことは?
一番は難しいが、一番はじめにされて嬉しくて眠れなかったのは抱き締めて旋毛へキスを受けたことだ。

#最近恋人に「好きだなぁ」と思ったことを教えて下さい。
毎日思っているので今日のことになるが、ふたりでゲームをしたとき、そのあと話したとき、寝る前。
明日起きた時も、好きだなぁと思うんだろうな。

#恋人に言われて嬉しい言葉は何ですか?
基本的にはなんでも嬉しいな。
名前を呼ばれると嬉しいし、気持ちを言葉にされたら嬉しい。

#恋人にして欲しいことはありますか?
休んで欲しい(マジレス)

#ふと抱きしめたくなるときはどんなときですか?
いつもだが、そうだな。後ろ姿、だな。
何か作っているとき、仕事してPCに向かっているとき、料理しているとき。まるい後ろ姿を抱き締めたくなる。

#喧嘩はしますか?仲直りはどちらから?
しない。

#独占欲はありますか?束縛したいですか?また相手に束縛されたいですか?
あるなあ。束縛はしない、冗談で言うくらいだな。

#大切にしているものはありますか?
たくさんある。貰った絵も、言葉も、写真、絵姿も。
全て大切だ。

#恋人を色、動物、花に喩えてみて下さい。
色は赤だが、人柄は夕空のようだ。暮れ行く夕焼けの暖かさと、忍び寄る夜の鋭さがある。
動物…豚だな…。人柄はゴールデンレトリバー。賢く優秀な犬だ。
花は…そうだなあ、ロマーシカと言いたいところだが、ひまわりにしておこう。「あなただけを見つめる」。

#恋人には自分、自分には恋人しかいないと思いますか?
当然だ。

#二人の関係を一言で表すと?
鴛鴦、と言われたな。

#今の関係に満足していますか?
している。ずっとこのままでありたい。

#ここだけ恋人になりきって、恋人を自分に見たてて愛の告白をしてみて下さい。
これはまあ、俺も俺であっちのグルさんの恋人なんでね、難しい事ちゃうで。最近会っとりませんねぇ、また話したいわ。
ほんまに、なあ…もうあんたしか見えへんのや、愛してます、俺の、グルッペン。

#これで質問は終了です。答え終わった今、恋人に伝えたいことを一言で。
どうだ、死ぬほど惚気ただろう。ふふん。


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68 :グ/ルッペ/ン・フ/ュー/ラー
2019/03/07(木) 23:56

恋に落ちる音がした


砂糖が足りないだと!?
よおし任せろ俺が沖縄から産地直送したサトウキビをごりごりごりごり削って辺り一面にぶっかけてやっからな!!!オラオラ日本国民全員メタボリックシンドロームになるんだよぉ!!

はい。というわけでゲロ甘担当、げろっぺんふゅーらーです。改めましてお久しぶりです。
ここ最近糖足りてねえな!!脳にブドウ糖ぶっ刺してこうぜ!リポDとシュークリーム最高!!!てな感じで思考がぐるぐるしてきましたので勇んで出てきてしまいました。
異世界で脳がやられているわけやな。しょうがないね。
そんな感じで、えー、お薬案件だの言われる前に本題いきます。

3月5日はトン氏と出会って一年の記念日でした。
それに因んだお話をひとつ、しようと思います。お察しの通りゲロ甘いです。
お付き合い頂けたらこれ幸い。


# 「恋に落ちる時の音は、どんな音?」

友人に聞かれたこの問いは、この日記を書くにあたっても非常に大きな影響を与えた話だ。


それは水滴が落ちるような音だった。
静かで透明な湖に、新緑の葉から朝露が落ちる時のような。
たった一滴、落とされたそれに湖は揺らぎ、そうしてもっと欲しくなって、落としたやつを湖の中に引き込んだ。

そんな想像をしたと話したあとに、俺はあいつはどんな想像をするのだろうと思って聞きに行ったのだった。

「水たまりを歩いてたと思ったら、知らないうちにどんどん深くなっていって、最後には頭の先まで、どぽん、って感じやろか。」

――補足として付け加えておくと、その答えは俺の想像した「音」については、一言も話していない状態だったのだ。

この答えに心の締め付けられる思いを持ちながら俺の想像した音について話すと、あいつもまた驚いた様子をしていた。

こんな、
こんなほんの小さな質問で、こんなにも大きな幸せ感じることを、誰が想像しただろうか。
息苦しいほどの、泣きたくなるほどの幸せを、一体誰が予想していただろうか。

浮かされたような心地で笑い合い、ふたりっきりの水の底だと例えたものだった。

一年前、そんな音を聞いて。
それからずうっと湖の中、居心地の良いその場所で私達はふたり、揺蕩っている。
いま聞こえるのは、安らかな湖のせせらぎ、それと楽しげな笑い声。


それは私達ふたりの、特別な、幸せの音だ。



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67 :グ/ルッペ/ン・フ/ュー/ラー
2019/02/26(火) 14:52

改装終了と今後について


改装が終わりました!!!

そんなに変わってないですね。はい。元々ただ戻すだけのつもりでしたが、ちょっと三日月入れたくなってしまったが故に作業が遅れる遅れる・・・。
スマホから見るとズレてる気がしないでもないですが・・・まあ・・あの・・・デザインということで(疲弊気味)

さてさて、私へ名義が戻ってきましたのでね。この日記始まって以来初めての通常運行ができそうです。
今後は惚気を主軸に置きつつも、その時々で書きたいことを書きたいやつが書きたいように書くつもりです。
特に何々作戦だ、何々企画だ!と銘打つわけではないということですね。

またクッソ長くなるんやろうなと思いますが今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ちなみに一ヶ月弱の間に間に7,8本程度書きためてたんですが私で書いた日記をもう一人の私が冷静に判断したところあえなく全ボツになりました。(超真顔)
なんでかにゃあ・・・悲しいにゃあ・・・。

空いているページもありますので、そちらでは本棚に入れてくれている方に向けてお礼と一緒に自作のバトンをやっていこうと思います。
簡単になんですけど作ったんですよ。貼ってしまいましょう。ばばん。

#日記バトン
あなたの推したい日記を思い出しながら答えてください。
何回でも使用可能。

>■語りたい日記のお名前をどうぞ。

>■その日記はあなたにとってどんな日記ですか?

>■その日記のどういうところが好きですか?

>■一番好きな記事とその理由を教えてください。

>■日記を書いている人に伝えたいことをどうぞ。

>■次の回答者を5人

誰かな、あいつバトンのパクリとか言ったやつ(震え声)
私がやりたくて作ったものではありますが、フリーなので好きに持って行って、どうぞ。
答えるの楽しみなのである。ワクワク。



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66 :坂本龍馬
2019/02/01(金) 19:25

あとがき的なもの


さて、これにて名義を返上したいと思います。
書きたい時にまた書くでしょうが、もうこの日記の持ち主の名前は僕ではなくなりますので。
思いの丈と僕のやりたいことをがむしゃらにぶつけるような日記でしたが、読んでくださった方がいれば本当に、ありがとうございました。

本音を言えば、こんなにも赤裸々に書くことはとても恥ずかしく、恐ろしいものでした。
今でも恥ずかしいし、恐ろしいし、消してしまいたくなります。やっぱりこれも失敗だったんじゃないかと思います。

けれど、西郷さんこれ大丈夫かなぁと不安げに問いかけた声にやはり、「いいんじゃないですかねぇ?」と返ってくるので、
僕はそれだけを信じていこうと思うのです。
なにより、西郷がいてくれる日々をこうして記すことはとても楽しいことですから。

これからも僕はたくさんの日記を書くと思います。
いろんな姿で、時に面白おかしく、時に真剣に、あいつとの日常を書き記すことでしょう。

それを少しでも読んでくれる人が楽しんでくれたらいいと思うし、
やっぱり、なによりも西郷が喜んでくれたらいいなと思います。

そういうことで、これからもよろしくお願いいたします。
またいずれ、お会いしましょう。

君への愛は。
          ―― fin.



…あ、そうそう。
確保しているページは私信と、僕が勝手に好きな日記を語るだけのページにしたいと思ってます。
書き終わったら新規の日記で目次作ろうかなあー…
そんな感じでちょっと交流が出来たらいいなと思ってます。ゆっくりペースにはなると思いますが、よろしくお願いします。



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65 :霧崎鋭
2019/01/31(木) 21:17

9.君への愛は。


沼は深くなる一方だった。

たまたま、不慮の事故で落ちてきたような、きらきら光る宝箱みたいな奴をこんなところに閉じ込めておいていいわけがなかった。
もっとちゃんと然るべき場所で勇者に拾われて、誰のことも守れるようなたくましい手に鍵を持ってもらったほうがよっぽどいい。
主人公でもない、悪役にすらなりきれない、僕みたいなピエロが持っていていいものじゃない。
その方が僕のためで、――その方が、この人のためだと思った。

でも、もう遅かった。
離す方法がわからなかった。
この人のいない僕はもう僕じゃなかった。
この人がいて、隣で笑ってくれることがただひとつ、失敗ばかりの僕が手にした生き甲斐だった。

そうだ、この人を引きずりこんだのは僕だ。こんなに綺麗な宝箱を深く深く、他の誰にも触れられないように隠したのは僕じゃないか。
深くて重たくて底がない、沈み込んでいくばかりでもう、髪の一本も逃がしてやれない、

君への愛は、
僕の心の全てだった。

どうしたらいい。どうしたら。僕はこんなことをしていい人間じゃないのに。
幸せに出来る保証もない。大した甲斐性もない。
僕は沼みたいな心の持ち主で、
僕は失敗ばかりのクズ野郎で、
僕はできそこないのピエロで、
僕はなんにもできない子供で、

僕は、


僕はきっと、お前の一生ごと引きずり込んでしまうんだ。


濁っていく音がする。
真っ黒な何かが重くのしかかる。身動きがとれない。苦しい。何も言えない。どうしよう。何か言わなくちゃ。だめだ。待たせてる。ごめん。違うんだ。言えない。言わなきゃ。どうしよう、どうしたら。情けない。苦しい。どうすればいい、誰か助けてくれ、誰か、



「いいんじゃないですかねぇ」



……は?



「いや、だから、いいんじゃないですか。私あなたのこと好きだし。何か問題ある?www」



――あの日、そいつは。
深夜を通り越して空が白み始めた頃、ようやく零せた苦しい吐露に軽い調子でそう言ったのだった。



ああ、
……ああ。
なんだかもう馬鹿みたいだ。僕が悩んでたことって何だったんだろう。何だよこのゴリラ。何をそんなに軽い調子で言ってくれてんだ。僕たちがやってた事はたかだかお遊びの世界で、それでなんで、お前はそんなことを軽く言えちゃうんだよ。割と真剣に言っただろ僕。
でもきっと、こいつは本気なんだ。一緒に地獄に落ちてと言ったら、軽い調子でいいですよと言って笑うんだろう。
それならもう、誰にも、何にも、許されなくたっていいのかもしれない。僕とこいつがずっと笑い合ってさえいれば、それでいいのかもしれない。
難しく考えなくてよかったんだ。だってお前はそれで幸せなんだろ。僕も幸せだよ。
それ以上も、それ以下もなかったんだ。

そうしてそいつと共に眠ったのはすっかり夜明けが来てからだった。



あの日から変わらず、僕の心は沼のようだ。

ヘドロみたいなそいつは、ぬるま湯ほどの温度で僕らを包み誰も触れることの出来ない場所へと閉じ込めている。
何も生み出すことはなく、ゆっくりと腐っていくだけの柔らかく無機質なその場所で、僕らはふたりきりで今日も過ごしている。

僕もあいつも相変わらずだ。

失敗する僕を慰め、
仮面を被る僕を笑い、
仮面の奥の僕を抱き締め、
子供みたいな僕とはしゃぎ回り、

そんなあいつを見て、僕も笑う。

それはきっと生産性のない、破滅しかない心中ルートなんだろう。
傍から見ても、僕から見ても、きっとあいつから見ても。
でも、それがなんだってんだろう。

どんな道であれ。
僕のとなりにこの人が居てくれさえしたら、それが僕らの花道だ。



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64 :霧崎鋭
2019/01/30(水) 10:55

8.僕の心は。


僕の心は、たとえるなら沼に似ていた。
海みたいに深くない。湖みたいに綺麗でもない。汚くて底がなくて、身体にまとわりつくヘドロみたいな沼だ。

それもそのはずだ。
失敗ばっかりの人生だった。
何にもしなかったら何にも返ってこない。何も気にしなかったら誰も気にしてくれない。そんな当たり前のことに気付くのが僕は遅かった。
誰からも相手にされなくなって、滑稽なあだ名をつけられ、床に筆箱を落とされた僕がようやく覚えたことと言えば、仮面を作ることだった。

明るく振舞えば、
見た目を整えれば、
面白い発言をすれば、
得だと思われる存在になれば、

どうにか人と付き合えるんじゃないかって思って、必死に作った仮面に隠れてやり過ごしていた。
仮面で過ごすことは、疲弊する心はあれどそれなりに楽だった。また馬鹿にされるんじゃないかって裏側で震える自分なんてものを人目に晒さずにいられるから。

けれどそればっかりを続けていたせいで、いつになっても本当の僕はまるで子供のままだった。

嫌なものから目を背けて、
出来ないことから逃げ続け、
なんとかしてくれる誰かに甘えて、

そうしてここまで生き延びてしまった。
毎日仕事に行って、適当な作り笑いとそこそこの成果でなんとか自分の面倒だけを見て、成し遂げる事もなく天国にも地獄にも行かず、いつか消えるんだと思っていた。自分はそれくらいの価値の人間だと思っていた。

けれど、ある日。

どぼん、って音が聞こえた。沼に落っこちる馬鹿な奴がいたんだ。
そいつはこんな所に落ちたというのに平気そうに笑っていた。こんなに汚くてどろどろな所なのに、楽しそうに幸せそうにずっと笑っていた。
そいつと過ごす毎日は僕にとっても楽しいものだった。気付けば僕らは寝床すら沼にこさえて過ごしていた。
幸せだった。

遠くで桜の蕾が綻び始める頃、そいつがちょっと自信なさげに何かをちらつかせたので勢い任せにぶん取ったことがあった。
何だろうと思って手のひらを広げてみれば、それは小さな、今にもなくしてしまいそうな鍵だった。

大切にしようと沼の奥底にしまいこもうとして、


僕は気付いてしまった。


大切にだなんて、



――こんな僕が、そんなこと、していいの?



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63 :坂/本/龍/馬
2019/01/29(火) 11:32

7.メンタルバランサー西郷隆盛


しばらく間が空いてしまいました、本当にすみません!!
記事自体はほとんど書き終わってるしまあ一月前半で上げ終わるだろへへんとタカをくくっていたらこのザマです。何が一月前半辺りを目途に、でしょうか。あれよあれよと書きたい記事が増え、その割にラジオだのなんだので時間もなく…はい、おっしゃるとおり言い訳です。
そんな感じで見通しも甘ければ計画性もない、いつも文字数で追われに追われている僕でありますのでさっさと本題に行きたいと思います。これだけ書くのに何文字使ってんの僕??

今日は僕がメンヘラですよというお話です。
今日も元気に各方面に怒られかねん話をします。お前いい加減にしろやという罵詈雑言はどうぞポストにお投げください、僕がちょっとゾクゾクします。嘘です。

そもそも論にはなりますが、日記を書くという行為を積極的にする人間というのはわりと情緒のブレている人間が多いと思うのです。
(もちろんこれはここで日記を認められている皆様をディスっているわけではありません。盛大なブーメランであり、またある種での褒め言葉です。揺らぐ感情が想いのこもった文章を生むものだと信じております僕は。)

僕の場合、その情緒のブレが具体的にどういうところかと言いますと、そうだなぁ、西郷が帰ってきたら手を洗わせないと気がすまないとか、街中で奇声発しちゃったりとかかなぁ。それっぽく言うと不安からくる強迫観念、思考と行動の剥離でしょうか。
そんな風に情緒が荒れた時こそ、日記というツールは最適なわけです。今でこそ多少は人に見られることを意識し日記を書けるようになった僕ですが、昔は本当にただ頭の中に浮かんだことを書き散らしていたものでした。いやね、マジで僕、7年くらい前かな…お前いい加減にしろやっていう内容の手紙貰ったことあるから。ほんとに。やばいでしょ?

そんな僕でありますので、精神面でかなり安定感のある西郷さんとは正反対です。
たびたび彼の言う、日記に書くことがないというのはその必要がないということなのだと思いますが。

日記を書く必要がない人生、ですか。
二つ日記を持ち、かように文字数いっぱいまで書き散らしている僕にとってそれは時に、幸せで満たされているかのように映るのです。

あんまりこういうことは書かないようにしてきたんですけれども。
あれだけ普段幸せだと、西郷さんが好きだと叫び、それが真実であるにも関わらず、些細なことで卑屈に陥り、言い知れぬ不安を抱える程度には僕は鬱っぽい人間です。

いやーメンヘラだよね!
まあでも一応申し上げておきますと診断を受けるまでに至ってはおりませんし、今現在、社会活動においてもかろうじて問題なくやれてます。思考の面でそのケはあるなという話です。
(じゃあお前メンヘラじゃねーじゃんというお言葉はごもっともです。便宜上メンヘラと言っているだけで、実際そういう部分を抱えた方々をディスったりする意図はもちろんありません。)

でもね、西郷にも全くそういうところがないわけじゃないと思うんですよ。西郷に限った話ではないですが、不安になったり、眠れなかったり、嫌なことあったり。誰にでも起こりうることでしょう。

ただそういう時、これは全く馬鹿にする意図ではなく、西郷さんって「考えない」ということができるんですよ。

僕にはこれが難しい。なんかあったとき一人だとすーーーぐああどうしようどうしようってなります。頭の中がハイパー高速回転します。
西郷はまあいっか寝て忘れよう!って切り替えられるんですね。ここの違いだと思います。

そんな西郷と話してると、ぐるぐるかき混ぜて濁りきった思考がどっかに落ちていきます。
残ったことといえば、ああやっぱ西郷好きだなぁ僕も眠くなってきたよ一緒に寝よう、なんてものです。
そんな西郷を僕も見習っていきたいなぁといつも思うばかりです。
あいつがダメな時は、僕が支えたいですしね。

極力こういうことを書きたくなかった僕ではありますが、それでも書かなければ次の話が出来ないなあ、と思いまして。
それを最後の記事として、ようやっとではありますが、名義を返そうと思います。
いやー、随分長居をしてしまいました。
広げた風呂敷を畳んで、西郷と一緒にオサラバするのです。じゃがいも作ろうね、西郷さん。


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WHOCARES.JP
50 :坂/本/龍/馬
2018/12/29(土) 17:31

春を呼ぶ彼の人の


どうも坂本龍馬です!今日もこの坂本のお相手をどうぞよろしくお願いいたします。
バトンをやりながら私信を送る企画第一弾!
今日語るべくはこの方です。

あゝ、春よ来い。さん
恐らくこの人が一番に本棚に入れてくれたんじゃないかな?
本当にありがとうございます!いつも読ませて貰ってます。別冊ではお祝いの言葉なんかも頂いていて恐縮な限りです。

春よ来いさんの日記、僕本当に好きでねぇ、僕が読み始めたのはすでに6、70ページ綴ってあったんですが、前の記事もほぼ追いました。
ちょっとメタですけど、キャラクターの使い分けっていうんですか?完璧なんだよね!完成度高いなっていつも思います。軍パロたまんねえなオイ!ってことで日記バトンいきましょう。

#日記バトン
あなたの推したい日記を思い出しながら答えてください。
何回でも使用可能。

>■語りたい日記のお名前をどうぞ。
あゝ、春よ来い。さんです。

>■その日記はあなたにとってどんな日記ですか?
僕むかし、新聞読むの好きだったんですよ。新聞のニュースとかはあんま興味なかったんですけど、下の方のちっちゃいコラム読むのが好きで好きで。天声人語とか。
更新比率が高い春よ来いさんの日記はそれを読む感覚に似てます。
今日は何が書いてあるだろう?ってワクワクするんですよね!

>■その日記のどういうところが好きですか?
全部好きなんだけどねぇ、ひとつ言うと、どの記事で世界観が構築されてて、かつ、とても優しい人柄が出ているところです。
色んな姿で書かれてるじゃないですか?それを自分なりに取り込んでモノにしてるんだよね!っかー!リスペクトしちゃうよね。

>■一番好きな記事とその理由を教えてください。
>>>5.86のグルッペン・フューラーさんの記事が好きです。軍パロって、いいよね!!
>「「最近楽しそうですね、フューラー。」」
>「今晩未明、神さま焦土を抱く」
>「要所で纏めると10行にも満たずに終わりそうな言葉を何故俺はこんなにも連ねてしまうんや。」
ッハ~~~~~好き~~~!!!よだれ出ちゃう!ズボン下げちゃう!嘘です!
こんな…何?かっこいいじゃないですかぁもう…好き…理由?かっこいいからです…あと三行目の引用はすごくわかるなって思います。でもそれが日記ですよね。

>■日記を書いている人に伝えたいことをどうぞ。
好き勝手書いてしまって本当にごめんなさい。嫌な気持ちにさせる意図は毛頭ありませんので、もし何かあったらご一報ください!
これからもずっと応援してます。

>■次の回答者を5人
一律アンカーでお願いします。


51 :坂/本/龍/馬
2018/12/29(土) 17:32

欠片を集める彼の人の


どうも坂本龍馬です!バトンをやりながら私信を送る企画、今日は僕の数少ない友人の一人である彼の日記について。
最近は元気がなさそうなのでちょっと心配です。無理はしないでくださいよ。ということで。

Fragments.さん
お引越し前から仲良くさせていただいてます。
本棚入れてくれてありがとうね!

彼の書く日記は本当に良いんですよ…。僕と一緒で精神的な揺らぎは大きいほうだと思うんですが、それでありながらも、その姿らしく日記を書こうとする姿勢が僕は大好きです。
彼と描写回ししたいなとずっと思いながらできてません!したいです!

#日記バトン
あなたの推したい日記を思い出しながら答えてください。
何回でも使用可能。

>■語りたい日記のお名前をどうぞ。
Fragments.さんです。

>■その日記はあなたにとってどんな日記ですか?
感動した日記でした!
お引越し前の話になってしまうんですが、僕こう見えて結構日記見る目厳しい…というか苦手な内容があって読めないっていうパターンがままあるんですね。(あ、ここにある日記さんでは全然そういったことないです。)
それが全然なくてスルっと読めてしかもすごく内容も良い日記で。
今でこそありがたくもこういった場所があって、僕の好きな実況者さんたちの日記もたくさん読めますが、前はそんなことなかったので、あの時の感動はひとしおでしたね。

>■その日記のどういうところが好きですか?
一言で言うのが難しいんですが、きちんとその姿らしくありながら、非常によく感情の乗った文章であるというところでしょうか。
彼自身の「揺らぎ」が扱う姿と融けあって一枚の作品になっているような、そんなイメージです。

>■一番好きな記事とその理由を教えてください。
>>>52.61です。軍パロが好きなのはお察しですね。かっこいいじゃんかぁ!!
僕が思う彼の魅力がこの短い文章に詰め込まれているのです。言いたいことがわかりやすく、端的で、でも鮮明です。文章力の高さが成し得る技でしょう。
>「腕吹っ飛んでも脚もげてもきつい拷問受けても泥啜って這いずり回っても生きなあかんねん。」

……ッッ痺れるよなぁ!!!!

>■日記を書いている人に伝えたいことをどうぞ。
快く許可くれてありがとうね!
読み返すのが楽しくて、前の日記もまた読み返したかったなーなんて思いました。ログないの?(遠慮がない)
書きたいネタたまってるって教えて貰えてまた楽しみが増えました。次は誰で書くんだろうなぁ、わくわくしながら待ってます。

>■次の回答者を5人
一律アンカーでお願いします。


52 :坂/本/龍/馬
2018/12/29(土) 17:32

話を紡ぐ彼の人の


どうも坂本龍馬です!バトンをやりながら私信を送る企画、本日はずっと送りたかったあの方です。

喪家の狗よ何時吠える さん
書き始めてすぐ本棚に入れて頂いたと記憶しております。私信もいただいていて、本当ありがとうございます!返すのが遅くなってしまってすみません。以前から読んで頂いていたようで、本当に恐縮な限りです。
本棚のところに添えられてる一文が嬉しくて嬉しくて、何度も読み返してます。

いやね、この方の日記センスも本当すごいんですよ。
特別なcssとか全然使ってなくて、どの端末からも見やすいのに超カッコいいんだよね。配色センスとか文字の並べ方が整ってる。
そして本文もね!ちょこちょこ他の日記さんに触れてくれてるこのさりげなさ!!
一言ずつで語るセンスのよさが僕にはないもので、羨望のまなざしで見てしまいます。

#日記バトン
あなたの推したい日記を思い出しながら答えてください。
何回でも使用可能。

>■語りたい日記のお名前をどうぞ。
喪家の狗よ何時吠える さんです!

>■その日記はあなたにとってどんな日記ですか?
憧れの日記です!僕は10月はじめくらいにこの日記板を知って、わーこんないいサイトあるんだあって思いながら読んだ日記だったんですごく印象に残ってましたね。
表紙から何から恰好良くてこういうのいいなぁ真似したいなぁって思ってました。全然できませんでした。お察しです。

>■その日記のどういうところが好きですか?
色合いや文字の並べ方、デザインセンスが好きなのは前述のとおりとして、
本棚に一言添えられてる一言が好きです!
僕のこの日記について、なんて書いてあると思いますか?

「焦がれた声に恋する話」

ですよ。
こ ん な 格 好 い い 説 明 文 あ る ???
僕が百篇ひっくり返ったって出てこないですよこんな言葉。すごい。

>■一番好きな記事とその理由を教えてください。
全部好きなんだけどなぁー…
こちらです!
思想のお話と小熊ちゃんとのお話が特に好きなのですが、
>「なあ小熊ちゃん、そろそろベッドは一つでいいと思わねえ?」
こんな誘い文句かっこよすぎません?理由は僕だったらイチコロだからです。なんならその場でベッド一個ぶっ壊しますね。嘘です。

>■日記を書いている人に伝えたいことをどうぞ。
私信にありましたお言葉「ただ甘いだけじゃあない」…その通りなのかもしれません。
最近気づいたことですが、僕らの関係は甘ったるい会話を交わしながらお互い銃口を向けあっているようなもののようです。
すごいなぁ、行間を読むような、本質を見分けるような、そんな能力をお持ちの方なんだろうなあと思います。尊敬してます。
日記、更新されるといつもワクワクするんです。これからも楽しみにしてますね!

>■次の回答者を5人
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