#終わっちゃった。


さようなら、ぼくの＿＿。



きみとの出逢いは嘘っぱちの関係で。
久々に注がれる睦言も、優しい瞳も、抱き締める腕も、ぼくを呼ぶ声も＿＿くて仕方がなかった。

心地がいいって思ったら、いつの間にかその心地よさを手放したくなくなっていて。
だから期間限定で離れようとしたけれど、そうはならなくて。

沢山紡いだ言葉。
たった一ヶ月と少し、だけれどきっとそれ以上の濃密な時間を、会話をして過ごした。
お互いを一つ一つ紐解いて、きみという、そしてぼくという人間を少しずつ裸にしていった。

わざわざ言葉で伝えていなくたって会話の至るところから伝わるきみの優しさ、脆さ、危うさ、言葉遊びが好きな所、どこまでもお人好しなところ、全て抱きしめたくなるくらい愛しくて。


そんな会話が出来る人は滅多に居ない、なんて。
自分が僅かでもきみの『特別』であるかのように錯覚して。

欲張っちゃったよね。
きみの隣に並んで、その手を…指を絡めて握る権利を欲しがった。


けれど、もうきっとその温もりも心地よさも得られることはない。


残ったのは、＿＿兼＿＿という名前の関係。




ばかだね。

何でもっと上手く隠せなかったのかな。

ばかだね、ぼく。

結局、きみに背を向けて出ていくことすら出来ないなんて。


本当…ばかだね。



それでも君は手放したくないなんて、酷い＿＿だね

いつも通り暗めな日記しか綴っていないけれどみんな元気にしてるかな？
うんうん、ぼくが出てくればたちまちみんな元気になるよねっ！良い日和☆

別に普段から仄暗い記事のテンションじゃないからね。
他の記事は、本当にそういう部分だけを拾って凝縮して綴っているだけだから勘違いしないでほしいね…！

あれ、ぼくこの日記で怖いとか思われていたらどうしよう！？

こんなに高貴で美しくて優しいぼくが怖い訳ないからね、怯えないでねきみたちっ！


…と、いうわけでポストを用意してみたから、もし何かあればそこから遠慮なく声を掛けてね。
流石に日記に鍵をかけろ、とか言われちゃうと困っちゃうけれど…本棚から外して欲しいとか、そういう事があれば。
後は普通に雑談でも何でも、眠れない！暇！とかでも良いしね。
とはいえ、ぼくも今をときめく売れに売れてるアイドルだからすぐに返信！とはいかないかもしれないけれどね。


そういえば、ぼくの日記を素敵な本棚へ並べてくれている子がまた増えたみたいで…私信も貰っていて嬉しかったね、ありがとう！

私信に関してはきちんと時間が出来たらお返しさせてもらうね…♪



Have a Fantastic Days!

Hiyori.T

本当にきみって、＿＿だよね。


その言葉がぼくの心を＿＿ていくなんて、知りもしないんだろうね。
それとも、……ううん。わざとだとしたら結構効いているから、ここまでもきみの思い通りになるって訳だね。


ああ、悪い日和。




＿＿なんて言葉吐くなら責任をもってほしいね。
適当に＿してなんて、そんな言葉を言いたいが為のきみの＿＿＿になるなんて、こんなに悔しいことってないよね。

そんなにぼくを＿＿て、楽しい？愉快？

ううん。きみがそんな子じゃないなんてことは、ぼくが一番知っているね。



一息に、この心の＿＿＿を止めてくれたら楽なのに。





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プランA：このままで
プランB：さようなら
プランC：＿＿＿＿。

きみはどうしたってホンモノになってくれないニセモノ。

ぼくもいくらねがってもホンモノになれない、ニセモノ。




踏み込んだなら、

訳が分からなくなるまで荒らして

引っ掻き回して

ぼくを諦めさせてくれなくちゃね。



＿せなんて、残していかないで

何だか疲れちゃったね

＿＿になるだけで疲弊していく心



ぼくって、つくづくそういうものに向いていないのかも知れないね。
寂しくなったら取っかえ引っ変えして一夜だけの甘い熱に身を委ねる。それがあっているのかも。



なんて…ね。


心の奥まで満たされないことは、ぼく自身がよく知っている