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┗189.刃生行路(〆)(70-74/78)

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74 :三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2022/07/11(月) 04:21

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連綿と続く営みの足跡の中、人の子に愛され慈しまれ、同様に人の子を愛し慈しんで、俺は神と付くものとなった。
注がれる眼差し、称える声、触れる温もり、語り継がれ書き残される逸話、鋼の身を支えるそれとはまた別の、俺を俺たらしめる芯。その、何と重く熱いこと。
神を作るのは人の子の思い、信ずる心。我らもまた、同様に。

などと、天井の木目とにらめっこしながらぼんやり考えていればもうこんな時間だ。朝だな。
中々寝付けず始まった思考の切っ掛けは、恋仲でもあった刀だ。今もあれは俺の傍に在るのだが、先日、酒に呑まれて正体をなくした。その際ぼろぼろ出てきた言葉があまりに、そう、あまりに神を祀る人の子を思わせるものであったから、もしかすると俺の芯を作るひとかけらは、これの信仰やもと思ってしまい。それから、神が神を作るかと、ひとりで可笑しくなった。

恋仲としては四周年を迎えるに至らず、けれど共に在るようになって六年目。
仮に人の子の記憶から俺の存在が消え去る事となったとて、あれがいる限り、あれが俺を祀る限り、俺はこうして在るのだろうなあと思う。



>>俺が再び帳面を作った暁にはきみの暴露話を投下しよう。決めた。


突然現れたと思ったら、とんでもない宣言を残していったな。

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73 :三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2022/05/29(日) 01:20

#情けない鮭

番の尻に敷かれている、だとかであろうか。

俺が書く話として恐らくお馴染みになってきているであろう本丸内の流行について、最近は謎々と謎解きの盛り上りが凄い。
書籍であったりゲームであったりと切っ掛けは様々だが、何がどうしたのか丁度複数の刀が謎々や謎解きに嵌まり、解くばかりでなく作る方にも手を出したのが幾振りか。
そのうちの一振り、物吉から俺も問題を出されたのだが、未だ解けずにうんうん唸っている。
もし、これを見て答えが分かった者がいたなら、こっそりと教えてくれるだろうか。俺はその答えを手に物吉の元へ乗り込みたく思う。

問題はこのようなものだ。
飯沼殿、浅葉殿、金子殿、当麻殿、八木下殿の五人の武将のうち、一人は敵方の間者(仲間外れ)である。それは誰か、また理由は何か。

俺は初め、飯沼殿か金子殿だと思ったのだが(他三人は植物が含まれている為)どうやら違うらしい。だが考え方は良いようだ、自力でももう少し考えたい。


追記。
礼が遅くなったが、この帳面を本棚に収めてくれたお主に感謝を。

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72 :三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2022/05/19(木) 22:32

#

ふと思い付いたので記録として書いておく。
去った皐月の十七日だが、五、一、七の語呂合わせで恋仲の日なのでは。
しかも丁度、曜日は火曜。
五、一、七、火…こいなか、うん、いけるな。

今日の俺は冴えているやもしれん。

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71 :三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2022/05/16(月) 00:19

#お金はおっかねー

饅頭恐いと似たようなものかな。

掌から溢れ指の隙間から落ちる大事なものを、何とか留めようと足掻いて足掻いて、結局失敗する。
残るのは俺の記憶の中にだけ、どれもやがて輪郭を失う影ばかりだ。
だが、色と温もりだけはぼやけて尚優しく温かなものだから、度々引っ張り出しては大事に仕舞い直すを繰り返して、残った大事を確かめる。

いつか、俺の大事な記憶達が付喪になる日もくるのだろうか。

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70 :三/日/月/宗/近(刀/剣/乱/舞)
2022/05/14(土) 11:44

#眼鏡を外したら目がねぇ

のっぺらぼうの類いか?

うっかり四周年の確保も忘れていた訳だが、一年の間に三頁しか増えていない事実に割りと衝撃を受けている。
蝸牛との徒競走にも勝ち得ない速度だ、何ならば勝てるか…否、そも比較するものではないな。
ともあれこの帳面を書き始めてから四年だ、ついでにこの頁で切りよく七十。もう二十九頑張って、九十九の頁は少しばかり華やかに祝いたいところだ。

各所の俺は件の日より、如何過ごしたろうか。
俺は数日掛けて本丸に在る一振り一振りと面談する事となり、交流の浅い者から深い者まで各々が件の出来事や俺に対し如何様な思いであったかを訴えられ、それぞれと何かしらの約束をひとつ交わすと言う反省の儀を行った。
甘味を食べに行く話から極めて頭打ちとなったのち本気で仕合う話まで、何とも個性豊かな約束祭となったが、神とつく者同士の契約として証書まで作られている。
まずは明日、謙信、小豆と共に飲むパンケーキを食べに行く予定だ。都合が合えば他にも幾振りか参戦するらしい、大きい刀ばかり集まると圧が凄そうだなぁ。
パンケーキが飲めるものとは知らなかったので、とても楽しみにしている。

取り巻くもの、形作るもの、積み重ねてきたもの、先に広がるもの、相も変わらず何もかもが、代え難く愛おしい。

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